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汽車ぽっぽ

2009年08月11日

 以前、クラウンレコードから頼まれて、童謡唱歌による「どうようのりもの図鑑」というCDを監修したことがあります。
 バスや車、船、ボートから回転木馬やそりまで入れましたが、何といっても汽車をテーマにした歌がたくさんありました。
 「線路は続くよどこまでも」や、♪今は山中 今は浜…の「汽車」に、♪汽車汽車 ポッポポッポ シュッポシュッポシュッポッポ…の「汽車ポッポ」。
 そして曲数の関係で、懐かしいこの「汽車ぽっぽ」も選曲しました。
 機関車を普通に見られなくなったこのご時世、子どもたちはもちろん、そのパパママ世代もこの歌を知らないのです。

 しばらくしてこんな葉書が僕のもとに来ました。ある20代のママさんからです。息子さんにこのCDを聞かせての感想でした。
 文面には、「♪なんだ坂 こんな坂……という「汽車ポッポ」という新曲が子供が一番気に入ったようです」と書かれていました。

 この歌を新曲と言われて閉口してしまいましたが、そのときから、こう考えることにしました。
 そうだ! 今歌われていないからという理由だけでこの歌はもう不必要! とCDなどに選曲しないのは今後やめよう! 
 そうです。
 伝える方が伝えようとしないと伝わっていかないのだ。
 はじめてこの歌を聞いてくれた坊やも、そして坊やのママもCDでこの歌をはじめて聞いてちゃんと覚えてくれた、伝わったのです。

歌を聴く


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「童謡の風景」の第2弾」好評発売中

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コメント

合田先生、「十五夜お月さん」のコメントにお返事、どうもありがとうございます。
1ヶ月ほど北海道に里帰りしておりましたが、先日スペインにもどってきました。

どうしんで「汽車ぽっぽ」が掲載されていたとき、七十歳の母が「あっ、この歌知っている!こんなメロディーだったかな、もしかして違うかもしれないけれど・・・」といって、自信なさそうに歌を口ずさみました。
私はさっそく「確かめてあげるね」とこのブログを開いて「歌を聴く」をクリックしました。
「あっていた!」と母は嬉しそうでした。
余談ですが、母が【童謡の風景】の本が欲しいけれど、高いからどうしようと言うのです。
「えっ、高くないでしょう」
「いい本みたいだけど、一万五千円はちょっと・・・」
老眼で1500円を勘違いしていたのですが、母は全ての童謡が載っている完全保存版だと思ったそうです(汗)。

先生の地元北海道の「どうしん」で紹介されて、ブログの閲覧者が増えたとのことで、私も嬉しく思います。
実家の母のようにきっと紙面で見るだけなく、ブログで歌も聴けたらもっと楽しくなると思います。

スペインからですか・・・。
お母様、15000円だと思ってくださるとは、10分の1の値段ですから・・・。
どうぞ買って読んでくださいね。
「汽車」の歌、当たっててよかった。
またお返事下さいね!

プロフィール

プロフィール

合田道人
ごうだ みちと。1961年(昭和36年)、釧路市生まれ。高校在学中に渡辺プロダクションからシンガー・ソング・ライターとしてデビュー。翌年数々の新人賞を受ける。その後、音楽番組の構成、司会、CD監修・解説に加え、作詩・作曲など多方面で活躍。著書「案外、知らずに歌ってた~童謡の謎」などで童謡ブームの火付け役となり、「歌う作家」として講演・コンサートで全国をまわっている。
07年4月から北海道新聞で「あの日の歌景色」を連載中。

歌を聴くには

「歌を聴く」ボタンをクリックすると、タイトルの歌を聴くことができます。

歌が再生されない場合は再生ソフト「『Windows Media Player』(無料)」をインストールしてください。ダウンロードするには、下のロゴをクリックしてください。


※録音物の著作権は、北海道新聞社、ミュージック・オフィス合田に帰属します。

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