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山口香氏の女子柔道監督を待望する

2013年02月28日

 女子柔道15選手の告発から始まった、柔道改革の動きは、「各競技連盟の人事には口を出さない」と腰を上げようとしなかったJOCの姿勢を非難する大きな流れとなり、国際柔道連盟が全日本柔道連盟に対し非難声明をだし、国際的な問題となりました。
 私は当初、JOCが動かなかったことに対し、JOC理事の中にいる山口香氏と、橋本聖子氏はどういう意思を表明したのか、釈然としませんでした。
 山口香氏とは、一度ある会合でお会いしたことがあります。礼儀正しい聡明な方でした。
 橋本聖子氏とは、彼女がスケート選手時代、彼女のスケートウエアを企画していたのが私です。スケートでは、現場でのサービスマン活動まではしていませんでしたから、お会いしたのは数回で、議員になられてからご挨拶をしたことはありますが、議員と一般市民のご挨拶?でした。

 毎日新聞が2月10日に掲載した、山口香JOC理事に聞く、というインタビュー記事は、女子柔道の先駆者山口氏の面目躍如たるものでした。
 最初に全柔連に男性指導者の暴力、パワハラを訴えたのは山口氏。
 全柔連は、園田監督に確認し園田監督は事実を認め謝罪。しかし、次の海外遠征時、園田監督はその選手に対し、何か文句があるのかと脅迫まがいの行動。
 山口氏は再び全柔連に対し、園田監督の交代を訴えた。しかしまた全柔連は取り合わない。
 山口氏は彼女たちに、あなたたちも声を上げなければ抑止力にならないと訴えた。

 山口氏の分析は鋭いのです。
 全柔連は隠蔽でも、軽く扱おうとしたわけでもない。もともと、全柔連幹部たちのなかでは、女子柔道は軽い問題だった。

 この記事を読んで、山口氏のリーダーシップの確かさに頭が下がりました。
 そして、ついに女子柔道選手15名の告発は、スポーツ文化というものを理解できなかった某民放TV局の社長の謝罪を引き出しました。
 「ロンドン五輪の代表選手発表に象徴されるように、互いにライバルとして切磋琢磨し励ましあってきた選手相互間の敬意と尊厳をあえて踏みにじるような連盟役員や強化体制陣の方針にも、失望し強く憤りをかんじました。」これが、告発文に書かれた内容です。

 告発15名の選手たちは、JOCの調査には協力しています。しかし、全柔連が委嘱した第三者委員会の聞き取りは受け付けていません。2か所で同じようなことをする意味はありません。第三者委は、先に全柔連内部の民主的な改革のための聞き取りを行い、改革提言をすべきです。

 日本は、各競技で女性アスリートの活躍が進んでいます。IOCが各競技連盟に女性委員会の有無を問い、理事への女性の登用を必須とするなど国際的にはそれがスタンダードなのです。
 日本も各競技連盟、JOC,日本体育協会などの組織で女性理事と男性理事の同数化を進めてみませんか?そして任期は一期2年、延長二期で定年とし人事の停滞を防ぐのです。

 現在、道新に連載されている「スポーツ指導と暴力」は、大変に興味深いものです。
 柔道女子指導者の暴力指導を、幼稚さが招いたと断罪した方が、昔竹刀で牛や馬のように殴って言うことを聞かせようとしたことの反省から、そう言えるといいます。
 熱血指導の女性監督は、たたくこと、叱り付けることは本来すごく勇気がいる、といいます。
 おそらく、大阪、桜宮高校のバスケ部顧問も、「勇気がなせることだ」と平手打ちを連発したのでしょうね?
 この連載は少なくとも半年は続けてください。
 日本のスポーツ指導の詳細が浮き彫りになります。

 たとえば、手を上げず、足蹴りもせずの指導者でも、大声での叱声、物にあたりバケツを蹴る、壁を蹴るなどの行為は選手に恐怖感を与える暴力、パワハラです。
 普段はおとなしくても酒が入ると狂暴化する指導者や、おとなしくても常に酒の臭いをまき散らす指導者はアルコールハラスメントという暴力指導者です。

