台風被害から復旧 世界3大山岳鉄道の台湾・阿里山鉄道

2012年12月26日

 世界三大山岳鉄道のひとつとして有名な台湾の阿里山鉄道は、中部の嘉義駅から阿里山駅を結ぶ全長72・5キロの軽便鉄道だ。ほかの二つの山岳鉄道は、南米のアンデス高山鉄道と、インドのダージリン鉄道とされる。

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廃墟に魅せられて③ むかし機関車、いま自転車 勾配緩やかで格好のサイクリングロードに

2012年11月27日

 朽ち果てるままに放置された姿に、往年の様子をしのばせてくれる廃線跡。その一方で、違う用途向けに再整備されたものもあります。特に散見されるのはサイクリングロードでしょう。廃線跡の多くは単線で、普通の道路にするには狭すぎますが、自転車にはちょうどいい幅です。自転車で、急な登り坂が続くとへとへとになりますが、線路跡の場合、急勾配区間でも20‰(パーミル、1000分の20、1000mにつき20m上昇する傾斜の意味)から35‰程度。道路の法定最大勾配12%=120‰と比べ、ずいぶん緩やかです。札幌市民におなじみの「白石サイクリングロード」は1973年に路線付け替えにより廃止された旧国鉄千歳線跡を活用していますし、網走湖-能取湖-サロマ湖を結ぶ網走常呂自転車道は1987年廃止の旧国鉄湧網線跡に作られています。こうした中でも歴史を誇るのが、函館線の納内(深川市)-伊納(旭川市)間の旧線区間に作られた「旭川サイクリングロード」です。


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【写真①】単線だった函館線跡を利用した「旭川サイクリングロード」。旧神居古潭駅から西へ200mほど進むと1897年(明治30年)に完成した神居古潭第一隧道がある。元来はレンガ造りだが、現在はコンクリートで補強されている=2012年10月撮影


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廃墟に魅せられて②~遊具に思う森林鉄道の時代

2012年11月08日

 廃墟とは、先人が作った建造物が役割を終え、打ち捨てられた姿。ところが、世の中には不思議なものがあるのです。わざわざ最初から廃墟として作られた建造物が。写真①を見てください。線路が寸断され、枕木も欠けてしまった廃線跡? でも、どうも違和感が…。それもそのはず。廃線跡に似せてデザインされた遊具なのですから。

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廃墟に魅せられて① ~ 廃墟と芸術の融合 奔別アートプロジェクト

2012年11月05日

 朽ち果てようとしているコンクリートの回廊に転がる、打ち捨てられたパソコンモニターやストーブ…。燃え尽きた灰のように白い事務用いすが、失った主を待ち焦がれるように立っていました。
 久々の更新(ごめんなさい。ご無沙汰しておりました)なのに、いったい鉄道と何の関係が?と首をひねられた方もいらっしゃることでしょう。でも、れっきとした「鉄の風景」なのです。当ブログを見てくださっている方なら想像していただだけるでしょうか。この場所に、貨車がずらりと入線していた、在りし日の情景を。
 このコンクリートの回廊は、ヤマで掘り出した石炭を貨車に積み込むための施設「ホッパー」の下部。かつてはこの床に線路が敷かれておりました。選炭工場を経た石炭は、この上部にあった貯炭場に貯められ、積み込むときは、天井の穴から石炭車めがけて落としていたのです。

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【写真①】燃え尽きたような品々が転がる、コンクリートの回廊。ここにかつては線路が敷いてあった。天井には、石炭を落として積み込むための穴がある

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列車の整備見学や、DMV試乗も JR苗穂工場で一般公開

2012年09月11日

 JR北海道の苗穂工場(札幌市東区)と社員研修センターで9月8日、車両施設などの一般公開が行われました。

 普段は立ち入ることができない同工場が、2年ぶりに公開されたこともあり、午前9時30分の開場から多くの家族連れや鉄道ファンが訪れ、約4200人の来場客でにぎわいました。

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巨大レイアウトに驚き 北大鉄道研究会が模型運転会

2012年06月11日

 6月7~10日、札幌の北海道大学キャンパスで「北大祭」が開かれました。期間中、北大鉄道研究会による鉄道模型の運転会が行われ、寝台特急「北斗星」や「カシオペア」といった北海道ゆかりの列車が、道内最大級のレイアウト上を走り、来場者を驚かせていました。


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<写真1>巨大なレイアウトの北大鉄道研究会のNゲージ

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緑に映える「砂糖列車」 十勝を開拓、鉄路の歴史に幕

2012年05月31日

 JR貨物の帯広貨物駅から日本甜菜製糖芽室製糖所(十勝管内芽室町)までの約5キロの区間を運行する十勝鉄道が、5月31日で貨物列車運行を止め、十勝管内で唯一の鉄道事業から撤退しました。開拓の原動力となった、1923年に会社を設立したこの鉄道は、およそ90年の歴史の幕を閉じました。短い距離ながら、砂糖を積んだ貨車を、赤いディーゼル機関車がのんびりとけん引する「砂糖列車」は、広大な十勝の農地を彩る風物詩。廃止直前、その雄姿を目に焼き付けてきました。

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学園都市線 電化カウントダウン

2012年05月30日

 190万都市札幌の通勤・通学の足として活躍するJR学園都市線(札沼線)の電化開業が、いよいよ目前に迫ってきました。函館本線と分岐する起点・桑園駅から北海道医療大学駅までの28.9㎞、下り列車の場合、51本中38本が電車に置き換わり、残る気動車(ディーゼルカー)13本中9本が電車以上の高性能を誇るキハ201系で、旧来型の気動車は午前中に3本が残るのみとなります。ところで、いまさらなのですが、なぜこの区間を電化することになったのでしょう? その理由をひも解いてみたいと思います。

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JR北海道で間もなくデビュー733系 試乗会に参加しました

2012年05月18日

 JR札沼線(愛称・学園都市線)の桑園駅~北海道医療大学駅が、6月1日に電化するのに合わせ、JR北海道が新型通勤電車の「733系」を導入しました。6月に営業運転を始めるのを前に、5月中旬の試乗会でお披露目された新車両の特徴を紹介します。

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<写真>試乗会の発車を待つ733系(札幌駅)

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道東の大地にたたずむ赤い動輪 サハリンで活躍したD51

2012年05月07日

 せっかくの連休というのに天災に見舞われた黄金週間後半、交通網も各地で乱れが相次ぎました。私は、時折強く降る雨と時折発生する霧の中、道東の大地を家族でドライブしておりました。根釧台地を横断するパイロット国道こと国道243号。釧路管内標茶町虹別から根室管内別海町に入ってしばらく走ったところで、小さな看板を通り過ぎたことに気が付きました。一瞬でしたが「鉄道記念公園」と書かれていたような…。かつて根釧台地を横断していた標津線の駅跡でしょうか。これも一期一会。せっかくですから、引き返して、その公園に向かうことにしました。大粒の雨の向こうに見えたのは蒸気機関車(SL)。先輪1軸、動輪4軸、従輪1軸。デゴイチことD51形に見えますが、何だか雰囲気が違います。SLといえば日本では黒一色が基本ですが、動輪が鮮やかな赤色で塗装されているのです。よく見るとナンバープレートも赤地です。なぜ???

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<写真>駅跡で静態保存されるSL。赤色の足回りが印象的だ

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 どうしん鉄道ブログは、北海道新聞社内の鉄道好き有志や社外の鉄道愛好家の皆さんが担当するブログです。道内外の鉄道にまつわる話題をご紹介。「テツ」分補給にいかが。

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