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浦島太郎

2008年09月02日

浦島太郎は昔話の定番です。
今回、新聞で取り上げた京都の浦島神社だけでなく、実は北海道を除く日本全国に浦島伝説は残っているのです。日本だけではなくオリンピックが開催された中国にも、ベトナムなどアジア各国にこれに似た話は残されているのですから不思議な物語です。
僕の「童謡の謎」の中では、ちょっと「こうであろう!」という合田説をまぶしながらのなぞ解きをしているのですが、実際謎解きの旅をした中でこうであろう……という部分を取り上げました。
しかし、あの本がベストセラーになってから6年。今ではしっかり「浦島合田説」が独り歩きしてしまったところもあり、ちょっと閉口していますが、まあそれはそれでしょう。

でも浦島は実に不思議な物語なのです。浦島太郎実在人物説は濃厚と言われますが、考えてみれば、亀の正体(これは女人だという説、また“亀”というと男のシンボルを形容するため、男という説も)、竜宮のありか(海底に沈む青森の古代文化から、諸外国に建てられた日本では見たことのない建物説まで種種)、玉手箱の中身(化粧道具だという説は浦島神社にある玉手箱からの話。最後に煙が出てくることから、けむにまく=不思議が高まる、すべて作り話だ!という説まで)と、ほんとうに謎だらけ。喜劇なのか、悲劇なのかもわかりませんよね。
ところがつじつまが合わないにもかかわらず人気が絶大で、謎解きに興味を抱きながら、これは昔話だ! で片付けているにもかかわらず親から子へと1000年以上語り継がれているのです。すごい不思議だし、まだまだ新事実が発覚して、また本に取り上げる日が来そうな話と歌なのです。
でも、ほんとに♪絵にもかけない美しさ……と歌っているにもかかわらず、絵本には必ず竜宮城の絵は描かれていましたよね。

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プロフィール

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合田道人
ごうだ みちと。1961年(昭和36年)、釧路市生まれ。高校在学中に渡辺プロダクションからシンガー・ソング・ライターとしてデビュー。翌年数々の新人賞を受ける。その後、音楽番組の構成、司会、CD監修・解説に加え、作詩・作曲など多方面で活躍。著書「案外、知らずに歌ってた~童謡の謎」などで童謡ブームの火付け役となり、「歌う作家」として講演・コンサートで全国をまわっている。
07年4月から北海道新聞で「あの日の歌景色」を連載中。

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