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五木の子守唄

2009年07月03日

 民謡を童謡の本に入れるのはいかがなものか? という質問をいただいたことがありました。
 この歌は私の童謡シリーズの第一弾「案外、知らずに歌ってた 童謡の謎」から登場しています。
 子供の唄にはわらべ歌や唱歌、愛唱歌、先回書いた「椰子の実」のようなラジオ歌謡もテレビのアニメソングもあるし、外国曲やクリスマスソングと様々。
 しかしこれらは厳密にいえば童謡とは言えません。
 しかし子どもが口ずさむ歌なのだから“童謡”でいいと私は思うのです。
 「千の風になって」もアンジェラ・アキさんの「手紙」など若人も合唱で歌う歌は童謡と言っていいのではないでしょうか? 
 そうなれば子守唄などは、一番はじめに子供が聞く歌です。
 これだってれっきとした童謡ではないですか?
 とくに「五木の子守唄」は、子供が子守っ娘として奉公に上がり、そこで歌った歌だといいます。
 つまり子供が子供(赤ちゃん)に聞かせる歌なのです。
 子守奉公の辛さが詩になり、今判明するだけでも70種類もの詩があるようです。
 五木村に取材に行った際、役場でその詩をプリントしたものを見せていただきびっくりしたことがありました。
 音丸や照菊といった日本調の民謡歌手、芸妓歌手によって広まったため、童謡というくくりがおかしいのでは? と感じた方も、この話を聞くと納得してくれます。

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*** この作品の歌詞とエッセイは「童謡の風景」(北海道新聞社刊)に収録されています。
本をクリックすると立ち読みできます。

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プロフィール

プロフィール

合田道人
ごうだ みちと。1961年(昭和36年)、釧路市生まれ。高校在学中に渡辺プロダクションからシンガー・ソング・ライターとしてデビュー。翌年数々の新人賞を受ける。その後、音楽番組の構成、司会、CD監修・解説に加え、作詩・作曲など多方面で活躍。著書「案外、知らずに歌ってた~童謡の謎」などで童謡ブームの火付け役となり、「歌う作家」として講演・コンサートで全国をまわっている。
07年4月から北海道新聞で「あの日の歌景色」を連載中。

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