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十五夜お月さん

2009年07月10日

 懐かしい、あまり今聞かない歌ですねえ。
 貧しさゆえに、ばあやに暇を出したり、妹が貰われていったり・・・と、なかなか今の時世では考えられないことなのですが、でもまだまだこういう状況にある国は多いのです。
 現在世界の人口は66億人、世界中の人々が十分食べられるだけの食糧がちゃんと生産されているにもかかわらず、今5秒に一人の割合で飢えのため子供が死んでいるといいます。
 しかし今の日本では食べ残しがそれこそ日常茶飯事。なんと食料の廃棄は年間2000トンだそうで、残念なことに日本の廃棄量は世界ナンバーワンなのです。
 こういった歌を通じて、今の平和に感謝しながらも今の現状を人々に伝えていきたい…と私は思っているのです。

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 昭和38年生まれの私ですが、「十五夜お月さん 御機嫌さん」の部分のメロディーにだけ聞き覚えがありました。
 野口雨情の作詞で「シャボン玉」「七つの子」「黄金虫」はなんとか今にむすびつけられますが、この「十五夜お月さん」は今の時勢とかなりかけはなれた哀しい歌で、いつの間にかマイナーになった童謡ですよね。
 私なりに解釈してみました。

 家が困窮し、まずは母の代わりに面倒を見てもらった雇いのばあやに暇が出された。
 そして口べらしのためか、それよりさらに悲惨な事情か、妹はどこかへ連れていかれた・・・。
 残された女の子がひとり月を眺めて「御機嫌よう」と挨拶する姿が、いじらしく、もの悲しい。お月さん、どこかにいる妹を見守ってあげてくださいという願いをこめ、御機嫌よう。
 星になって遠くにいる母親も今、同じ月を見ているかもしれない。

この歌は掲載されておりませんが、手元にとうに亡くなった祖父から貰った昭和七年発行の「第一私たちの唱歌」があります。
 本譜及ハーモニカ譜つきで108曲あり、作詞は「春の唄」「あの町この町」など野口雨情を初め、北原白秋や西条八十はもちろんのこと、竹久夢二まで。
 哀愁とロマンがミックスされた詩集を読んでいるような気になります。

 今度はどんな歌をとりあげて下さるのか、楽しみです。先生の声で歌つきというのがうれしいです♪

こまちさん。コメントありがとうございました。
「十五夜お月さん」は確かに最近歌われなくなってきた歌のように感じますが、昨年の「童謡の謎コンサート」で戦中から童謡の合唱団でうたっていた禄大桂世さんとご一緒した時、これを歌ってくれました。
情景がよく浮かぶ歌ですね。
「第一私たちの唱歌」・・・すごいご本をお持ちですね。
大切にしてください。
でももう今は生きていない童謡唱歌も多いでしょうね。
先日の「汽車ぽっぽ」の所にも書きましたが、そういうこともあるので、あきらめずに届けていきたいですね。
ご返事遅くなりごめんなさい。

プロフィール

プロフィール

合田道人
ごうだ みちと。1961年(昭和36年)、釧路市生まれ。高校在学中に渡辺プロダクションからシンガー・ソング・ライターとしてデビュー。翌年数々の新人賞を受ける。その後、音楽番組の構成、司会、CD監修・解説に加え、作詩・作曲など多方面で活躍。著書「案外、知らずに歌ってた~童謡の謎」などで童謡ブームの火付け役となり、「歌う作家」として講演・コンサートで全国をまわっている。
07年4月から北海道新聞で「あの日の歌景色」を連載中。

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