5秒間、光の軌跡に賭ける 2017道新花火大会

2017年07月31日

 弊社など主催の「2017道新・UHB花火大会」が7月28日夜、豊平川河川敷で開かれました。昨年は「大雨の影響で豊平川の水位が上昇し、観客に危険が生じる恐れがある」ということで、延期になりました。昨年の開催前日、私は電子版デスクとして夜勤をしていましたが、当時の「電子版デスクから」のコーナーに下記の記事を書いていました。


▼2016年8月2日の「電子版デスクから」

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 今年は午前中に雨が降っていたものの、夕方には上がり無事開催できました。仕事がオフだったため、4年ぶりに河川敷まで足を運び、打ち上げ場所の間近で撮影することができました。

 この数年間、デジタルカメラによる花火撮影を続けています。試行錯誤の末、花火撮影はシャッター解放時間を5秒間に設定するのがベストだ、という結論になりました。シャッターボタンを押した直後の、5秒間の花火の軌跡を記録するわけですが、もちろん事前に予測できるわけではなく、くじ引きのような「当たりはずれ」の世界です。今回は合計132枚撮影し、うまく撮影できた5枚を下記にご紹介します。成功率は3%程度。それでも思いがけないスナップが撮れるものです。

 

▼19時45分頃 花火大会の開始数分後のショット。まだ周囲に明るさが残っています。

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▼20時10分頃 花火大会の開始数分後のショット。まるで黄金の麦の穂のようです。今回の一番のお気に入り。

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▼20時15分頃 紫の閃光が美しい。周囲の暗さが花火を引き立てています。

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▼20時20分頃 上の青い光がハート型になっているのが、わかるでしょうか。

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▼20時28分頃 花火大会フィナーレの美しい大輪を捉えました。きれいな虹色の光が印象的です。花火の色や撮影時刻から推測して、どうしん電子版のこの記事の写真と同じ花火だと思います。

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 打ち上げの音や振動、風の感触や会場の雰囲気など、臨場感まで伝えられないのが残念です。年齢を重ねるたび、花火の魅力とは「引き際の潔さ」や「散り際の美学」のようなものではないのかと、漠然と考えています。人間の本能や感情に直に訴えるものがあるのでしょう。だからこそ、これだけの人が集まるのだと思います。そんな花火の魅力を「5秒間のスナップ」に凝縮して残していきたいと思います。

(文と写真=電子メディア局・編集グループ・立花幹彦)

※希望するかたに本ブログ掲載写真を無償でお分けします。 mtatibana@yahoo.co.jp にメールをください。メールでご返信いたします。メールの件名は「道新ブログ 2017花火写真希望」としていただきますよう、お願いします。営利目的ではなく写真を趣味にしている個人・団体が対象です。ブログの感想もお忘れなく。

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