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映像取材 おまけの話(続々・名寄 市立天文台「きたすばる」)

2011年02月24日

 名寄シリーズも3回目。今回が最後となります。もともと貧乏性なので、せっかく出張するならあれもこれも、と欲張り、昨春、オープンした天文台も取材することにしました。私が勤務していたころは、若手経営者たちが「名寄に天文台を」と声を上げ始めたばかりでしたから、素晴らしい天文台が完成して、なんだか夢のようです。動画ニュースはこちらです。

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 名寄は盆地で気温が安定しているため、大気の揺らぎが少なく、天体観測に適しているとか。しかも、旧制名寄中学-名寄高校に30年勤務した故木原秀雄さんという名物先生のが私財を投じて開設した木原天文台という拠点があり、観測を担う人材が育って来ていたのです。

 問題は整備の財源だったのですが、隣町の風連町との合併が実現したことで合併特例債が使えるようになった上、建物以上に高価?な望遠鏡については、以前から観測で協力関係にあった北大が北海道大学が研究用に設置することになり、夢が実現。昨春、市立の立派な天文台「きたすばる」がオープンしました。

 実は、なかなか訪れる機会がなくて、今回初めて訪れたのですが、木原先生の残した手作りの古い望遠鏡なんかも展示してあって、先輩たちが苦労して機器から準備して観測を重ねてきたことが感じられるようになっていました。こちらは木原先生が自作した、口径15センチの反射式望遠鏡。
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 そしてこちらは戦後間もない1948年(昭和23年)の礼文島での金環食の際、海外の研究者が持ち込み、木原先生が譲り受けた分光写真機だそうです。まだまだ日本が混乱期にあっただろうその時期に、天体観測のために海外からもここ北海道に研究者が集まっていたと知り、研究者の情熱というものを感じたように思いました。
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 動画ニュース、屋上でいろいろ説明してくれているのは、天文台技師の佐野康男さん。新天文台開館前から、木原天文台を拠点に、超新星の発見など、多くの業績を上げています。実はつい最近、命を落としかけるほどの大病をわずらったのですが、倒れた旭川の病院にその病気の全国的な権威がいるなど不思議な縁でみるみる回復。職場復帰したそうです。佐野さんが整備に奔走した新天文台が、生みの親の佐野さんを呼び戻したのかも、なんてあり得ないことを考えちゃうようなドラマチックな話ですよね。

 天体観測は、曇りや雨の日にはもちろんできませんが、この天文台では、こうした多彩な展示品のほか、自作のプログラムを上映するプラネタリウムなんかもあって、晴れている日以外でも宇宙のロマンを楽しめます。もし付近においでの際は、ぜひお立ち寄りください。

<映像編集室・飯島>

映像取材 おまけの話(続・名寄 国際雪像彫刻大会)

2011年02月23日

 昨日は日本カーリング選手権のお話をしましたが、実は、名寄に出張した一番の目的は、国際雪像彫刻大会。2003年3月から05年7月まで勤務していた名寄で初めて見たんですが、すばらしさの割にあまり知られていない気がして、美しい雪像彫刻を、制作風景も含め、ぜひ自分の動画で紹介したい、と思ったのです。動画ニュースはこちらです。
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 大会は、名寄の冬の一大イベント、雪質日本一フェスティバルの目玉行事で、今回が11回目。今年は2月の9~13日に開催されました。彫刻を作っている人たちは、各国で実際に活動している芸術家の人たちです。

 石や木といった彫刻の一般的な素材よりよりずっと柔らかくて、作業の進み具合が格段に早く、自分たちが削って数日間で作品を完成させられる点、芸術家同士がチームを組んで作る点、作品が純白で、当てる光の色によってさまざまに輝くことなど特徴で、毎年楽しみにしている作家の人もいるとか。街の人たちがボランティアで運営を支えている手作りのイベントでもあって、家庭的な手作り感、久し振りに“里帰り”した私も笑顔で歓迎してくれる交流の楽しさも魅力の一つです。

 今年は韓国、アメリカ、ドイツ、フランス、ルーマニアからも参加。5カ国13チームが競い合いました。私は10日の午後から翌日の午前までの制作風景、11日夕の審査結果発表、夜の表彰式・さよならパーティーを取材してきました。

