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【北斗星の日々】2ヶ月ぶり再開一番列車の旅 #3.郡山・那須から終点上野まで

2011年05月28日

乗車374回目●11.5/20発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)

 東日本大震災の影響で長く運休が続いていた「北斗星」、その運転再開一番列車に乗る機会が得られました。
 いつもの「北斗星乗車記」と比べるとかなりのボリュームになってしまいますが、垣間見た現地の風景やいつもと違う車中の様子など、多少なりとも感じ取って頂ければ幸いです。
 >>札幌出発から全部読まれる方はこちらを御覧下さい。
  ~#1.札幌出発から深夜の盛岡手前まで~
  ~#2.早朝の松島・仙台から福島まで~

※今回の記事は個人ブログ「【寝台特急北斗星】水彩色鉛筆画家のリピーター的旅日記」と同一内容です。


~#3.郡山・那須から終点上野まで~

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 車両基地や工場などもある郡山は、貨物も含めて多くの列車や路線が集まる輸送の要衝。
 震災後は不通が続いた東北本線に替わっていち早く磐越西線経由の迂回ルートが拓かれ、ここ郡山に向けて燃料輸送のタンカー列車が多数運転されたのは記憶に新しいところです。
 今朝も駅構内には沢山のタンク車が停まっているのが見えました。

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 郡山発車後、ほどなく進行方向右側には現在も避難所として使われている「ビッグパレットふくしま」の巨大な建物が見えてきます。
 隣接地には仮設住宅らしきプレハブが多数建てられているのも見えました。

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 白河手前、晴れていれば左手に那須連山が望める例の大カーブのあたりで、ちょうど下りのタンカー列車とすれ違いました。
 今までこのあたりですれ違った記憶はありません。
 恐らくは被災地向けの支援列車でしょうか?

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 県境の高い鉄橋を渡って栃木県に入ると、線路敷が突然真新しくなりました。
 勿論ルート自体は変わってはいないのですが、かなり大掛かりな復旧工事が行われた様子が伺えます。
 このあたりはカーブが続き、盛土や切り通しなども多く、しばしば災害に見舞われやすい区間でもあります。

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 昨晩に続き食堂車は売店営業のみですが、「お買い上げになったお弁当を食堂車でお召し上がり頂けます」とアナウンスがありました。
 これはこれで珍しい体験です。
 仙台で積み込まれたお弁当と一緒にお茶を求めると、缶入りのお茶を厨房で温めて、湯飲みを添えて出して下さいました。
 「こんな殺風景ですみません…」とアテンダントさんは恐縮されていましたが、むしろ制約のある中でも出来うる限りのサービスを考えて下さっている様子が微笑ましく、こちらも心温まる思いでした。

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 2ヶ月ぶりの「北斗星」の勇姿を捉えようと、線路際では大勢のファンの方々がカメラを構えておられました。

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 大宮を過ぎると「さいたまスーパーアリーナ」のすぐ脇を通過します。
 ここも一時期、福島方面から避難された方々の避難所として使われていました。
 本当に身近なところにも様々な影響が及んでいたんだと改めて感じさせられました。

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 終着間際、尾久の車両基地を通過する時、留置されている機関車に「がんばろう日本」のステッカーが貼られているのが見えました。
 仙台、福島、郡山と、東北地方を貫いて走る「北斗星」の機関車には最も似合うメッセージかも知れませんね。
 ちなみに上野に着いてから確認してみたところ、今乗ってきた上り列車の機関車にはまだ貼られてはいませんでした。
 車両基地に戻るタイミングなどを見計らって少しずつ貼り付けているのでしょうか?

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 東北地方には未だ徐行区間も残っているらしく、遅延の可能性も予告された上での運転再開でしたが、走ってみれば終着・上野にはほぼ定刻通りの到着でした。
 札幌駅で下りの再開一番列車を出迎えた友人によると、そちらも遅延は僅かに2分との事。
 予想以上に順調な運行状況だったようです。

 空席の目立つ車内はちょっと寂しい様子でしたが、首都圏、南東北と北海道が再び一本の列車で結ばれたのは何とも頼もしい限りです。
 観光需要のみならず、例えば被災地域に向かう人々の足としても、今後大いに役割を果たしてくれる事と期待しています。

 (~#4.補足~ に続く)

