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ウミ

2010年08月03日

 この可愛らしい童謡も戦争につながっています。
 今年は戦後65年の節目の年です。
 戦争体験者がどんどんと少なくなるご時勢の中で、忘れてはならない歌なのです。
 この歌が作られた年に日本はそれまでの日中戦争から世界相手の戦いに入るのです。
 この歌をよく
「戦時中にもかかわらず、まことに珍しい夢のある大らかな歌である。それは一年生用の教科書の歌だったからである」
 などと書かれていることがあるのですが、これは全くの間違いです。
 本文にも書きましたが、この歌の3番の歌詞にある、海にお船を浮かばせてゆきたいよその国とは敵国をさしていたのです。
 みな男の子は兵隊になりたいと思っていた時代ですから、その意味では夢のある歌という言い方は間違いではないのかもしれませんが、そんな悲しい事実を知ることによって、この歌を聴くと戦争という名の嵐の時代の教育や子供の心がよく理解できます。
 本質を知ることにより、「間違いを起こすことなく生きて行けたら…」と思うと同時に、今の平和に感謝をしたいのです。

「あの日の歌景色」をライブで!!
合田道人 デビュー30周年記念コンサート

2010年9月9日(木)  道新ホール
詳しくはこちらで

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プロフィール

プロフィール

合田道人
ごうだ みちと。1961年(昭和36年)、釧路市生まれ。高校在学中に渡辺プロダクションからシンガー・ソング・ライターとしてデビュー。翌年数々の新人賞を受ける。その後、音楽番組の構成、司会、CD監修・解説に加え、作詩・作曲など多方面で活躍。著書「案外、知らずに歌ってた~童謡の謎」などで童謡ブームの火付け役となり、「歌う作家」として講演・コンサートで全国をまわっている。
07年4月から北海道新聞で「あの日の歌景色」を連載中。

歌を聴くには

「歌を聴く」ボタンをクリックすると、タイトルの歌を聴くことができます。

歌が再生されない場合は再生ソフト「『Windows Media Player』(無料)」をインストールしてください。ダウンロードするには、下のロゴをクリックしてください。


※録音物の著作権は、北海道新聞社、ミュージック・オフィス合田に帰属します。

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