 日本は変わらなければなりません。
 高梨沙羅選手は、女子ジャンプの普及を願って昨日帰国して今日札幌宮の森ジャンプ場での宮様大会公式練習に臨みました。1日ノーマルヒル、3日ラージヒルを戦い、その後は8~10日長野での全日本選手権出場。そして次はワールドカップ最終戦に向けて13日には渡欧します。この強行軍にもかかわらず、4日に東京を訪れるIOC評価委員会委員のガイド役として都内を同行するというニュースが入りました。
 冬季競技からは異例の抜擢を受け、ジャンプの女王が20年夏季五輪招致に一役買って出る?
 買ってはいないでしょう!
 大丈夫?女性競技者虐待とは思われませんか?16歳の少女ですよ?
 彼女に必要なのは、競技への集中と、なにより休息なのです。

 山口香さん、日本の女性スポーツの先頭に立ってください。
 まずは全日本女子柔道の監督になって、改革を進めてください。

明日朝、NHKラジオで感動を語ります。

2013年02月27日

 金メダル2個、銀メダル1個を持って、ジャンプ女子チームが帰国しました。
  お疲れ様でした。
  彼女たちは3月1日と3日の宮様大会に出場します。
  メダリストも、そうでない選手も、凱旋試合として、また国内に残っていた選手たちは次の機会を求めて挑戦試合にして、元気よく戦ってください。
  女子ジャンプは世界に扉が開かれました。
  NHK TVの「アスリートの魂」で高梨沙羅選手が言ったように、女子ジャンプを引っ張った山田いずみさんが創刊した「美翔女」と、全日本ジャンプコーチの小川孝博さんが創設した「ライズジャンプクラブ」を、応援するイベントを宮様大会に合わせて企画しました。
  所属のない選手が多くいて、アルバイトをしながら苦労しながら選手活動を続けています。少しでも選手たちの活動費が確保できるように、私も頑張ります。

  明日、28日の朝、NHKラジオで現在行われているノルディックスキー世界選手権大会の途中経過を、語ります。とっておきの秘話もあります。お楽しみに。時間は朝7時40分ぐらいからの7分ほどですが、女子ジャンプと混合団体の優勝、さらに明日からの男子ラージヒル個人戦と団体戦。そして石田正子選手の30kmクラシカル!最終盤に驚異と感動のメダルがくるかも!!

感動語大賞だよ!泣かせてもらったよ!