  (鈴木周作

 【震災被災者の皆様にお見舞い申し上げると共に、被災地域の一日も早い復興をお祈り致しております】


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【寝台特急北斗星】水彩色鉛筆画家のリピーター的旅日記

【北斗星の日々】2ヶ月ぶり再開一番列車の旅 #2.早朝の松島・仙台から福島まで

2011年05月23日

乗車374回目●11.5/20発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)

 東日本大震災の影響で長く運休が続いていた「北斗星」、その運転再開一番列車に乗る機会が得られました。
 いつもの「北斗星乗車記」と比べるとかなりのボリュームになってしまいますが、垣間見た現地の風景やいつもと違う車中の様子など、多少なりとも感じ取って頂ければ幸いです。
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  ~#1.札幌出発から深夜の盛岡手前まで~

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~#2.早朝の松島・仙台から福島まで~

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 宮城県に入るあたりから徐々に空が白み始めました。
 順調に走り続ける車中にいると震災の痕跡にもなかなか気付かないものですが、線路の様子を気をつけて眺めていると、真新しい砂利が撒かれた補修跡が随所に見られ被害の大きさを窺い知る事ができます。

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 沿線は田植えの時期でしょうか?
 水をたたえた水田の穏やかな風景がどこまでも広がっていました。

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 ほんの一瞬、眼下に見える松島湾のヨットハーバーとJR仙石線・陸前浜田駅。
 ここからでは被害の様子は分かりにくいのですが、帰宅後確認した津波被害の範囲を示す資料によると(※注)、概ねJR仙石線の線路の向こう側まで浸水していたようです。

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 松島湾と線路が最も近付く区間。
 すぐ海側を併走するJR仙石線の線路の砂利が真新しくなっているのに気付きました。

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 上の場所からトンネルひとつ抜けたところで、線路際に取り残されたように白いボートが置かれていました。
 地面には泥が乾いたようなひび割れの痕。
 もしや津波の痕跡か?と上記資料で確認したところ(※注)、やはりこの一帯は線路も含めて冠水していたことが分かりました。
 海岸を走る区間が比較的少ないJR東北本線。
 私が実際に見た範囲に限って言えば、津波被害箇所は恐らくこれが唯一だったと思います。

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 松島から仙台に向かう途中、切り通し区間の側壁が真新しいコンクリートで補強されていました。

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 仙台手前、JR貨物の車両基地。
 沢山並んだ機関車の中には「がんばろう東北」のスローガンが貼られたものもありました。

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 手元の時計で早朝5時、数分の遅延で仙台に到着。
 この駅も甚大な被害が伝えられていましたが、だいぶ復旧も進んだのか、少なくとも車内から眺めた在来線ホームの様子は以前とそう変わらないようにも感じられました。
 それでも、よく見るとホームの一部に補修跡とおぼしき痕跡を確かに認める事ができました。

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 仙台発車後、併走する東北新幹線の高架橋にも確かに数多の補修跡がありました。

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 仙台のひとつ隣、長町駅近くの再開発用地には沢山の仮設住宅が立ち並んでいました。

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 仙台空港行きのアクセス路線、仙台空港鉄道が分岐する名取駅。
 震災報道でもしばしば耳にした地名ですが、津波被害が及んだのはもう少し海側の方だったようです。
 しかし空港が再開された現在でも仙台空港鉄道は被害甚大で引き続き運休中。
 名取駅から分岐する線路も錆が浮いていました。

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 屋根にブルーシートを貼った家は至るところで見られました。

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 県境を越えて福島盆地へ。
 遠目には今までと何も変わらぬ平和な風景ですが…。

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 手元の時計で6時02分、やはり数分遅延で福島到着。
 いつもは「北斗星」到着の後を追うようにやってくる福島交通の始発電車も、今日は逆に「北斗星」よりも少し先を走っていたようです。
 ところが何かアクシデントでもあったのか、2両編成の電車は駅手前の中途半端なところで停まったまま。
 そのうちに線路を走って駆けつけた職員さんが電車に乗り込み、ようやく動き出す一幕がありました。

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 普段と比べても随分閑散としていた福島駅ですが、それでも久々に現れる「北斗星」に向けてカメラを構える方が何人かおられました。
 この先も、きっと駅毎に多くのファンの方々がこの列車の到着を心待ちにされているんでしょうね。

 (~#3.郡山・那須から終点上野まで~ に続く)