今回、とっても残念だったことがありました。設置部分をギリギリまで細く削って、いわば雪像彫刻の限界に挑戦していたドイツチームの作品が、審査当日の未明、崩れてしまったこと。ちょっとした作品のバランスの悪さのために、自重に耐えきれなかったようです。完成前ではありますが、せっかくですからその作品を。本当に、1辺3mの立方体を切り出したとは思えない造形です。
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そしてこちらが審査当日の朝、無惨な姿になった作品です。
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ドイツチームは優勝経験のある“強豪”で、毎回のようにこういう攻めのデザインで挑戦するとか。今年の優勝チームも「一番の強敵かも」と思っていたそうです。すべてのチームの作品が審査に臨めなかったのが本当に残念。チームのメンバーは朝、自分たちの作品を見たときには、ただただ呆然としてた、とのことですが、ぜひまた来年、挑戦して、素晴らしい作品を見せてもらいたいと心から思っています。


こちらは大会の会場で、市の鳥・アカゲラの着ぐるみを着ていたおじさん。着ぐるみに子どもたちは大喜びで、普通なら、同じ会場で顔を出すなよ、と言いたいところですが、頑張って頑張って、ぐったり疲れたおじさんが一服して甘酒を飲んでいる様子が、ほっかむりのタオルと相まって、なんかペーソスがあふれてる、って感じで、思わず撮影しちゃいました。
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<映像編集室・飯島>

映像取材 おまけの話(名寄・カーリング選手権)

2011年02月22日

 KAMUさんが決勝トーナメントを取材した、名寄市での日本カーリング選手権。私も10、11と現地を訪れ、予選の試合を動画取材してきました。動画ニュースは
こちらです。

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 スポーツ担当のKAMUさんと違い、私は動画取材の担当なので、パシフィック選手権やら世界選手権やらというより、映像としての面白さに関心が…。で、ひいきのチームはずばり「ロコ・ソラーレ北見」です。


 いや、別にロコを率いるマリリンこと本橋麻里選手のファン、ということではなく、実は、彼女たちの出身地、北見市常呂が、30年近く前、私が記者としての第一歩を踏み出した場所だったからです。正しくは、当時まだ独立した町だった常呂町が、わが初任地・網走支局のエリアでして、担当していた2年ほど足繁く通い、いろんな人と知り合い、いろんな記事を書いた、忘れ得ぬ町なのです。


 当時、カーリングはまだ北海道で普及活動が始まったばかりでしたが、私も網走で1度、体験した記憶があります。常呂町はその後、施設整備など町としてカーリングに力を入れ、名選手も輩出。今や北海道のカーリングの一大拠点ですね。加藤ローサさんが主演した映画「シムソンズ」(確か大泉洋さんも出演してた!)は常呂の女子チームを描いた作品で、ところどころに映るオホーツク海沿岸の風景がすごく懐かしく感じました。


 さてさて、10日の初日は取材時間の都合で、マリリンと古巣の因縁の対決、ロコvsチーム長野以外はほとんど撮影できなかったのですが、特にマリリンがチームメートととても楽しそうに話していたのが印象的。結果は3位でしたが、個人賞の「大会を楽しんだで賞」があったら、間違いなくマリリンです!(と勝手に断定)。そのマリリンも、ストーンを投じるときはすごい集中。さすがアスリートです。
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 それと、ハウス(カーリングの的みたいな場所です)を見てて翌日、弊社の記事を読んですごく納得したのですが、ロコやチーム青森は、あまりハウスにストーンを残さない。相手のストーンをはじき出し、つぶし合う戦略。一方、女子で初優勝を果たした中部電力(スキップの藤沢五月選手は19歳! こちらも北見北斗高校出身です)はハウスにストーンをためるタイプだとか。実際の試合を見ていたので、なるほど!と思いました。次回の取材ではきっと、今回以上にカーリングそのものも楽しめそうです。