2013年02月25日

 ノルディックスキー世界選手権、新種目の「ジャンプ混合団体戦」。
  この種目は男子2名、女子2名の計4名が1チームを編成して戦う、夢の団体戦です。
  夢という理由は、この団体戦の成績で、その国のジャンプ普及度が比べられるからです。
  かってスキージャンプは北欧の数か国が中心で、欧州でも中部欧州は圧倒的にアルペン種目が中心でした。
  欧州の人々にすれば、スキージャンプは「勇気の証明」で、ジャンプ発祥のノルウェーでは「ホルメンコーレン大会」と言えば、国王夫妻、各皇族が臨席され観客数10万人を数える巨大大会なのです。
  故菊池定夫さんに聞いたことがありますが、1950年代のホルメンコーレン大会では、各国のエース級選手は、ノルウェー国王に敬意を表して「正装」でジャンプしたのだそうです。Yシャツ、ネクタイ、上着にズボンという「正装」です。
  そして時代が進み、「地球の裏側の、小さい奴ら」である日本人が、どういうわけかジャンプに興味を持ち出してやりたいという。しょうがないから、ジャンプ台の設計も飛び方も行って教えてやれと、先生はすべてノルウェー人だったのです。
  1972年、札幌冬季五輪、70m級ジャンプで日本がメダル独占。金メダリスト笠谷幸生氏のライバル、ノルウェーのモルクは笠谷氏を肩車して祝福してくれましたが、半月後のノルウェー、ホルメンコーレン大会でのこと。笠谷氏は、飛距離で計6m、モルクを引き離しながら2位。
  私が憤慨してホームタウンデシジョンだというと、笠谷氏は「6m引き離して、負けたのは初めてだったなあ」と笑い、「札幌のお礼と思い、肩車しようとしたんだが、重くて上がらなかったわ」と笑いました。
  これほど、北欧のジャンプ強国にしてみれば、「地球の裏側の、小さい奴ら」には勝手にはさせないぞという気持ちがあるのです。
  一番、分りやすくいうと1964年東京五輪でオランダ、ヘーシンクに敗れた日本柔道の気持ちでしょうね。
  ですから、今回の新種目「混合団体」の日本の勝利は、空前絶後!正義は勝つ!歴史的大勝利
!なのです!
  しかもこの試合を通して、いくつもの「感動語大賞」が生まれたのです!
  高梨沙羅 「男子の先輩たちに、ジャンプ自体はすごくいいと、励まされた」
         「チームのみんなのおかげで個人戦よりもうれしさと感動が何倍にも、、、」
  竹内択   「金メダルは、、、一丸となって取ったメダルです」
  そして
  伊藤有希 「1回目1番手で8位、、、やっちゃったな、、、次の大貴兄ちゃんがすごい大ジャンプ。
          助けてくれたんだと泣きそうに、、、」
  伊東大貴 「恩師の娘さんと一緒に戦えて、こういう結果がうれしい」
  27歳の伊東と18歳の伊藤はともに北海道下川町の少年団で伊藤有希の父、伊藤克彦コーチに指導を受けた兄弟弟子なのです。
  大貴兄ちゃんの背中を追った有希が、ともに世界を相手に戦い、金メダルです。
  もちろん上川町にも、竹内の長野県にも金メダルですが、今回は下川町の伊藤夫妻に金メダルですね!
  混合団体は日本が主体となって、国際スキー連盟、国際オリンピック委員会にアピールしましょう。
  今後は、国内大会でもやりましょう。まずは男女計2名でのミニ混合団体から。そうすることで、男女選手を所属させる企業が増える可能性があります。
  ジャンプは北海道プライド、そのものなんです。
  ジャンプ選手が消滅した時は、北海道の元気もなくなるときなのです。
  北海道知事さん、ダイナミックな対策を取りませんか?

  私はきのう、札幌荒井山ジャンプ場で行われた「札幌ジャンプ少年団ジャンプ体験会」を取材しました。参加者48名。3歳から13歳です。雪かきしながら、随所に見られる感動的光景にはらはらほろり!
  寝言でも「ジャンプ飛ぶ!」と叫ぶという3歳君。2m級ジャンプ台でまじに踏み切るのです。「まだ飛ぶ!」の連続を支えるのが、札幌少年団のメンバーたち。人間抱き上げリフトでスタートへ運び上げるのです。いい光景でした。

老人とスキー 

2013年02月21日

 歌志内かもい岳スキー場の売りは、なんといっても山頂からの360度の眺めだ。
 そう高い山ではないが、言うならば石狩平野の北端にある独立峰の趣があり、よく晴れた日のかもい岳は初めて訪れた者を魅了する。
 5年ぶりのかもい岳だった。
 かもい岳には、私の尊敬するスキー人がいる。斉藤博氏は、スキーを通した活動で町おこし・人おこしをしている。彼は学年では1学年後輩になるが、私は心から尊敬している。
 5年ぶりのかもい岳だったが、2月11日はかもい岳でFISレースがあり、見学&スキーを計画して訪れた。
 大会関係者で知っている人に会えるのではという期待には、小樽北照高の工藤総監督に会えた。彼もびっくりしていたが、うれしかった。
 かもい岳のバックステージがまたいい。
 そしてご老人とリフトに乗り合わせた。
 私がどちらからですか?と聞いたのが、始まりだった。
 「砂川からです。家からは15分です。東京生まれの東京育ち。定年までは、スキーといっても会社の仲間で年に1~2回行くか行かないか、、、
 定年3年前、ふとしたことで北海道砂川の土地を買わないかと、、、まずは一人で見にきました。
 造成地の周りは板壁で、そこに実に綺麗な写真が飾られている。写真を見ながら出口に行くと、残りはあと2区画!私は申し込みました。
 東京に戻り、少々得意気に女房に話したら、定年離婚をしましょう!!と、、、茫然となりました。
 いよいよ、あと1年で定年。6月に女房を誘い、とりあえず一度見に行こうと。旭川空港でレンタカーを借りて砂川へ。この時期はねえ、いたるところで芝桜が咲いているんです。
 小さな花ながら、群生して咲く見事さ、女房は大感激で、、、一緒に砂川に来てくれました。
 もうすぐ80歳です。シーズンに何日?いやいや、毎日ですよ!もっとも朝起きて、吹雪いていたり曇って視界が悪い時などは無理はしません。
 スキーってのは、実にいい。
 リフトで上に運んでくれるから、あとはスキーを下に向けるだけで楽しめる。
 おっ!あなたもKスキーですか!
 これはいいスキーです。私も持っています。きょうは練習用のスキーで来ましたがね。
 おっ、もう山頂ですね。では、またお会いしましょう」。
 私は大先輩の老人スキーヤーを見送りながら、深々と尊敬のお辞儀をした。
 かもい岳は、いいところだな、と思った。