  (鈴木周作

 【震災被災者の皆様にお見舞い申し上げると共に、被災地域の一日も早い復興をお祈り致しております】


(※注)津波被害の状況については下記Webページを参照させて頂きました。
「2011年3月11日東北地方太平洋沖地震に伴う津波被災マップ」
 (日本地理学会災害対応本部津波被災マップ作成チーム)
 http://danso.env.nagoya-u.ac.jp/20110311/map/index.html(※PC用)


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【北斗星の日々】2ヶ月ぶり再開一番列車の旅 #1.札幌出発から深夜の盛岡手前まで

2011年05月23日

乗車374回目●11.5/20発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)

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 東日本大震災の影響で長く運休が続いていた「北斗星」、その運転再開一番列車に乗る機会が得られました。
 いつもの「北斗星乗車記」と比べるとかなりのボリュームになってしまいますが、垣間見た現地の風景やいつもと違う車中の様子など、多少なりとも感じ取って頂ければ幸いです。

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~#1.札幌出発から深夜の盛岡手前まで~

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 運転再開のリリースが流れたのがちょうど1週間前の5月13日で、寝台券の発売開始は5月17日の午前11時。
 さすがに少々慌しい出発でした。

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 17時03分、遂に「北斗星」が札幌駅に戻ってきました!

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 TV局などの取材の方々も大勢来られて大変な賑わいでした。
 実は私も某道内民放局のインタビューを受けさせて頂いたのですが、果たして放送はされたのでしょうか?

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 運転再開のリリースでも予め報じられていましたが、今日の上り列車に限って食堂車の営業がありません。
 最初はコックさんが来られないからかな?とも思ったのですが、上野ベースのアテンダントさんも(多分飛行機で?)来札し乗務されていたので、恐らくは食材の積み込みか、厨房機器の都合でしょうか?
 ちなみに下り列車では今日から通常通り営業されるとの事です。

 食堂営業が行われない代わりに、厨房寄りのテーブルに商品を並べて売店として営業していました。
 また、通常通りのワゴンサービスもあり、アテンダントさんは食堂とワゴンでそれぞれ1人ずつ、計2人で乗務されていました。

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 普段は専ら食堂車利用なので、私にとって「北斗星」で駅弁を頂くのは異例中の異例です。
 積まれていたのは札幌駅の駅弁でおなじみの「弁菜亭」さんのお弁当でした。

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 「今日のコーヒーは札幌で落としたんですよ」とワゴンサービスのアテンダントさん。
 いつもは車内で落としているようですが、厨房の機械がまだ暖まっていないとかで、勿論今回限りの措置なんだそうです。
 いま積んで売っているものが無くなったら車内で落としたものを補充する事になりますから、もしかしたら数時間後に頂くものとは味が微妙に違うかも知れませんね。

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 苫小牧あたりから雨が降り始めました。
 登別駅のホームの向こうには、山桜?がまだ綺麗に咲いていました。

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 伊達紋別で上り特急「北斗17号」と行き違い。
 向こうの列車の乗務員さんが、デッキの窓から興味深そうにこちらを覗きこんでおられたのが印象的でした。

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 私が今夜の…というか運転再開後の最初のシャワー利用だったようです。
 乾ききった床は先客がいない証拠、実に気持ちよく利用させて頂きました。
 ちなみにシャワーカードは震災運休とは関係なく、在庫調整の為かもう随分前から「カシオペア」の絵柄のものが使われています。

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 シャワーから出るとほどなく森に到着。
 以前は海側の側線に何台も停まっていた普通列車のディーゼルカーが全く見えないので不思議に思っていたら、ちょうど「北斗星」が動き出す頃になって追いかけるように1台(1本?)が入ってきました。
 もしかしたら運休中に行われたダイヤ改正の影響で、何か車両運用に変化などあったのでしょうか?

