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肩たたき

2010年06月08日

 この歌の作詞者は西條八十さんです。
 この名前を「さいじょうはちじゅう」と読んでしまう人が多くて意外にびっくりです。
 正しくは「さいじょうやそ」ですが…。
 この先生は「かなりや」という童謡詩にはじめて曲がつけられレコード化された、童謡にとっての記念すべき第一号曲“歌を忘れたカナリヤ”の作詞の先生です。
 これが作詞人生のスタート作品でもあるわけです。
 「かなりや」のほかにも、「毬と殿さま」「お山の大将」などの名作童謡もありますが、西條八十といったら、やはりレコード歌手第一号の佐藤千夜子の「東京行進曲」をはじめとする、レコード産業隆盛期の歌謡ヒット作詞家としての名前のほうが大きいのかもしれません。
 ちょっとだけ、西條作品の代表的なものをあげてみますと…。
 「支那の夜」「蘇州夜曲」、映画『愛染かつら』の主題歌「旅の夜風」や「誰か故郷を想わざる」。
 戦後になっては、かの「青い山脈」だったり、「ゲイシャ・ワルツ」だったり。
 それに島倉千代子のデビュー曲「この世の花」や当時は、“戦後最大のヒット曲”と言われた村田英雄の「王将」と続々出てくるわけでして・・・。
 まさに歌謡演歌の世界の大ヒットメーカーなのです。
 しかし同時に大正時代に作られ、今も忘れられず歌われている、♪母さんの肩をたきましょう…の作詞家である…というのが、またカッコいいではありませんか。
 先日亡くなった吉岡治さんという作詞家の先生がいます。
 代表作は「さざんかの宿」であり「天城越え」であり、ひばりさんの「真赤な太陽」なのですが、彼のデビュー作も戦後を代表する童謡「おもちゃのチャチャチャ」なんですよね。

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プロフィール

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合田道人
ごうだ みちと。1961年(昭和36年)、釧路市生まれ。高校在学中に渡辺プロダクションからシンガー・ソング・ライターとしてデビュー。翌年数々の新人賞を受ける。その後、音楽番組の構成、司会、CD監修・解説に加え、作詩・作曲など多方面で活躍。著書「案外、知らずに歌ってた~童謡の謎」などで童謡ブームの火付け役となり、「歌う作家」として講演・コンサートで全国をまわっている。
07年4月から北海道新聞で「あの日の歌景色」を連載中。

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