ヒートポンプ始動
2008年04月13日
以前からこのブログでず~っともったいぶっていたこと・・・
これまで旅館の「エコ化工事」などと書いておりましたが、工事も無事終わり、やっと運転状態も落ち着いてまいりましたので、そろそろ紹介してみたいと思います。
正体は「ヒートポンプ」
「ヒートポンプ」・・・簡単に言うと、「熱」をくみ上げるポンプ??
地中や水・空気中などにあるわずかな「温度」を熱源にし、さらに高温の温度を作り出す機械・・・といったところでしょうか・・・
今回、大和旅館で採用したものは、これまでストレートに捨てていた温泉排湯から熱を再利用し、浴場の給湯、館内の暖房に利用しようというもの。
仕組みを詳しく説明しますと・・・
かけ流しの浴場からオーバーフローする温泉(約40度)を、一度「排湯槽」にため、排湯槽の中で熱交換によって約25度の熱源水を作り出します。
熱源水(約25度)が「ヒートポンプ」の中で「冷媒ガス」を80度まで上昇させ、水道水(約5度)との熱交換で60度前後のお湯を作る。
というもの。
これまで、大和旅館ではお湯を沸かすために、灯油とガスを使用しておりましたが、そうした化石資源を燃やさないなめ、CO2排出量が年間50%の削減。また、ランニングコストはポンプを動かすコンプレッサーとお湯を循環させるための循環ポンプの動力のみ。近年はあらゆる燃料が高騰していることから、大幅なコストダウンとなります。
ホントすごい機械です。
今回、大和旅館で採用したものは、「温泉を捨てている」という特殊な事例から「水冷媒方式」を採用しておりますが、最近は一般住宅などでは地中熱を利用したヒートポンプによる空調給水システム。空気冷媒のエアコンや電気温水器、洗濯機などは一般家電メーカからも発売されております。