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 引き続き売店営業中の食堂車。
 急に決まった運転再開とあってか、そもそも今夜はこの列車自体が信じ難いほど閑散としているので、食堂車を訪れるお客さんも少なくアテンダントさんも少々淋しそうでした。

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 途中数分程度の遅れはありましたが、函館までにはすっかり回復したようです。
 ここからどの位お客さんが増えるのか気になったのですが、私が気付いた範囲では恐らく数名程度…でしょうか?
 ここまで、B寝台車は概ね1両に1~2人。
 ホームから見ると個室でも中に人の気配があるのは大体その程度の割合でしたから、もしかしたら乗車率にすると1割未満になってしまうかも知れません。
 それでも、ホームに降りて機関車交換の作業を写真に撮られている方はいつものように見受けられましたから、やはり運転再開を待ちわびて乗りに来られた熱心なファンの方も結構おられたようです。

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 いつもは大体、函館を過ぎたあたりでパブタイムの食堂車に行く事にしているのですが、今夜はそれもないので、最後尾デッキに立ってしばらく車窓を眺めてみることにしました。
 函館湾から津軽海峡へと続く海沿いの区間、残念ながら函館山は天気が悪くて見ることができませんでしたが、灯台の光がゆっくり動いていく様がしばらくの間見えていました。

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 結局、青函トンネルを通り過ぎるまでずっと最後尾に立ってました。
 新幹線開通に向けての作業なのか、それとも通常の保線作業なのか、時々トンネルの壁際から人影が現れてビックリします。
 たまたま私が気付かなかっただけなのか、入口(北海道側)の目印の青いランプと、トンネル最深部を示す緑色のランプはなぜか見つけることができなかったのですが、出口(本州側)の青いランプはしっかり点っているのが確認できました。

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 手元の時計で23時22分、札幌行きの夜行急行「はまなす」がすれ違っていきました。
 震災後いち早く運転再開となり、「北斗星」運休中も北海道~本州連絡の重責を担い続けてきた列車です。
 既に再開されている「トワイライトエクスプレス」、まずは今夜の下り列車から走り始める「カシオペア」も含めて、これでようやく北海道方面の夜行列車が全て正常に戻ったことになります。

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 青森信号場での機関車交換。
 車内からは見ることはできませんが、ここで先頭には昨年デビューしたばかりの新鋭機関車「EF510」が連結されたはずです。
 「北斗星」運休中は専ら首都圏の貨物列車などを牽いていたこの機関車にとっても、今夜が久々の晴れ舞台です。

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 手元の時計で1時01分、下り「カシオペア」の再開一番列車とすれ違い。
 続いて2時17分、いつもより5分ほど遅いタイミングで下り「北斗星」とすれ違いました。
 東北方面では未だ徐行区間があるとの事で、遅延の可能性も予告された上での運転再開でしたが、とりあえず今のところは「ほぼ定刻」と言っても差し支えない順調な運行です。

 (~#2.早朝の松島・仙台から福島まで~ に続く)


  (鈴木周作

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【北斗星の日々】いよいよ本日、運転再開!

2011年05月20日

 あの震災以来、思いもよらぬ長期間の運休となり、関係者の皆様の御苦労、御心痛は大変なものだったと思います。
 ようやく再開の日を迎えられた事、「北斗星」を愛して止まない一利用者として嬉しく思うと共に、改めて復旧に尽力された皆様に心より感謝と敬意を表したいと思います。

 これからの旅の安全と、被災地域の一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

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【北斗星の日々】2両編成の「北斗星」!? ~運転再開前々日の苗穂工場にて~

2011年05月19日

 いよいよ明日から運転再開。
 関係者の皆さんは今頃どんな思いでその時を待っておられるのでしょうか?

 ところで、我らが北海道日本ハムファイターズは現在札幌で連戦中。
 誰か選手はいないかな~?と、普通電車の車窓から線路際の屋内練習場あたりを覗き込んでいたら、見えたのは選手じゃなくてこの機関車でした(笑)。

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 練習場があるのは札幌~苗穂間の線路北側。
 機関車が見えたのはJR苗穂工場に繋がる引込み線でしたから、工場の入換作業中だったのでしょう。
 作業の様子がどうにも気になり、次の予定を気にしつつもついつい苗穂駅で電車を降りてしまいました。

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 苗穂駅のホームで待つ事しばし。
 先ほどの機関車が「北斗星」客車1台を押して工場の方に戻ってきました。

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 工場の前に客車1台を置いて、ほどなく機関車は離れていきました。
 検査か何かで工場入りする客車を回送してきたようですね。
 ちなみに車両番号までは見えませんでしたが、窓割りから察すると客車は2人用B個室「デュエット」だったようです。

