2年間に渡りお世話になりました。
2009年03月30日
皆様、2年間に渡りお世話になりました。
私のブログは今回が最後となります。
そこで、私が今取り組んでいる活動や今考えていることを皆様にご紹介させていただき、最後のブログといたしたいと思います。
まずは、今私は、「人がかがやく胆振(いぶり)の国」という団体を昨年結成し代表をつとめています。
たとえば、地域には頑固にこだわりを持って畜産や農業を営んでいる人や、そのこだわりから生まれた優れたものを使い、かたくなに手間隙かけて商品をつくる職人がいます。
ブランドというのは「商品」ではなく、信念を持って作り上げる「人」こそがブランドと思います。
そんな本物のブランドを掘り起こし、広めていきたいのです。
とってもいいものを作っているのに宣伝の仕方が分からなかったり、方向を変えたり他のものと組み合わせることによってさらにいい商品に変わることに気付かなかったり・・・。
可能性のあるものを自ら足を運んで探し、情報を集め、知恵と知恵を結び、新たな商品作りを一緒に考えたりする。それが「いぶりの国」というグループです。
最後のブログで紹介するのは、豊浦町の山の中(北海道虻田郡豊浦町字新山梨8343)で地元の特産品であるSPFの豚肉に注目し、ベーコン・ハム・ソーセージなどをつっくている「工房ひぐらしファクトリー」の山口 悟さんです。
どうです? 見た感じ、頑固そうでしょう(笑)??
でも、親しくなると、結構「さぶぅーい」冗談を連発するんですよ~。
(付き合いで笑う私もつらいですけど~。)
名前の由来は、「今日一日を精一杯充実させよう」という気持ちをこめ、「ひぐらし」という名前にしたそうです。
そして、このこだわり人が作る商品がこれです。
特に私はベーコンがとても気に入りました。
なるほどこだわりを持った職人が作り上げたベーコンはうなるほどの美味しさでした。
お勧めの食べ方は厚手に切ったベーコンをフライパンであぶり脂部分がちじみ表面がからっと揚がったところで食べる・・・。
これがまたたまらない。
表面がカリカリで中はとてもジューシー。ぜひ皆さまにも試していただきたい!!
このベーコン、20時間かけて作るんですって。「それじゃー儲からないでしょう」と聞いてみると、「儲からない」と言ってました・・・。
「儲けたくないの?」と聞いたら、「儲けたい!」と言ったので 「よく燻液(燻製の香りをつける液体)につけて手間を省いたり、チップの配合や何やらで燻製にする時間を短縮したりして生産効率を上げられるだろうけど、なぜしないの? 20時間を10時間にするだけで2倍の生産率なのに・・・」と言ったら、「20時間かけるからいいものが出来るんだ」と怒られました。
私も負けずに、「だったら燻製機を大きくして1度に作る生産量をあげたらどうなんですか?」と言ったら、「機械を大きくしてチップの配合をその大きさに調整してもこの味は出ないんだよ。この大きさが一番美味しく出来る大きさなんだ」ですって。
「じゃー、機械を増やしたら! だって儲けたいんでしょー」と言ったら「目の行き届く数には限界がある。少しでも目を放すと良いものが作れないから・・・」
このこだわりよう。
宣伝も下手、商売も下手、こんな人が作った素晴らしい商品を何とか紹介したいですよね。
さらに、普段、商品を作る過程で出来るなんでもないものが、商品として生まれ変わることがありますよね?
実は20時間の燻製を作る過程で出来る脂、これを昨年商品化いたしました。
風味・うまみを十分に吸収したこの脂。炒飯など炒め物によくラードを使いますが、その代わりにこの脂を使ったらとっても美味しいです。
「人がかがやく胆振(いぶり)の国」では、この脂を「ホワイトベーコン」として売り出しました。
最後の最後にもう一つ。私が個人的にこだわっているのがニンジンの葉なんです。
ニンジンの葉の天ぷらって食べたことのある人って少ないと思うんですよね。何人かの人に聞きましたが「ニンジンの葉なんて食べたこと無い」という方が多いようです。
でも、とっても風味があって美味しいんです。
ニンジンの葉って栄養あるのかなと思い調べてみると、せり科なのでとっても栄養が豊富でした。成分によってはニンジンの茎の部分より10倍も栄養があるんです。なのに、スーパーなどで葉が付いたニンジンなんて売ってないですよね。
私は、だったら葉だけを野菜として売れないのかなーなんて素人ながらに考えています。ただ、農家の方に聞くと、ニンジンの葉は、すぐにしなっとなってしまうみたいです。
だけど、なんか方法は無いのかなーもったいないなーと考えています。
あと、ホテルなどで是非このニンジンの葉の天ぷらを出してほしい!
お客さんから「これ何・・・?」て聞かれたら「ニンジンの葉の天ぷらです」なんて言うとビックリされると思うんです。
鮮度を保つのが難しいからこそ、その地域に自然や農業があるからこそ、味わえる味ということをPR出来るのではないかと思うし、これからそれらをどんどん武器にし地産地消につとめていけると思うんです。
「北の野菜畑」というスイーツが作れないかなーとも奮闘中です。
ジャガイモやカボチャに似せたシュークリームの中にイモやカボチャでできたクリームを入れた野菜シュークリームです。
エクレアをニンジンの形にして表面はキャロットチョコ、葉の部分は人参の葉を使ったグリンのチョコ、そして中のクリームは栄養たっぷりの葉を使った健康クリーム・・・いかがですかねー。味も甘いだろうけど、考えも甘いかなー(笑)?
世の中、なんとなく沈んだ雰囲気になっていますが、地元でこんなことを考えていると、なぜか明るい気持ちになって前向きになって楽しくなります。
皆さんの地域でも、もっともっとアイデアを出し合って、北海道の地方を盛り上げていきましょう!!
それでは、皆様、どうぞお元気で!




























