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 知床と北方領土は兄弟だった

2009年04月14日

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 しれとこライブラリーの第8巻「知床の地質」(1890円)があす15日に発売となります。

 1999年に「知床の鳥類」が出てから10年、哺乳類1と2、魚類、昆虫、植物1と2に続くシリーズです。夏ごろまでに「考古」「自然保護」の2冊を出して全10巻で完結です。

 この間、2005年には知床の自然が世界遺産に登録されています。しれとこライブラリーが世界遺産登録を後押しする形になっていて、うれしいですね。

 第8巻は「知床半島の生い立ち」「羅臼岳」「知床五湖」「知床連山」「温泉」などについて、詳しく解説しています。

 知床半島と千島列島は兄弟だそうです。ご存知でしたか。国後島、択捉島と「ミ」の字型に並んでいます。この特殊な地形は、鳥の雁(がん)が一方向に向かって並んで飛ぶ姿に似ているため「雁行配列」と呼ばれています。

 太平洋プレート(岩盤)と北米プレートが衝突して、横ずれを起こして「ミ」の字型になったわけです。地形が良く似ていて、兄弟といわれるゆえんです。北方領土はやっぱり日本の領土なんですね。

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 「この雁行配列は世界でもトップクラスの美しさがあり、世界遺産にふさわしい」と後藤芳彦さん(室工大准教授)が書いています。

 温泉もいっぱいあります。カムイワッカや羅臼、瀬石など自然湧出の温泉が11カ所、斜里、オシンコシンなどボーリングした温泉が7カ所もあるんですよ。1日3カ所回っても、全部入るのに1週間くらいかかりますね。

 知床に初めて行ったのは大学1年のときだから、もう40年前になります。高3のときに愛用のサイクリング車を盗まれて、ヒッチハイクで道北、道東を回りました。

 半島を回る遊覧船で森繁久弥さんの「さらば羅臼よ」(知床旅情の原曲)が流れていました。このあと、根室にいって花咲ガニを初めて食べましたが、1匹50円でした。うまかったな。

 知床は釧路にいたころにも何度か行きましたが、以来30年くらいごぶさたです。シリーズ完結を祝って、この夏にも行ってみたいですね。

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プロフィール

プロフィール

中山 明展 (なかやま・めいてん=通称)
4月12日生まれ、年齢不詳。
北海道おどろきシティー・滝川で生まれ、幼少年期・熟年期は札幌・ススキノで過ごす。
学園紛争で東大受験が中止となり、東京の某私大に入る。1973年北海道新聞社に入り、浦河支局を振り出しに社会部などを回るが、記者時代の実績に乏しく、多くを語ろうとしない。08年6月から出版局長。座右の銘「Dream can do」(赤平・カムイロケットの植松努さんのパクリ)。

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