 それにしても、入換作業とはいえ2両編成の「北斗星」…オモチャみたいで可愛いですね♪


  (鈴木周作

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【北斗星の日々】「北斗星」「カシオペア」いよいよ今日から発売再開

2011年05月17日

 既報の通り、本日5月17日午前11時より「北斗星」「カシオペア」の寝台券の発売が再開されました。

 まず発売になったのは運転再開初日5月20日から31日までの出発分。
 引き続き6月1日から18日までの出発分が明日5月18日午前11時から、その後6月19日以降の出発分は通常通り出発日の1ヶ月前午前10時からの発売となります。

 私も早速、発売開始と同時に申し込んだところ、往復とも所望通りB個室「ソロ」が確保できました。

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 (諸事情により乗車日は伏せさせて頂きますことを御容赦下さい)

 正直、今回ばかりは「嬉しい」とか「乗るのが楽しみ」といった感覚ではなく、むしろ一言では言い表せない複雑な思いがあるのですが…
 ともかく「北斗星」23年の歴史の中でも間違いなく大きな節目、そして関係者の方々にとっても大きな試練を乗り越えての運転再開。
 この列車と色々な意味で御縁を持たせて頂いた者として、「けじめ」のつもりでしっかり見届けてきたいと思っています。

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  (鈴木周作

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【北斗星の日々】「寝台特急、全員集合~!!」

2011年05月17日

 ついでにもう一枚…。
 尾久駅からの帰りに乗った普通電車からのスナップです。

 
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 赤、青、シルバー…
 新旧の寝台特急牽引機がきれいに1台ずつ並んでいました♪

 「左から順に列車名を答えよ」
 …なんて、子供の頃に読んだ「ブルートレイン大百科」みたいな本だったらクイズになりそうですね(笑)。


  (鈴木周作

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【北斗星の日々】「北斗星」たちの気になる動き ~ある日の尾久の車両基地にて~

2011年05月15日

 運転再開が報じられる前々日のお話です。

 実は数日前から再び所用で上京していました。
 勿論今回も飛行機利用…2ヶ月続けて飛行機に乗るなんて、私にとっては異例中の異例です(笑)。

 で、やはり様子が気になって尾久の車両基地を覗きに行ってみたのですが…
 運転再開に向けてのものなのか?それともあまり関係ないものなのか?
 そこでは色々と興味深いシーンを目撃することとなったのです。

 詳しいファンの方でしたら写真を御覧頂ければ説明は不要かとは思いますが、とりあえず、時間を追って順にご紹介していきましょう。


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 朝10時過ぎ、尾久駅に降りてみるとホームの横の側線には「北斗星」客車が4両だけ留め置かれていました。

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 ふと奥のほうの留置線を見ると、先月と同じ場所に停まっている「北斗星」編成の先頭に入換用のディーゼル機関車が繋がれるところでした。
 何が始まるのでしょうか??

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 動き出しました!

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 広い構内を上野方から大宮方へと移動…。

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 そうこうしているうちに、気が付くとホーム横の4両の隣には旧型機関車「EF81」が現れていました。
 
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 奥から引き出されてきた「北斗星」編成の移動先は車両清掃などを行う作業場所。
 編成最後尾、室内灯や冷暖房、食堂車の厨房などの電気を賄う「電源車」の発電エンジンも回されていました。
 少々耳障りなエンジンの唸りですが、むしろこの騒音に旅情すら感じてしまう「汽車旅派」の方も少なくはないはずです(笑)。

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 今度はもう1台、別の「EF81」もやってきました!
 いわゆる「星釜」…去年の夏まで「北斗星」を牽いていた、車体に流星マークの描かれた車両です。

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 「星釜」のほうが客車4両に繋がれました。
 今となっては貴重な!?「EF81」のツーショットです♪
 ちなみに「星釜」じゃないほうはこの後ほどなく何処かへ走り去っていきました。

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 一方、奥の清掃場所では作業員さんが何やら色々運び込んでいる様子が窺えました。

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 手洗いで洗車中。

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(写真いずれも平成23年5月11日 尾久駅ホームより撮影)

 この列車、運転士さんのハンドル訓練用の試運転列車?だと訊いた事があります。
 実は結構頻繁に運転されているらしく、写真を撮られるファンの方々の間では有名な存在のようです。
 清掃作業中の本家「北斗星」を横目に、5両編成の「ミニ北斗星」は大宮方面に向けて発車していきました。


 回送、試運転や構内作業とはいえ、実に2ヶ月ぶりに見ることができた「北斗星」の動く姿。
 もしや運転再開決定か!?…と一瞬色めいたものの、駅窓口で「未定です」と言われ少々落胆したのですが、その2日後には念願の再開の報が流れたのはご承知の通りです。


  (鈴木周作

 【震災被災者の皆様にお見舞い申し上げると共に、被災地域の一日も早い復興をお祈り致しております】


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【北斗星の日々】「北斗星」が走っていました!!

