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証城寺の狸囃子

2008年11月28日

「月の沙漠」と並んで千葉県の歌としておなじみで、とても可愛いくて愉快な歌です。
この歌を作った野口雨情は、千葉県木更津に講演に行ったとき「木更津を舞台にした童謡を作ってください」と依頼されました。
木更津には、あの歌舞伎、それから歌謡曲でもおなじみになった「お富さん」の“斬られの与三郎”の墓なるものが存在します。
一度は雨情も「お富さんと与三郎の童謡を・・・」と考えた。けれどやくざの大親分の情婦の歌は作れなかったとか?

そこでタヌキ伝説となったわけです。
この話はなかなか面白くて、深読みするとちょっと、いやお富さんなんかより、かなり卑猥な裏話もありそうで…。
そこらは「童謡の謎 2」に詳しく書いてあるから読んでいただければ・・・。
ふ~ん、なるほど! そんなバカな! といった感じの話を書いてますから!!

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*** この作品の歌詞とエッセイは「童謡の風景」(北海道新聞社刊)に収録されています。

琵琶湖周航の歌

2008年11月25日

滋賀県の琵琶湖の歌なのに、長野県の諏訪湖にこの歌の碑が建っているんです。岡谷の釜口水門の近くでした。
諏訪に仕事に行って、その帰りに寄って驚いたことがありましたねえ! 
でもどうして、諏訪湖に琵琶湖の歌碑があるのか? 

実はこの歌の作詞者、小口太郎が岡谷の出身だったんです。
太郎はこの歌が歌われる第三高等学校から東京大学の物理学科に進み、電信電話法の開発などに天才的な才能を発揮しました。けれど26歳の若さで亡くなってしまうわけです。

この碑の傍らに建つ小口の銅像と歌碑が建立されたのは昭和60(’85)年でしたが、その碑文は東京大学同窓生のノーベル賞受賞者、江崎玲於奈さんだったのですよ!

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故郷の空

2008年11月21日

 これは童謡の謎シリーズのひとつ、「本当は戦争の歌だった 童謡の謎」の中で取り上げて、そこに付いているCDに新鋭の大竹英二くんのハーモニカに合わせて歌いました。
 何しろほのぼのとしたいい歌で、今でもよくコンサートの一曲として歌っています。
 しかし、今コンサートや講演では必ず、この歌は外国曲であること、そして「♪ゆうぞらはれて あきかぜふき…」の「故郷の空」の歌詞は、原詩に忠実ではないこと。どちらかといえば、同じメロディーで歌われている「♪誰かさんと誰かさんが 麦畑 チュッチュッチュしているいいじゃないか…」の歌詞のほうがより近いことをお話します。
 みんな「へ~」って、喜んでくれる歌です。
 今回はまじめに故郷・北海道を偲びながらピアノで歌ってみました。とても好きな歌です!

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*** この作品の歌詞とエッセイは「童謡の風景」(北海道新聞社刊)に収録されています。

単行本「童謡の風景」を発刊して・・・

2008年11月20日

 昨年の春から北海道新聞で連載している「あの日の歌景色」がとても好評だと言うことで、この秋に「童謡の風景」というタイトルで単行本化されました。
 今年になってから、「この歌はどんなうたですか?」という質問にお答えしながら、歌も録音し、このブログで私の歌も聞いていただけるようになりました。しかし今回、本になった歌のほとんどはこのブログ開設前に新聞に載った歌ばかりです。
 本が発売されて、おかげさまで全国で売り上げが伸びて・・・というのも各地の新聞社で同じ内容の本が、中日新聞からとか中国新聞からとか新潟日報からとかというように10社から発売されているのですが、まだ発売1カ月ほどでたくさんの方に読んでいただきました。そしてそれと同時に、前回と同じように「この歌、どんな節だったっけ?」と言うような質問が、多く寄せられているのです。
 ということで先日ピアノで、本に収録されておりまだ録音していない歌を全部録音しました。
今回の本は春夏秋冬・・・の順に書き並べられていますが、あえて季節のとおり、秋をスタートして冬、春、夏の順番に一曲一曲のエピソードなどを書き添えながら、皆さんにお届けしましょう!
 今までどおり、北海道新聞紙面と連動したブログは掲載日に更新していきます。それと交互に「童謡の風景」分も毎週金曜日に更新する予定ですので、読んで聴いてください。明日、11月21日スタートです。ブログ画面の右側「カテゴリー」から
「童謡の風景」全曲集
を指定していただくと、本に収録したものだけを選ぶことができます。


