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バックアップは大事です!

2012年01月27日

 先日、妻が職場から「いろんな文書を入れたUSBメモリーが突然、開けなくなっちゃった。いろんなパソコンに差してみたんだけど、『正しく認識できません』って表示が出ちゃう」とSOSメールを送ってきました。それが、数日間続いた悪戦苦闘の日々の始まりでした。

 周りの人たちのアドバイスも聞きながら、まずはメモリーの中のデータが壊れたのでは、と考えて、家に帰ってからデータ復旧についてリサーチ。ネットで調べると、実際に復旧まではできないけど、復旧可能かどうかを調べる無料ソフト(復旧可能と分かったら、有料の製品版を買ってもらう仕組み)があり、早速ダウンロード・インストールして試してみましたが、復旧ソフトから問題のメモリーを開こうとしても、差してあるメモリーが見えない状態です。

 データが壊れたのでないならハード的な故障。修理にはけっこうなお金も掛かりそうな感じ。幸い、データは印刷してあるので、それをスキャナで読み込んで、OCRソフトで文字を読み込めば割と簡単に文書データが復元できるかも、と思って、家のパソコンでやってみました。

 スキャンや、OCRでの文字読みとりはやったことがなかったのですが、幸いわが家のプリンターは、スキャナ、コピーの機能が付いた複合機。パソコンに入っているソフトをいろいろ調べてみると、最初から入っていたのかプリンターに同梱されていたのか、OCRソフトも入っているようです。

 ところが、早速試してみると、スキャナとOCRソフトの相性が悪いのか、いろんなソフトをインストールしたり削除したり何度も繰り返しているうちにOSやシステムファイルが不安定になったのか、何度やっても意味不明のエラーメッセージが出て、先に進みません。

 そこで、わが家に、私が単身赴任時代に使っていて、長いこと箱に入れてしまわれていたパソコンがあるのを思い出しました。「あれなら、余計なソフトもあんまり入ってなくてシステム全体が安定してるし、うまくいくかも」。というわけで、代わりのパソコンをセットアップし、プリンタードライバや付属ソフトをダウンロードし、プリンターを接続。夜中に何時間も作業して、何とか文書がスキャンできる状態まで持ってきました。

 ところがところが、今度はパソコンにOCRソフトが入っていないのか、スキャナで読み込んでも、データは画像やPDFの形式でしか保存できないことが判明。朝になって、妻が友人と連絡を取り、友人の家のパソコンでOCRの文書読み込み作業ができることも判明し、私の、睡眠時間を何時間も削っての作業も、文字通り「骨折り損のくたびれもうけ」に終わったのです。

 会社のパソコン維持補修担当者によると、USBにも寿命があり、少しでも挙動があやしいと思ったらバックアップが必要なよう。妻の職場でも、悪戦苦闘する様子を見て、同僚の方たちがあわてて一斉にUSBメモリーのデータのバックアップを始めたそうです。

 皆さんの中で、大事なデータをUSBメモリーに入れている方がいらっしゃったら、明日といわず、きょう、今すぐに、大事なデータをパソコンにもコピーしておくなど、バックアップを心からお勧めします。

<編集グループ・飯島>

映像取材・おまけの話(雪像彫刻の魅力)

2012年01月20日

 先日、2012さっぽろ雪像彫刻展というイベントの作品制作の様子を取材してきて、とてもうれしい話を聞きました。制作風景の映像はこの動画ニュースです。


 この彫刻展のことを教えてくれたのは、かつて勤務していた名寄の知人。名寄は今年で12回目を数える「なよろ国際雪像彫刻大会ジャパンカップ」の開かれるマチ。きめ細やかで美しい自慢の雪質と豊富な雪量を生かして始まった大会には、毎回、世界各国の芸術家チームが集まり、3メートル角のブロックを削って、すばらしい芸術作品を披露してくれます(こちらが去年の大会の映像です)。


 札幌の彫刻展は、名寄の大会に参加、雪像彫刻に魅せられた札幌の陶芸家、タニグチススムさんが、札幌でもぜひ雪像彫刻を、と始め、今回が3回目。タニグチさんが昨年、なくなったため、今回は、やはり札幌の木工家、清水宏晃さんが代表を務める実行委員会と、会場となる本郷新記念札幌彫刻美術館が主催し、開催されます。


 まちおこしのため、さまざまな団体が一体となって会場準備から炊き出しまで、参加する彫刻家たちをバックアップする名寄の大会と違って、札幌の彫刻展は、削る基になる、1.8メートル角のブロックまで、実行委のメンバーであるアーティストたちの手作り。今回は、ベテランの芸術家から、学生やデザイン専攻の高校生らアーティストの卵まで10組が作品を競作する予定です。


 なぜそこまでして雪像彫刻をやるのか。メンバーたちは「雪まつりの雪像には雪まつりなりの魅力があると思うけど、それとは別に純粋に作品として見せる雪像彫刻もあっていい」、「制作活動は普通、一人でやるけど、雪像彫刻はチームでやるので面白い」、「自分の背丈を越える作品を作れる機会はそんなにあるもんじゃない」、などと、口々にその魅力を語ってくれました。そして、「条件のすばらしい名寄の大会には及ばなくても、コンテストとして同じ大きさのブロックから彫っていく名寄とあえて同じにせず、こちらでは土台も自由に形を変えたり、札幌なりのやり方で雪像彫刻の可能性を探っていきたい」とも。