2011年05月14日

 一瞬、我が目を疑いました。

 新札幌駅前のカルチャー教室で水彩色鉛筆画講座の指導中、ふと窓の外に目をやると、来るはずのない下り「北斗星」がちょうど通り過ぎていくのが見えました。
 機関車2両に客車12両…所定どおりのフル編成です。

 恐らくは運転再開が決まったのを受けての試運転か、車両基地への回送だったのでしょうか?
 仕事中だったのでじっくり観察することもできず、機関車にヘッドマークが付いていたかも分かりませんでしたが、寝台車の窓はカーテンが閉じられているように見えました。
 時刻は今朝の11時半頃。
 どこから来たのかは分かりませんが、若干遅れ気味の下り「北斗星」のスジにほぼ添って走ってきたようです。

 営業路線を「走る」姿を見たのはあの3月11日の朝、最後の下り「北斗星」を札幌駅で出迎えて以来の事。
 生徒さんには悟られなかったと思いますが(多分…)、思わず目頭が熱くなるのを必死でこらえていました。

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 さすがに写真は撮れなかったので、代わりに出勤前に教室の近くで撮った「トワイライトエクスプレス」を1枚…。
 こちらはほぼ定刻通りの通過でした。


  (鈴木周作

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【速報】「北斗星」「カシオペア」5月20日(金)より運転再開!

2011年05月13日

 あれから2ヶ月、ようやく運転再開決定です!!
 「北斗星」「カシオペア」の運転計画と指定席発売予定がJR東日本さんのWebサイトにリリースが掲載されました。

>>【JR東日本Webサイト】プレスリリース
寝台特急「カシオペア」「北斗星」および6月1日以降の特急「スーパー白鳥」「白鳥」の運転計画および指定席発売開始について [PDF/15KB] (05/13掲載)

 「北斗星」は上下とも5月20日(金)から。
 「カシオペア」は下り5月20日(金)、上り5月21日(土)からの運転。
 指定席は5月17日(火)以降、順次発売予定です。

 なお、5月20日(金)発の上り「北斗星」では食堂車は売店営業のみとなり、ディナー・パブタイム・朝食の営業は行われないとの事です。
 (恐らくは食材や乗務員さんの手配の都合でしょう)


 改めて、運転再開までの関係各位の御苦労、御尽力に敬意を表します。
 以上、取り急ぎ。


  (鈴木周作

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【上京報告】節電下の東京(6)あの日以来の「北斗星」との再会

2011年05月09日

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 上京するならどうしても見に行かねば、と思っていました。
 あの日以来ひと月以上、尾久の車両基地で眠り続けている「北斗星」の客車たちにちょっとだけ会いに行ってきました。
 と言っても部外者は車両基地の中までは入れませんから、隣接する東北本線・尾久駅のホームから遠巻きに眺めるまでが精一杯です。

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 「北斗星」は車両基地の中のいつもと同じ場所に、こちらは今も毎日走り続けている「あけぼの」と並んで停まっていました。
 当然ながらその姿はひと月前となんら変わることなく、まるで今すぐにでも機関車を繋いで上野駅13番線へと回送されていきそうな佇まいでした。

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 一方の「カシオペア」は、少し離れた奥のほうに押し込められるように留め置かれていました。

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 その「カシオペア」のすぐ隣には、懐かしい旧型機関車「EF81」が何台も停まっているのも見えました。
 こちらは運休中というよりも、昨年の世代交代で御役御免となった車両たちでしょうか?

