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原発避難牛、北海道に 

2011年05月10日

 たくさんのコメントお寄せいただき、感謝申し上げます。

 コメントにもありますように、ネット上で、「牛」への関心が高まっているようです。福島県内の「計画的避難区域」にいる牛たちの受け入れ先問題です。福島県は、年間被ばく量が20ミリシーベルトを超すかもしれない福島市や郡山市などの子供たちの疎開よりも、牛たちの受け入れに熱心に取り組んでいるように見受けられます。

 牛たちは、30都道府県で、引き受ける用意があるそうです。道内では、公共牧場15カ所で、「受け入れ可能」とのことです。ところで、この福島の「計画的避難区域」の繁殖用のメス牛16頭がいち早く、新ひだか町内の牧場に到着しました。一時的に、飯舘村にも滞在していました。

 農水省は、先月から、福島原発事故の影響で飼育できなくなった「繁殖用肉牛の受け入れ先を探していて、北海道も受け入れ可能と名乗りを上げていました。ネットなどでその情報が流れ、先月二十日過ぎから、道庁農政部畜産振興課には、問い合わせの電話やメールが多数寄せられているそうです。

 その多くは、「北海道産の乳製品や肉類は放射性物質が混入していなくて安全だと思っていたのに、これからは安心して、購入できなくなる」「福島県の牛をどうか北海道に入れないでほしい」という内容とのことです。

 道の担当者によると、国が基準として示した放射線量を下回る牛については、北海道への移動を規制する法的根拠がないとのこと。個人が購入した牛についても、当然ですが、勝手に殺処分したり、飼育をやめさせるなどの強制力はありません。一方で北海道産の食品に対するイメージや期待もあり、担当者も対応に苦慮しています。原発事故で、消費者が放射能に敏感になっている時期ですから、道や各農協は独自の慎重な対応が求められそうです。

 写真は、春の貴婦人、石狩市マクンベツ湿原のミズバショウの群落=5月6日撮影
      

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<KAMU>


 

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コメント

テレビや新聞で報道されている以上に、汚染は進んでいる。

基準値を超えているので出荷停止、今日は基準値を下回ったから出荷停止解除というのは、ほんとうに安全なのだろうか?

「ただちに健康に影響はない」ということはいつかは影響があるということ。といことは極力汚染された食物を摂取しないことが一番の安全策であると考える。

福島周辺で放射性物質を体内に内部被曝したであろう牛が北海道に渡り、北海道産としてスーパーに商品として並ぶことになる。本当に大丈夫か?

「風評被害」だからと気にしないで摂取するべきものじゃない。

牛の件ですが、5/13山陽新聞によりますと、

「厚生労働省は福島第1原発から半径50キロ圏までに設定された計画的避難区域や緊急時避難準備区域内で飼育された牛を解体処理する場合、放射性物質の検査を当該自治体に要請している。」

となっております。

新ひだか町内の牧場に到着した牛も、食肉として解体する際には検査し、情報を公開するのですよね?
貴社での報道を、期待しております!

本州の知人からの問い合わせで牛の移動の件を知りました。
牛がかわいそうという感情的な議論に流されてよい問題ではないと思います。
北海道産の食品に対する信頼が根本から崩れてしまいます。ブログでコメントするだけでは不十分と思います。
北海道に根差すメディアとして、御社の積極的な情報発信・意見表明を強く要望します。

どうか北海道の食の安全を守ってください。守るための報道をお願いします。

汚染された家畜を受け入れるべきではありません。除染したところで内部被ばくは完璧にきれいになることはありません。汚染された肉や牛乳が出回る心配だけでなく、排泄物で北海道の大地が汚染されていく等いいことはひとつもありません。

被災された方々にはきちんとした保障があるべきですが、それは家畜を全国に拡散させることではありません。

まだ安心して食べることのできる地域の食を守り、日本全国に供給することが国民のためです。

7月になって続々と汚染牛肉が深刻になっていることをみるにつけ、貴紙の問題意識の高さに感心いたしました。これからも、多様な視点で、かつ一般人の意識で報道をお願いいたします。これからも企業の不正を暴き、また行政の陥穽を指摘し、国民の暮らしと安全を守るメディアとして頑張ってください。

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 電子メディア局に在籍する「不特定多数」「老若男女」のメンバーで構成しています。他のブロガーのみなさんに比べると北海道の「通」とは言えませんが、曲がりなりにも北海道の最新情報を日々発信する職場から、何かしら皆さんのお役に立てればと思っております。

※イラストは道新グループの会員組織「道新ぶんぶんクラブ」のキャラクター「ぶんちゃん」 です。




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