<映像編集室・飯島>

雲の上から札幌北部を一望 サッポロテイネ

2011年02月19日

 スキーシーズンもたけなわ。今年は石狩平野の北部が局地的に大雪となっていますが、その恩恵で積雪量たっぷりのサッポロテイネへ行きました。


石狩湾を望む

オリンピアゾーンにて五輪聖火台の近くから石狩湾を望む

 標高1024メートルの山頂は、札幌近郊にもかかわらず雄大な眺めが楽しめます。

 この日は気温はずっと氷点下で、雪質はバッチリ。 2004年に旧手稲ハイランドと手稲オリンピアが接続されて1つのスキー場になり、現在ではすべてのコースを滑るのに丸1日かかるほど多彩なゲレンデがあります。


写真


 翌20日には、手稲山頂からオリンピアゾーンまで5km以上あるコースでタイムを競うサッポロテイネの名物イベント「手稲山大滑降」が開催。 今年で7回目で、初回にはあの故三浦敬三さんが前走をつとめ、今年は三浦雄一郎さん(78)が前走です。

 大会の模様は、どうしんウェブ動画Newsに掲載中!
(畠中)

カーリングがおもしろい

2011年02月17日

 名寄市で、8日から13日まで行われたカーリングの日本選手権を取材してきました。実は、カーリングの試合を、間近で見るのは、今回が初めて。オリンピックの試合をテレビで見たことはありましたが、やはり、ライブは緊迫感が違います。とにかく掛け声がド迫力。よく「氷上のチェス」と呼ばれますが、実際見ると、ビリヤードとボーリングを合体させた競技に感じました。

 大会は、女子は中部電力(長野)が初優勝し、男子はチーム常呂が2連覇しました。マリリンこと本橋麻里選手が昨夏結成したロコ・ソラーレ北見は、3位でした。予選でロコは、本橋選手の古巣・チーム青森を破り、7戦全勝と絶好調。しかし決勝トーナメントに入ると、後半でショットの精度を欠き、上位2チームと経験の差が出てしまいました。
 
 日本選手権の男女の優勝チームは、今秋に開かれるパシフィック選手権に出場し、そこでの上位2チームに残ると今度は世界選手権に出ます。
 
 カーリングの場合、五輪には、世界選手権での順位に応じて与えられる予選得点で上位7チームが出場できます。(ただし開催国は除く) 日本選手権の優勝は、五輪への登竜門です。
 
 カーリングの女子は、最近人気が高く、東京のテレビのキー局のスタッフも大挙して取材に来ていました。実力もさることながら、本橋麻里選手はじめ女子に美人な選手が多いのも、テレビ受けする理由かもしれません。カーリングはスキーやスケートと違って、顔をゴーグルやグラスで覆いませんから、試合中の真剣な表情がよくわかります。

 <ストーンを投じる中部電力チームの選手。視線も強力>
 
 北海道新聞2月15日付朝刊のスポーツ面でも記事が出ていますが、世界カーリング連盟は、2014年のソチ五輪の出場権にカウントされる世界選手権が、来年と再来年の2大会とする方針です。
 日本は昨年のパシフィック選手権では中国と韓国に敗退して、今年の世界選手権の出場を逃していましたから、これは日本にとってはラッキーです。

 来年の日本選手権には、日程が合わず、参加を見送った札幌国際大学チームや、小笠原、船山の両元五輪代表コンビのチームも参戦し、女子はまさに群雄の激戦となります。
 札幌市にも、カーリング場が新設され、人気はさらに高まりそうです。(KAMU)

<大勢の人たちが観戦に来ました> 

<「中年の星」? 2位と大健闘の士別市役所チーム。平均年齢は47・2歳> 

                                                    
 

雪まつりとルスツリゾート!

2011年02月12日

さっぽろ雪まつりが開催真っ只中ですね。
どうしんウェブも「雪ミク」と一緒にさっぽろ雪まつりを応援しています。
今なら雪ミクの壁紙もダウンロードできます(2/14で終了しました)。是非ご覧ください!
そんな中、ルスツリゾートにいってきました!
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天気は快晴! 最高のゲレンデ日和です。
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山頂からの景色が素晴らしいので、記念撮影する方も多かったようです。
さっぽろ雪まつりの雪像に勝るとも劣らない絶景です。
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滑った後はロッジで鮭の漬け丼をいただきました。
これぞ、北海道の味!
札幌からの無料送迎バスを利用すれば、ランチでビールも楽しめます!
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札幌からわずか2時間で、この素晴らしき銀世界。
雪まつりで観光の後、ルスツでひと滑りというのもオツかもしれませんよ。
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(折坂)

Fshotもキャンプイン!

