【女流王位戦】石橋幸緒女流王位の初防衛で終了
2008年11月14日
第19期女流王位戦5番勝負は11月12日に第5局が行われました。フルセットの戦いの末、石橋女流王位が挑戦者の清水市代女流二冠を退け、タイトルを初防衛しました。
この女流王位戦ブログの最初のほうで、王位戦と女流王位戦を比較しました。どちらも前期と攻守入れ替わっての戦いであり、第49期王位戦で深浦康市王位が挑戦者の羽生善治名人を七番勝負の末、退けた印象から、女流王位戦も同じような結果になるのではないか、ということを暗に書きました。
結果的にはそのとおりの石橋初防衛となりました。選挙でもそうですが、2期目当たりが政治家も一番強いと言うことですから、深浦王位、石橋女流王位ともタイトル戦のリズムをつかんでいるので、今後、連覇の記録を伸ばすことになるかもしれません。
今期の女流王位戦について、最後に述べておきます。
一番の特徴は清水さんが不調もしくは乱調だったという印象があります。本来なら、今期は絶好調ですから、逆に不調だった石橋さんをタイトル戦では簡単に下すのではないかと思われました。しかし、実際は違いました。清水さんが勝っていいはず、あるいは勝つと思われる場面で、勝利の女神は微笑みませんでした。
この不運について、一つは直前の「女流王将戦」の休止問題があったのではないか、と推測しています。ベテランの清水さんとはいえ、タイトル戦が始まろうという時に、大きな自分の冠が無くなるわけですから、ショックだったと思います。この影響が続いていたように思います。もう一つは組織の問題や新しい力の台頭をはじめとした女流棋界を取り巻く環境の変化も挙げられるように思います。
いずれも筆者の推測です。ただ、清水さんの心の乱れが勝運を逸する遠因だったと思うのです。清水さんには将棋と勝負に専念できるようになり、ほかのタイトル戦はもちろん、来年の女流王位戦での活躍を期待してやみません。
石橋さんには、さらなる飛躍も期待いたします。苦しい戦いが続き、体力的には厳しい中を、相手のミスを突き、時には力強く、時には粘り強く、持てる力を最大限に発揮して見事な記録をつくりました。
女流棋界がもっともっと多くのファンから注目されるよう、道新スタッフブログも頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。









































