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かもめの水兵さん

2009年06月12日

 僕はこの歌をおつくりになった河村光陽さんの娘さん、河村順子さんとお会いして話をしたことがあります。
 なんと童謡歌手の重鎮でありながら僕の「童謡の謎」の本を読んでくださって、小学校の音楽の先生たちの講演に呼んで下さったこともあります。

 ♪あかりをつけましょ・・・の「ひなまつり」の歌も、そしてこの戦中の最大ヒット童謡「かもめの水兵さん」もレコードとして発売したのは河村さんです。
 この歌のレコード発売は、昭和12年、日中戦争が開始された年です。
 河村さんもよくこの歌を慰問や放送で歌ったそうですよ。
 その後、声変わりで童謡歌手を引退し、「歌のお姉さん」としてテレビに登場するのは、昭和20年代の後半になってからですが、この歌と戦争がイコールしているイメージを持っている人は、河村さんだけでなくまだまだたくさんいるのかもしれません。
 考えてみれば、“水兵さん”とはまぎれもなく、兵隊さんですものね。
 可愛い歌だからこそ本質の意味を確かめながら、現在の平和をかみしめたいですよね。
 今の平和を作ってくださった“水兵さん”たちのためにも・・・。

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*** この作品の歌詞とエッセイは「童謡の風景」(北海道新聞社刊)に収録されています。
本をクリックすると立ち読みできます。

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プロフィール

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合田道人
ごうだ みちと。1961年(昭和36年)、釧路市生まれ。高校在学中に渡辺プロダクションからシンガー・ソング・ライターとしてデビュー。翌年数々の新人賞を受ける。その後、音楽番組の構成、司会、CD監修・解説に加え、作詩・作曲など多方面で活躍。著書「案外、知らずに歌ってた~童謡の謎」などで童謡ブームの火付け役となり、「歌う作家」として講演・コンサートで全国をまわっている。
07年4月から北海道新聞で「あの日の歌景色」を連載中。

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