2011年02月08日

こんにちは。スタッフaiです。

さっぽろ雪まつりが始まり、北海道の寒さもいよいよ本番。
大通会場には、話題のこの方のお姿も。

斎藤佑投手雪像1


われらが北海道日本ハムファイターズのゴールデンルーキー、斎藤佑樹投手の雪像です。

斎藤佑投手雪像2

どちらも5丁目会場にありました。


2月のキャンプイン初日から、F戦士の姿を見ようと、たくさんのファンの方が
名護の球場に行っていますね。うらやましい限りです・・・。

でも、うらやましがってばかりはいられません!
なぜなら、ファイターズの選手写真を販売している
Fshotで2011年のキャンプの写真の販売を開始したからです。

ついにFshotもキャンプインです☆


私も含め、沖縄まで行けない方へ。
せっかく名護の球場まで行ったけれど、人が多すぎて写真の撮影どころじゃなかった方へ。
これからキャンプを見に行く予定だけれど、その前に沖縄の風を感じたい方へ。

オススメです。

Fshotサイトイメージ


ご注文は、パソコン用のウェブサイトからのみ承っております。
携帯電話用のサイトからはご注文いただけませんので、何卒ご了承ください。

道新○○プロジェクト進行中!

2011年02月04日


 ここは札幌・大通公園を見下ろすビルの一室。第62回さっぽろ雪まつり(2月7日~13日)に向けて、雪像製作が大詰めを迎えています。といっても、ここは道新ビルではありません。
 実は、とあるソフト制作会社さんとコラボする形で、マル秘のプロジェクトを進めており、その打ち合わせでこのビルにお邪魔していたのです。

 札幌発のバーチャル(仮想)アイドル歌手―といえば、分かる方にはすぐピンとくる、分からない方には何がなんだかさっぱり分からないと思いますが、雪まつりに合わせて「どうしんウェブ」に新しいキャラが登場します。
 とかくお堅くなりがちな新聞社にはちょっと似合わない?かもしれません。それにまだ、歌って踊って、という訳にはいきませんが、どうか皆さん温かく見守ってあげてください。(W)

人類初の世代?

2011年02月02日

 目が悪くて困っています。強い近視で、ここ数年は老眼も加わりました。素人考えで、老眼になれば近視の進行は止まるものだとひそかに期待していましたが、実はそうではありませんでした。近視は近視で度が進み、老眼もまた進行するので、近くのものも、遠くのものも見えにくくなり、結果として目はさらに悪くなっているようです。
 入社時に記者ワープロが導入され、手書きで記事を書いたことはほとんどありません。ワープロはいつのまにかパソコンに姿を変え、担当も何度か変わりました。しかし、仕事をするということの多くの時間が、ディスプレー端末を眺め続けるという生活だったことに、ほとんど変わりはありません。
 視力の変化に伴ってこの2年間で作った眼鏡は計4個。いちいち選ぶのが面倒なので、青、紫、黄色、透明と、色違いの樹脂製のフレームに、度の異なるレンズを入れて用途別に使い分けています。
 私たちの年代は、物心ついたときから、テレビやパソコンを眺め続けて老いを迎える、人類初の世代であることは間違いないでしょう。パソコンやネット社会がもたらす視力低下や視覚障害が、今後顕在化するのではないかと、ひそかに懸念しています。(せ)

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 電子メディア局に在籍する「不特定多数」「老若男女」のメンバーで構成しています。他のブロガーのみなさんに比べると北海道の「通」とは言えませんが、曲がりなりにも北海道の最新情報を日々発信する職場から、何かしら皆さんのお役に立てればと思っております。

※イラストは道新グループの会員組織「道新ぶんぶんクラブ」のキャラクター「ぶんちゃん」 です。




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