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聴いてみよう! 蓄音機の魅力

2012年09月13日

 少し前の記事になりますが、8月30日付の北海道新聞・朝刊コラム「朝の食卓」に、私の友人・館沢桂一さんのエッセー『蓄音機』が掲載されました。彼の生業は「柄前(つかまえ)師」。どんな仕事をしているのかは、こちらをどうぞ。
http://blog.hokkaido-np.co.jp/staff/oldentries/archives/2012/02/post_994.html


 彼が実際に修理を施し、生き返った蓄音機の映像がユーチューブにあります。
http://www.youtube.com/watch?v=JHS5Bd-JBh8&feature=plcp

(ご本人がアップした動画です。本人の了解を得てリンク掲載しています)

120913.jpg


 彼の蓄音機は、過去と現代をつなぐ『タイムマシン』。電気を一切使用することなく、優雅に回転する姿は、精密で美しい『芸術品』であります。

          ◆

 彼が所有する蓄音機を聴かせてもらいました。思い出すのは、子供の頃『小学3年生』などの学年誌のふろくの、ソノシート(フィルムのようなペラペラな薄いレコード)と紙工作のプレーヤー。あれは、原理的に蓄音機そのものでした。厚紙なので、少し遊ぶと壊れてしまうのですが、それでも「本当に音がでる!」と、わくわくした感動を今でもよく覚えています。蓄音機の音色には、そんな遠い少年時代の記憶を呼び戻す、不思議な郷愁があります。

          ◆

 先人が考案した優れた蓄音機は、彼の手により、百年単位で生き続けていくことでしょう。それに比べ、近年の電子メディアとIT機器は、なんと短命なことか。残念でなりません。
 「長く後世に残る仕事を手がけたい」。人は年齢を重ねると、本能的にそう考えるようになるのでしょうか。

(電子メディア局・編集グループ・立花幹彦)


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コメント

本人さんとの友人です。
YouTubeにアップされてたなんて知りませんでした(>_<)

水くさいなぁ!

 そういう照れ屋な面を持つ彼は、普段はとてもおっとりしていて、お酒をたくさん飲むなぁ~(*≧∀≦*)、てイメージがあるのですが、仕事の場面は見たことないのですが、きっと大きな目を見開いて、常に集中し、妥協を許さず真剣に仕事をしているんだろうなぁ…

と、この音を聴いてて改めて感心しました。

 私もソノシート、よく色々持ってました。忘れもしないのが、ピンクレディーのクリスマスケーキ?だかを買ってもらったときについてたハガキ風のソノシートから、彼女たちのメッセージが…。

 幼かった私はホンマに自分に話しかけてくれてると思って何度も聴いた記憶があります。残念ながら蓄音機ではなく、オモチャのコンセントついたヤツですが…

 今も持っていたら、おおそれながら、その蓄音機で聴きたかったなぁ…と思いました。

 舘澤さん(なんか改めて苗字で呼ぶのがこそばゆいですが(;^_^A)、これからも、刀業界も含め、歴史ある工芸品を絶やさないよう、頑張ってください!!

 道民ではないですが、遠くの地より応援していますo(^o^)o

 ブロガーさん(と、お呼びしてよいのでしょうか?)、おっしゃる通り、全く今の音源端末の短命さにはガッカリですね…

 確かに今のようにクリアな音ではないですが、このレコードならではのサーー…と言う音と共に流れる味のある音が懐かしいです。

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