 たった2年ちょっとの勤務とはいえ、名寄は市町村合併や自衛隊のイラク派遣という大きな問題を取材し、また、市民演劇などを通じて、郷土を愛するたくさんの人たちと出会った第2の故郷。札幌の彫刻家たちが、名寄発の試みを高く評価して、しかも「自分たちの地元でもやってみよう!」と動いてくれているのを見て、なんだか自分のことのようにうれしくなりました。


 札幌の実行委の話では、名寄に根付いた雪像彫刻の“文化”は、新たに室蘭でも、地元にいる名寄の大会出場経験者によって芽を出しそうだとのこと。「北国ならではの自然の素材を生かした彫刻」が、各地で美しい花を開き、実をつけるのを楽しみにしています。


 札幌の彫刻展は本郷新記念札幌彫刻美術館で1月21日から29日まで(午前10時~午後5時半)、そして今年の名寄の大会は「なよろ雪質日本一フェスティバル」の一環で2月8日から12日まで(雪像彫刻完成・審査結果発表は10日午後5時)です。お時間のある方は、ぜひ足を運んでみてください。

<編集グループ・飯島>

「20年物・ビンテージPC」で最新ブログを書く

2012年01月02日

 本年もよろしくお願いします。年初にあたり、故郷の網走で昨日撮影した、初日の出の写真を掲載します。荘厳な瞬間を、今年は特別な思いで迎えました。

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 斜里岳の美しいシルエットを引き立たせるように、稜線から上る希望の光。両親も、故郷の町並みも、そして私自身も変わっていくなかで、遠い昔から変わることのない輝きを放つ、私の「心の原風景」であります。

          ◆

 私は「IBM-5535-M19」という、年代物のパソコンを持っています。いまでも正常動作します。1992年か93年頃に職場で購入し、耐用年数が過ぎて廃棄扱いになったものを譲り受け、自宅で主にワープロ機として使い続けました。当時は「ノートPC」ではなく、「ひざの上」という意味の「ラップトップPC」と呼ばれていました。

 2001年にウインドウズPCを購入するまでは、私の右腕として活躍してくれました。その後、時代に取り残されていき、近年は電源も投入しなくなりましたが、テキストデータなら今でも最新ウインドウズ機とデータ交換できます。

 今回、この「20年物・ビンテージPC」を使って、ブログ原稿の一部を実際に書いてみました。執筆完了後、フロッピードライブ経由でウインドウズPCに原稿を取り込み、このブログに無事アップできました。

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【写真説明】 IBM-5535-M19全景。いまでも通用する端正なスタイル

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【写真説明】 IBM-5535のロゴ。IBMはすでにPC製造から撤退している

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 『あぁ、カラーじゃねえ。マウスもねぇ。インターネットやメールねぇ。ハードディスクは30M。メモリたったの2Mだけ…』昔ヒットした歌謡曲のフレーズのようです。「結局ビンテージPCって、何ができるの?」と言われれば、いまの時代には何の役にも立ちません。しいて言えば、ワープロや表計算ソフトが動きます。さらに、私の世代には懐かしいBASIC(ベーシック)というプログラミング言語が完全動作します。

 BASIC言語がオリジナルのまま完全動作するマシンという意味では、かなりの希少価値があります。趣味というよりも「絶滅危惧種を守っているボランティア」に近い活動ですね。

 自動車なら、たとえば30年前に購入した愛車を大切に乗り続けるというスタイルが、ひとつの文化として確立されています。しかしながらIT機器はそうはいきません。発展産業から成熟産業に移行しつつあるこの分野についても、「長く大切に使い続ける」というスタイルを確立できないものでしょうか。

 昨今は、中古PCや再生PCの市場も盛況ですが、1台のパソコンの組み立てや再生にも、石油資源や電力を消費するでしょうから、長く使い続けることで、資源節約や節電の効果が期待できます。高齢者にとっても、馴染みのある機器は使いやすいことでしょう。

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【写真説明】 執筆中の画面。当時としては優れた「かな漢字変換」を実装している

          ◆

 私の「ビンテージPC」は、いつ故障してもおかしくない状態です。中古市場を探しても、部品調達は難しいでしょう。このブログ執筆が最後の仕事になるかもしれません。

 それでも、同世代のほとんどのマシンは「2000年問題」をクリアできずに姿を消していったでしょうから、2012年まで現役でいられたことは奇跡に近いことです。動作不能になった後は「アンティークPC」として保管し続けます。他人には「ガラクタ機械」と思われても、私には愛着のあるマシンですから。

 余談ですが、自宅のブラウン管テレビは、まだまだ健在。家族から「なんでうちは薄型液晶テレビを買わないの?」と、せがまれていますが、『まだ使えるから捨てられないよ。壊れたら買うよ』と、その都度、言い訳をしています。家電量販店に行っても、なるべくテレビコーナーを避けてしまう昨今です…。

(電子メディア局・編集グループ・立花幹彦)

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 電子メディア局に在籍する「不特定多数」「老若男女」のメンバーで構成しています。他のブロガーのみなさんに比べると北海道の「通」とは言えませんが、曲がりなりにも北海道の最新情報を日々発信する職場から、何かしら皆さんのお役に立てればと思っております。

※イラストは道新グループの会員組織「道新ぶんぶんクラブ」のキャラクター「ぶんちゃん」 です。




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