スキーで戦うというと、相手は急斜面だったり深雪だったり、苦手なアイスパーンだったりするかもしれません。
しかし、競争相手と戦い、さらに自分と戦うとなると、アルペン競技スキーです。
ワールドカップアルペンスキーともなると、ヨーロッパでは冬の庶民の大きな楽しみとして絶大な人気を集めていて、「ホワイトサーカス」と呼ばれます。
サホロリゾートスキー場では、毎年1月下旬にSAJ公認サホロジャイアントスラローム大会が開催されます。
今年は、24日と25日の日程でした。

サホロのロッジ。夏は隣接するベアマウンテンでヒグマを観察できる

コースのインスペクション(横滑りで1回だけ下見する)。セントラル・アベニューの最も急な斜度26°の場所
25日は1日中雪が降り続く中、お昼ごろでもスタート地点の気温は-9℃(!)と低いままで、レーシングスーツ姿になると寒さが身に染みます。
前日の24日は抜けるような青空の快晴で、いつもそんな天気だとうれしいのですが、戦いの場ですから嘆いている余裕はありません。
130人ほどの選手が30秒間隔で次々とスタートしていきます。

1分余りのコースを滑ってもうすぐゴールを切る選手
近くで見ていると、選手のスキーのエッジが固く締まった雪を切っていく音が大迫力です。
レーシングスーツやヘルメットのデザインもカラフルで、選手がそれぞれ自分のセンスでファッション感覚でコーディネートしており、ゴーグルやストックの色を組み合わせている選手もいます。
近頃はアルペンスキーの世界もIT化が進み、レース結果をリアルタイムにPCと携帯電話で確認することができます。
これで観戦の楽しみも増えますね。
選手のゴールを待つ観戦客や関係者には大変好評です。
PC用サイト http://www.dosanko-ski.com/pc/pc.php
携帯用サイト http://www.dosanko-ski.com/k/ke.php
ところで余談ですがSAJ公認レースとは、シーズン始めに競技者登録した選手が、大会毎に付与される日本国内ポイントを競うものです。
SAJポイントの上位選手はFIS公認レースに出場でき、その上位選手は世界の大会、すなわちワールドカップへ道が続いています。
技術系に分類されるジャイアントスラロームは、1日に違うセット2本を滑り合計タイムで競います。
また、クラスの区分は、男子・女子のみで、国体のような年齢によるクラス分けなどはありません。
つまり、40歳になろうとする自分と伸び盛りの中学生・高校生が、同じカテゴリーで競います。
おじさんレーサーには大変きついルールですが、ワールドカップと同じルールということでもあります。
レーシングスーツ姿で冷えきった体を温めるのは、ロッジの食事です。
ゴンドラの駅を兼ねたセンターハウスには、2階にレストラン、1階に軽食コーナーがあります。
今回は1階でその名も「お得セット」780円をいただきました。

「うどん6種類(そばも選べるので実質12種類) + おにぎり5種類 + 温冷ドリンク10種類」 の組み合わせから1つずつ選ぶことができるのです。
なんというお得感!
札幌国際スキー場の「満腹セット」に勝るとも劣らない強力なメニュー発見です。
ところで、新得町といえば 「そば」 の名産地。
せっかくここまで来て、手打ちそばを食べない手はありません。
そこで夕方帰宅途中に、サホロリゾートスキー場からJR新得駅に向かって5kmほどの 「新得そばの館」 へ立ち寄ってみました。
使用しているそば粉は全て新得産で、挽きたてのそば粉を手打ちで提供しているそうです。

注文はシンプルに更科風の「もり」を1枚。

これが絶品!
しっかりコシがあり、ぷるぷるした食感と上品なそばの香りが口の中いっぱいに広がります。
つゆは、個人的に返しが強くてしょっぱいのは苦手なのですが、このつゆは濃すぎないバランスのとれた食べやすいつゆで、箸が止まりません。
田舎そばもあるのだそうですが、昼食時にいつも売り切れてしまうとのこと、次回はぜひ田舎そばもいただきたいと心に誓って帰るのでした。
(畠)