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庭の千草

2009年01月27日

「庭の千草」は新聞で書いたとおり、原曲は「薔薇」、そして日本の唱歌としては「菊」というタイトルで発表されています。

よく、この曲が外国曲とは・・・と驚く方にお会いします。
確かに詩とメロディーがぴったり。
だからこそ、いつの間にかタイトルも「菊」から出だしの、♪庭の千草…と自然に呼ばれるようになったのだと思います。
現在、この歌を「菊」として歌う人は誰もいません。
その作詞者ですが、当時の学校で習う唱歌は訳詞家(作詞家)を公表していませんでした。
ですから戦後、著作権が取りざたされ、唱歌も作者を明らかにするようになったときでも、作者不詳という作品が大変多かったのです。
この歌はアイルランドの作品であることは判明しましたが、作詞者は最初は分からなかったのです。
それが「明治音楽史考」という著書を戦後すぐの昭和23年(1948年)に発刊した遠藤宏氏が、「埴生の宿」の訳詞も手掛けている里見義(さとみ・ただし)の筆跡による「菊」の下書きを発見、それがもとで里見の作品と認められたのでした。


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プロフィール

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合田道人
ごうだ みちと。1961年(昭和36年)、釧路市生まれ。高校在学中に渡辺プロダクションからシンガー・ソング・ライターとしてデビュー。翌年数々の新人賞を受ける。その後、音楽番組の構成、司会、CD監修・解説に加え、作詩・作曲など多方面で活躍。著書「案外、知らずに歌ってた~童謡の謎」などで童謡ブームの火付け役となり、「歌う作家」として講演・コンサートで全国をまわっている。
07年4月から北海道新聞で「あの日の歌景色」を連載中。

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