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(写真いずれも平成23年4月14日)

 飛行機の時間も迫ってきたので、そろそろ尾久を離れることに。
 上野に向かう普通列車の車窓から、最後に現役の機関車たちがたむろしているあたりを覗ってみると、おなじみ「北斗星」の新型機関車「EF510」が何台か停まっているのが見えました。
 (ガラスの反射が激しかったので見苦しい写真でスミマセン…)
 こちらは副業というより、本数でいえばむしろ「本業」のような貨物列車の運用があるので、決して「失業中」というわけではなさそうです。
 実際、滞在中に常磐線に乗ったら「EF510」の牽く貨物列車と何度かすれ違ったような気がします。
 
 正直、このような形での「北斗星」との再会はいささか辛いものでもあったのですが、でも、きちんと見届けておくのがある意味、私自身の責務のような気もしていました。
 未だ運転再開予定が決まらぬまま、いささか不安を感じてしまう事もありますが、ともかく今は関係各位のご苦労、ご尽力に心からの感謝と敬意を表しつつ、運転再開の日を静かに待ち続けたいと思っています。 


  (鈴木周作

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【上京報告】節電下の東京(5)上野駅13番線の現在 ~寝台特急「あけぼの」~

2011年05月09日

 少々間が空いてしまいましたが、再び上京報告に戻りましょう。

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 滞在中、ちょっと早起きして上野着6時58分の寝台特急「あけぼの」を出迎えてきました。

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 「北斗星」「カシオペア」の運休が続く中、現在のところ上野駅で見られる唯一の寝台特急。
 そして東北新幹線が未だ一部不通だった上京当時は、首都圏と青森をダイレクトに結ぶ唯一の列車でもありました。
 そのためか、到着した列車からは思いのほか大勢のお客さんが降りてこられました。
 きちんと数えたわけではありませんが、どうやら結構な乗車率だったようです。

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(写真いずれも平成23年4月14日)

 いつも「北斗星」を降りた後にもそうするように、車両基地に引き上げていく回送列車が見えなくなるまでホームに立って見送りました。
 依然、運転再開の報が聞こえてこない「北斗星」ですが、再びこのホームに戻ってきてくれる日がそう遠くない事を願うばかりです。


  (鈴木周作

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【汽車旅・列車旅】初めての新青森駅&東北新幹線・延伸区間

2011年05月06日

 昨年12月に延伸開業したばかりの東北新幹線・八戸~新青森間に今回初めて乗ることができました。

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 御承知の通り新幹線は連絡船時代からのターミナル・青森駅ではなく、奥羽本線でひと駅隣の新青森駅から発着します。
 在来線は1面2線のホームがあるのみ。
 言われなければ新幹線との接続駅と気付かないような佇まいです。

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 新幹線ホームは階段を昇り、乗換改札を抜けた上にあります。
 ホームは2面4線、在来線(1~2番線)からの連番ではなく「11~14番線」の番号が振られています。

 それにしても、東日本の大動脈たる新幹線の終着駅にしてはホームもコンコースもいささかこじんまりとした印象ですが、数年後に北海道新幹線が開業すれば一中間駅になってしまうのですから、乗換え客で混雑するのも一時的なもの、という割り切りもあるのでしょう。

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 タイミングが合わず話題の「はやぶさ」は見ることはできませんでした。
 停まっていた「はやて」の先頭車には「つなげよう、日本。」の大きなステッカーが貼られていました。

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 ふと足元を見ると、2階建て新幹線「Max」の乗車位置を示す表示がありました。
 確か「Max」は新青森までは入ってくることは無かったと記憶しているのですが…
 臨時列車などでの運用を想定して、一応準備はしてあるのでしょうか?

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 いざ出発!
 案の定…というべきか、新規開業区間はトンネルの連続ですが、ちょっとだけ青森らしさが感じられたのが七戸十和田駅手前のこのあたりの風景でした。

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 新青森~盛岡間の「はやぶさ」「はやて」は一部列車を除き全車指定席。
 但しこの区間内に限っては、指定席料金を払わなくても自由席料金と同額の「特定特急料金」のみで空席があれば座ることができるという特例が認められています。

 この施策、「末端区間はそれほど混雑しないだろう…」という前提で考えられたものでしょうが、実際利用する立場からすれば、例えば新青森から重い荷物を持ってやっと見付けた空席に座った途端、指定席券を持った乗客が現れて移動させられてしまったり…というケースも有り得るわけで、何となく腑に落ちない気がしてしまいます。

