頼もしい用心棒「ぬりかべ」登場!? ~ 時計台休館に寄せて ~

2018年06月04日

 札幌市のシンボル、時計台が改修工事のため6月1日から10月末まで休館となります。休館になる前日の5月31日、道新の屋上から時計台を撮影しました。

 背後にそびえ立つ「さっぽろ創世スクエア」の高層ビルは、ほぼ建設を終え今秋のグランドオープンを控えています。世間では時計台の「がっかり度」がさらに増す?という心配もあるようですが、私はこの高層ビルを見るたび、漫画ゲゲゲの鬼太郎に登場する「妖怪ぬりかべ」を連想します。壁を使って敵の攻撃から味方を守る心優しい「妖怪ぬりかべ」。頼もしい用心棒の誕生を、時計台は心強く思っていることでしょう。

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 道東の網走生まれの私が初めて時計台を見たのは中学校の修学旅行。時計台は見学コースにはなく、走行中のバスの車窓から見ただけでした。バスガイドさんから「右手に時計台が見えますよ」と説明があり『こんな市街地の真ん中にあるんだ。思ったより小さいんだ』というのが当時の私の感想です。ほんの数秒間の出来事でしたが、その光景は今でもよく覚えています。

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  中学校の修学旅行から10年後、時計台の向かいにあるこの道新に入社し、以後この場所で働いていくことになるとは当時は想像する余地もありません。社会人になってから毎日のように見続けてきた時計台は、地方出身の私にとって、月並みな言葉ではありますが「都会の中の一服の清涼剤」となってくれました。

 道庁赤れんがのような威厳もなく、テレビ塔のような存在感もなく、ビルに囲まれこぢんまりとした時計台の、素朴なたたずまいが今も好きですね。6月中旬から足場を組み建物全体が覆われます。見えなくなって、あらためてその存在を実感することでしょう。秋になったら、きれいにドレスアップしたその姿を、私たちに披露してください。

(文と写真 電子メディア局・編集グループ・立花幹彦)

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コメント

とてもいい写真ですね。 この角度から時計台を見ることがないので、新鮮に感じました。緑と調和して、都会の中で息抜きができる場所ですね。道庁赤れんがといい勝負だと思います。また、ゲゲゲの鬼太郎に登場する「妖怪ぬりかべ」と書かれていて、納得しながら笑ってしまいました。「妖怪ぬりかべ」にみえてきます。(笑)

時計台の改修工事で建物全体が見えなくなることを知りませんでしたので、思わず投稿してしまいました。しばらく見れないんですね。ドレスアップした時計台を楽しみにしています。

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