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2008年01月29日

 僕のHPのトップページは、11月から雪景色の絵を入れてあります。北海道の皆さんは雪との生活が長いから何も感じないでしょうが、東京にきてからもう24年も経つ僕は、いまだに冬になると違和感がありますね。
 23日に東京は、この冬初の雪をやっと記録しましたが、上京後にすぐ不思議に思ったのが、雪のない冬の暮らしだったのです。クリスマスも雪は降りません。マイナスの気温の日だってもちろんありません。ずっと生まれてこのかた、雪のないクリスマスやお正月を経験したことがなかったから、はじめのころは驚いたね。それに冬休みが非常に短いんです。うちの娘たちは、今年も1月7日が始業式でした。
 はじめて東京に来たときは、子供たちを見て「かわいそうに」と思ったものです。まあ、その分北海道は夏休みが実に短いんですがね・・・。そこで帳尻があっているということを知って、なんだかへんに納得した覚えがありました。
 だから「雪」に関する思いは北海道人を含む雪国の人と、ほかの人とはとらえ方がまったく違うんですね。♪雪やこんこ・・・は、新聞で書いたとおり「雪よ来い来い」がなまったもの、つまり「雪よ降れ降れ」という意味です。北海道はそんな気持ちを天に伝えなくても、ちゃんと雪は降ってきますが、こちらの子供たちは「雪よ! どうぞ降って下さい。天の神様、どうぞ雪を降らせて下さい!」とお願いしなくてはならないというわけです。
 どちらにしても子供のころは、初雪が降ってきたときは、うれしいものでしたよね。「寒くていやだわ」と思うようになってあなたは何年ぐらい経ちますか? 今でも初雪はわくわくどきどきする・・・と感じられたら、あなたの心は子供のように純粋なんでしょう。

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ペチカ

2008年01月22日

 なんとなく北海道生まれの僕にとっては、「ペチカ」は暖炉だということを小さい頃から知っていた気がするんですね。誰かに教わったというか、この童謡も小さいときはよく聞いた覚えがあるんだけれど・・・。これをロシア民謡だと思っている友人に会ったこともあるなあ。
 でもこのごろはこの歌を歌っても「知らない」世代が多かったり、その前にやっぱり「ペチカ」って何ですか? と質問されますね。なんとなくほのぼのとした“いい歌”、なんとなく懐かしい歌です。
 先日BMGから発売になった「歌風景」は、6枚組みのCD-BOXによる童謡愛唱歌ですが、ちょっと変わった選曲、人選にして好評を得ています。僕は今回のために「千の風になって」や「涙そうそう」「少年時代」などをあたらしき童謡、あたらしき愛唱歌といった感じでレコーディングしたのですが、あとのみなさんがすごい! 
 今までのこの手の童謡集はどうしても合唱団だったり、童謡歌手ばかりのセレクトが多くなるんですが、あえて今回は日本の名歌手、名優たちによる童謡愛唱歌集。もちろん由紀さおりさんたちは入っていますが、森繁久彌の「月の沙漠」や「荒城の月」はじめ小林旭、倍賞千恵子、吉永小百合、島倉千代子、江利チエミ、雪村いづみ、ペギー葉山、加藤登紀子、園まり、新垣勉などによるBOXということで喜ばれています。そしてこの「ペチカ」はなんと美空ひばりさんがうたっているものを収録しているんですよ。ぜひ聞いてみて下さい。どんな歌でもちゃんとひばりの「ペチカ」になっていますから。ほかにひばりさんで「赤い靴」「うさぎのダンス」なども選曲しています。

※著作権が保護された作品のため、演奏、録音は控えました。

ゆりかごのうた

2008年01月15日

 僕が監修した「赤ちゃんのための童謡(0~2years)」というクラウンから発売され、長いことヒットしているCDがあります。その1曲目に入っているのが「ゆりかごの歌」です。赤ちゃんを寝かしつけるとき、時代が変わったとしても口ずさみたくなる歌です。“ねんねこ”は、“寝よ寝よ”、つまり“寝なさい、寝なさい”という言葉がなまってできたものと言えますが、普通なら“ねんねん”になるはずです。
「ゆりかごを“木ねずみ”が揺らす……」という場面が出てきます。“ねずみ”がゆりかごを揺らす情景を思い浮かべると、ちょっと不気味な感じがしますが、この“木ねずみ”とは普通のねずみ、“はつかねずみ”や“どぶねずみ”とは違います。 “木ねずみ”とは、“リス”のことなのです。リスがゆりかごを揺らすのだったら、今度はなぜかほのぼのしてきます。全く不気味さを感じないのはなぜでしょうか? みなさんもそう思いませんか?

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一月一日

2008年01月08日

 さて、今年最初に取り上げた歌は、「一月一日」。そうです。♪年の始めのためしとて……です。この歌、お正月には今も歌われるし、「かくし芸大会」なんかでも流れるから、これぞ“お正月の歌”の代名詞ということになるでしょう。でもこの「一月一日」、“いちがつついたち”と読むと思いきや、“いちげついちじつ”と読むのがほんとうなんだそうです。今から12年前に森高千里がシングル「ジン ジン ジングルベル」というCDを出した事があるけれど、そのカップリングにこの曲が入っていました。そしてそのときは“いちげつ”ではなく“いちがついちじつ”というルビが入っていましたが、どうも“いちげつ”が正解のようです。作詞者の千家尊福は出雲大社の宮司で、東京府知事や司法大臣などを歴任した人で、詩人の千家元麿はその長男です。

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合田道人です

2008年01月01日

 新年明けましておめでとうございます。毎週、わが故郷の道新紙面(火曜朝刊)で連載している『あの日の歌景色』。今年も一生懸命に書きますので、どうぞよろしくお願いします。
 『あの日の歌景色』は、毎週だいたい400字でその歌を説明しなくちゃいけないという規定があります。だから400字以上になったら、文章を削いでいかなければなりません。そんな部分、それこそ文章からこぼれてしまった“こぼれ話”を中心にここに書いてみようと思います。1月8日からです。どうぞよろしく! ピアノを弾きながら、歌も歌っています。どうぞ一緒に歌いながら「あの日」に戻って下さい!

プロフィール

プロフィール

合田道人
ごうだ みちと。1961年(昭和36年)、釧路市生まれ。高校在学中に渡辺プロダクションからシンガー・ソング・ライターとしてデビュー。翌年数々の新人賞を受ける。その後、音楽番組の構成、司会、CD監修・解説に加え、作詩・作曲など多方面で活躍。著書「案外、知らずに歌ってた~童謡の謎」などで童謡ブームの火付け役となり、「歌う作家」として講演・コンサートで全国をまわっている。
07年4月から北海道新聞で「あの日の歌景色」を連載中。

歌を聴くには

「歌を聴く」ボタンをクリックすると、タイトルの歌を聴くことができます。

歌が再生されない場合は再生ソフト「『Windows Media Player』(無料)」をインストールしてください。ダウンロードするには、下のロゴをクリックしてください。


※録音物の著作権は、北海道新聞社、ミュージック・オフィス合田に帰属します。

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