 少々うがった見方をすれば、「まぁ地方はこの程度でも…」という、「中央」の目線から生まれた発想だったのかな?とも思ってしまうのですが…。

 今回はGWということもあって念の為指定席を取っておいたのですが、乗ってみると1車両に十数人程度。
 ちょっと勿体なかったかも知れませんね。


  (鈴木周作

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【汽車旅・列車旅】「つなげよう、日本。」のその後

2011年05月04日

 急行「はまなす」で降り立った早朝の青森駅でこんなポスターを見つけました。

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 先日こちらのブログでも御紹介した「つなげよう、日本。」のポスター。(→4/26参照
 4月29日の全線再開を受けて、オレンジ基調の重い写真から、同じ構図で明るいブルーのものに全て変えられていました。
 記された文言も「一日も早く、運転再開へ。」から「運転再開。」に変わっています。

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 あっ!
 これって「日の出前」から「朝」を迎えた…って事だったんでしょうか!?
 てっきり前回の写真は夕暮れだとばかり思っていたんですが…。

 こういうストーリーまで考えてあったんですね!
 JR東日本さんのセンスに改めて脱帽です。


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(写真いずれも平成23年5月1日)

 おまけにもう1枚。
 青森駅にこんな可愛らしい電車が停まっていました。
 新幹線開業に伴い経営分離された「並行在来線」青い森鉄道の電車です。


  (鈴木周作

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【汽車旅・列車旅】唯一の「本州行きブルートレイン」~急行「はまなす」に乗ってきました~

2011年05月04日

 上京報告がまだ終わっていないのですが、今回はタイムリーな話題のほうを先にご紹介しましょう。
 この週末、久しぶりに急行「はまなす」で青森県に行ってきました。

 「北斗星」の運休が続く中、現在のところ札幌から本州に向かう唯一の「ブルートレイン」。
 そして東北新幹線の全線再開が叶った4月29日からは、新幹線と接続して関東・東北~北海道間を結ぶ鉄道ルートの一翼を再び担うようになった頼もしい列車です。

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 ゴールデンウィークを迎えて、通常の7両編成からこの日は12両編成へと大増結。
 しかし乗車率は車両によって随分差があるようで、寝台車3両、カーペットカー1両はほぼ満席の模様でしたが、6両ある普通車指定席は車両によって概ね6~7割から2~3割といったところ。
 普通車自由席の2両は、座席を回して1人で4人席を独占する方もおられる位でした。
 安い席ほど空いているというのは少々意外な気もしましたが、やはり多少高くても横になって眠りたいという方が結構多いのかも知れませんね。
 かく言う私も寝台車利用だったんですが…。

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 2時52分から3時22分まで、機関車交換が行われる函館駅では30分間の長時間停車。
 青森到着が早くなりすぎないよう時間調整の意味もあるのでしょうが、12分停車の上り「北斗星」と比べても随分余裕のある時刻設定です。

 切り離された機関車は隣の線路を通って車庫へと回送されていきます。
 「北斗星」では切り離された機関車をホームの先に残したまま出発していきますから、こういう入れ替え風景が見られるのは「はまなす」ならではのこと。
 なかなか起きているのが辛い時間帯ではありますが、興味のある方はぜひホームに降りて眺めてみてはいかがでしょうか?

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 手元の時計で4時53分、青函トンネルを抜けました!
 深夜に通過する上り「北斗星」からはまず見ることのできない風景です。
 ちなみに、通常であればもう少し先のトンネルの中で下り「北斗星」とすれ違うところです。

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 5時40分、終点・青森到着。
 もう少し眠っていたいところですが、この先の接続列車を考えるとやむを得ない時刻設定なんでしょう。
 秋田行きの特急「つがる2号」は5時46分発。
 盛岡、仙台、東京方面に向かう方も、やはり「つがる2号」か後続6時09分の普通列車に乗って、ひとつ隣の新青森から新幹線に乗り換えることになります。

 それにしても青森駅って、やっぱりブルートレインがよく似合いますね♪
(乗車日:平成23年4月30日発)


  (鈴木周作

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プロフィール

プロフィール

鈴木周作
すずき・しゅうさく。 札幌在住のイラストレーター。 初めての「北斗星」乗車は開業1週間目の1988年(昭和63年)3月。1995年(平成7年)ごろからはほぼ毎月のように乗り続け、2012年3月13日「北斗星」開業24周年記念日に乗車400回達成。愛してやまない寝台特急「北斗星」の姿を描き残すべく今日も旅を続ける。

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