 世界チャンピオンは、16歳!

2013年02月18日

 高梨沙羅選手、女子ジャンプワールドカップ総合優勝、おめでとう。
  「揚力は速度の2乗に比例する」、これが飛行力学の鉄則です。
  つまり、踏切り蒔のミスを除いて考えれば、助走速度が速ければ速いほど揚力が高まるということです。
 高梨選手の体重は45kg、身長は152cmですから、一般的には助走速度は速くはないと思われるでしょう。しかし、体重の重い選手はどうしても大柄な体形になりがちです。そうなると、今度は空気抵抗が高まります。つまり、体重が軽くて小柄な選手のほうが、助走速度的には多少ハンディがあっても踏切り動作がスピーディで有利だと思われます。
 高梨選手の助走フォームは独特の低さがあり、体の大きな外国人選手では真似ができません。また体の硬い選手もあの低さは真似ができないでしょう。

 「強い選手は、空気反力を利用できる者」
 空気反力もまた飛行力学の重要な要素ですが、特にこの力が作用するのは着陸時の安全性向上です。飛行機は着陸時、フラップを下げ抵抗を増やしながら降りてきます。鳥もまた、着地や着水蒔には羽をフラップにして降りてきます。自分の体と地面の間で空気を圧縮し、その反動で安全に降りれるスピードまで速度をダウンするのです。
 スキージャンパーでは、時速90kmで踏切った場合、着陸時には120kmの速度になります。物体に働く落下速度により速度が高まるのです。この速度の中で、前傾姿勢を維持できれば体と着陸斜面の間で空気が圧縮され、地面反力・空気反力が高まります。
 高梨選手の踏切りから飛行姿勢への移行が抜群に速いのは、目の良さ・体の反応の良さ・足首の柔かさが大きな理由でしょう。幼少期、クラシックバレエを習っていたことは有効でした。

 もちろん、用具の進歩も寄与しています。
 現在のジャンプ締め具は、かかとの上りが少なくV字ジャンプ時のスキーのブレを防ぐ優れものです。この締め具で飛べるというのは、足首の柔らかさの証明です。
 踏切り後の前傾姿勢への移行の速さがあるため、着陸時の速度上昇が保障され飛距離が増えるのです。ただし、その分、安全な着陸のための「テレマーク姿勢」は取りづらくなります。
 現段階での高梨選手の不安要素はこの一点だけでしょう。

 父が元選手。兄も現役選手というジャンプ一家で、さらに昨春からトレーナーと栄養士のサポートをうけているというが、完全に味方にして有効活用するというのは意識の高さでしょう。16歳の食べ盛り、遊び盛りなら、スナック菓子の食べまくりでもおかしくはないが、毎食のメニューを写真で栄養士に送っているというのはすごいことです。
 家族の理解と意識を共有する家族力の勝利といえるでしょう。
 私には苦い思い出があります。
 全日本アルペン女子コーチ時代、日本の親御さんたちから大きな段ボールがヨーロッパに送られてくる。何を送ってもらったのかと聞くと、下着とかというが、そのなかには選手がリクエストした好みのスナック菓子がどっさりと入っているのです。男子コーチは女子選手の部屋には入っていけず、荷物検査もできず、気が付いたのはスナック菓子で体重が増えて動きが悪くなった時でした。
 間違った愛情で、親が子をつぶしたのです。それでなくても、海外遠征時はトレーニング不足になり、太りやすいのですから。
 こういう面でも高梨家には不安はないでしょう。
 