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こきりこ節

2008年11月18日

久しぶりに民謡を取り上げています。
実際、小学校の時に学校の音楽の授業で教わった民謡はどれぐらいあるのでしょうか? 少なくとも僕はこの民謡を習いましたよ。
数年前にカラオケのヒット曲として「はぐれコキリコ」という歌が流行りましたが、中に「こきりこ節」がアンコされておらず、さびしい気持ちになったことがありましたっけ。

実は10月15,16日に今年いっぱいで閉館する新宿コマ劇場での「歌謡祭」の構成演出、さらに水前寺清子さんと司会をさせてもらいました。昼夜4回公演で全部プログラムが違う、出場者全部で200人というすごい会でした。
フォークの仲間のBOROやダ・カーポから伊東ゆかりさん、雪村いづみさんのポピュラー、五木ひろしさん、藤あや子さん、鳥羽一郎さんの演歌に、大ベテランの岡本敦郎さんやコロムビア・ローズさんまでご出演の、まさに日本の歌の大パレードでした!

その中で“民謡ベースの名歌”と題して、八代亜紀さんに「舟唄」、ペギー葉山さんに「南国土佐を後にして」を歌っていただき、成世昌平さんご本人にも「はぐれコキリコ」を歌ってもらったのですが、今回は「コキリコ節」を歌ってもらいながら登場、「はぐれ~」につなげてもらいました。構成家のわがままを聞いていただき、ありがとうございました!

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旅愁

2008年11月11日

すっかり秋めいてきました。北海道はもう寒くなってきたことでしょう。
♪ふけゆく秋の夜・・・。この歌はどういうわけか、♪夢路にたどるは 故郷(さと)の家路・・・だと思い込んで歌っている人が多いんです。
テキスト、楽譜などにも堂々とその歌詞が書かれているものが多いのですが、実は今回歌った(また、今回の新聞の詩に載っている)、♪夢にもたどるは・・・が正しいのです。
これは作詞の犬童球渓(いんどう・きゅうけい)唯一の著書『球渓歌集 四季』(1936年刊)の歌詞集にもそう書かれていますし、それに加えてよ~く考えてみると、♪夢路に~で、たどる家路~と“路”(じ)が重複していて詩句としては美しくないことにも気づきます。さらに、その部分の、♪故郷の家路~で、一番が終了していると思っている人もほとんどなのです。しかし、そのまま最初の、♪更け行く秋の夜…から、♪ひとり悩む…のところをくりかえして歌うのが本当なのです! 
「大きな栗の~」、そして「旅愁」と、今回は僕のコンサートのピアニストである鳴海周平の伴奏で歌います。

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大きな栗の木の下で

2008年11月04日

先日は新聞に取材していただいた大きな記事も掲載されて、売上も倍増? 
東京ではほとんど売り切れで友達も買えない状況なんですって。
実は本が出てからちょうど一カ月、この歌はどんなメロディーでしたか? 
という問い合わせが多いんですよ! 

そこでこのブログでは、今年の一月から歌も聞こえてますが、
その前に書いていた歌を順次、皆さんに聞いていただけるようにしようと思っています。
どうぞよろしく!

さて、「大きな栗の木の下で」。
幼稚園児や子供たちには大人気の歌ですが、作者不詳の歌でもあります。
詩も「大きな松の~」になったり「小さな栗の~」になったり、「なかよく遊びましょう」のところが「輪になって~」とも「みんなで~」ともなっています。
今日真面目に録音してみましたが、いや~はじめて歌って、うまく聞かせようと思っても無理だなって(笑)。
ちょっと老けた(?)保育士みたいに歌ってみたけれど・・・。聞いてみてくださいね。

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プロフィール

プロフィール

合田道人
ごうだ みちと。1961年(昭和36年)、釧路市生まれ。高校在学中に渡辺プロダクションからシンガー・ソング・ライターとしてデビュー。翌年数々の新人賞を受ける。その後、音楽番組の構成、司会、CD監修・解説に加え、作詩・作曲など多方面で活躍。著書「案外、知らずに歌ってた~童謡の謎」などで童謡ブームの火付け役となり、「歌う作家」として講演・コンサートで全国をまわっている。
07年4月から北海道新聞で「あの日の歌景色」を連載中。

歌を聴くには

「歌を聴く」ボタンをクリックすると、タイトルの歌を聴くことができます。

歌が再生されない場合は再生ソフト「『Windows Media Player』(無料)」をインストールしてください。ダウンロードするには、下のロゴをクリックしてください。


※録音物の著作権は、北海道新聞社、ミュージック・オフィス合田に帰属します。

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