 ただ、だからといって強化を急ぎ過ぎてはいけない。
 ソチ五輪が来年だからといって、この1年に何もかもを詰め込んではいけない。
 17・21・25・29・33歳とチャンスは余りある。
 札幌ワールドカップ2連戦の敗戦がいつでも薬になるように、大らかな気持ちが必要だと思います。
 大事なことは、強化を害する要因をチームに持ち込まないことです。
 そうすれば、夢は次々と叶うでしょう。

IOCさん、それを言っちゃあ、いけません!

2013年02月15日

 国際レスリング連盟は、多くの項目でIOCの質問に答えられなかった。
 多くの項目とは、人気度、意思決定機関に選手代表不在、女性委員会不備、視聴率低調、ネット低調、など、、、。
 それらの指摘は連盟サイドも認めていますから、連盟サイドの落ち度もあったのでしょう。
 ですが、それらとは別に、IOC理事会の投票システムそのものが違法だとは思いませんか?
 なぜなら中核競技から除外する競技を投票で決めるにあたり、サマランチ・ジュニア国際近代五種連合副会長が投票に参加しているのは、「違法投票」です。
 まさに自身の出身母体を利することになるからです。それを「ルール違反ではない。競技に関わった人には智識があり、賢明な決断ができる」というのは、とらさんならば「それを言っちゃあ、おしめいよ」と言われるでしょう。
 テコンドーは身内を理事に当選させ、韓国の国技だけにIOCロゲ会長が冬季五輪会場視察で訪韓したときに、次期大統領との会談をセットし、メインスポンサーのサムスンの協力もアピールしたといいます。
 重大な結果を求める投票行為においては、いかに清廉潔白な人選をするかというのは当たり前のことです。これを無視するのなら、再び権力が集中し、IOC権力にアングラマネーがすり寄る「腐敗の歴史」が繰り返されるでしょう。
 レスリングの五輪除外という衝撃よりも、いますぐ目には見えないけれどIOCの「度重なる腐敗の歴史」のスタートとなるかもしれません。

快挙だ! レディロボ!

2013年02月12日

 恐れ入りました、日本女子アイスホッケーチーム様。
 そりゃ、まあ、心からお詫びはいたしますが、ノルウェーに0-3とリードされたときは、「あ~あ~、懐かしの、、、いつか来た道!」とは、思いましたよ。ところが、そこからの逆転劇がまあ、凄い!4-3で大逆転勝利!
 ところが、次がまあ、「胃痛観戦会」。0-1でスロバキアに敗戦。ところが延長負けのため、勝ち点1をゲット!すべては最終戦、デンマークとの戦いになり、5-0で圧勝。
 そりゃ、目指すところは来年のロシア・ソチ五輪ではあるけれど、連盟としてどんな措置をとったのでしょうか?
 日本国内で昨年秋に、10チームによる日本リーグ発足、高須クリニックがスポンサーに、月1回の強化合宿、連盟初の女性外国人コーチ元カナダ代表カーラ・マクラウドさん就任、山家正尚メンタルコーチ就任、、、
 なるほど、色々手を尽くしたんだわ!!
 強くなるときは、有効な手が次々に加わるものなんです。
 弱くなるときは、手が間違った方向で出てくるのです。みなさま、嫌というほど分かるでしょ!これを「体罰」とは言わないのですよ。これは暴力行為、パワハラというのです。
 それにしても、これほどはっきりと出るものなのですね。
 同じ女子チームが、悲惨な状況のなかで決死の告発!
 確かに女子アイスホッケーの現状はまだまだ恵まれているとはいえません。選手自身が、経済的な苦労を重ねています。アルバイト競技者も多いのです。
 ユニフォームの下は防具だらけ!まるでロボコップ!だから、レディロボ!
 女子アイスホッケーは全日本選手権をよく見ていました。なにが楽しいかというと、お姉さんたちの間に小さい子が交じって一緒にやるのです。それだけ、選手層が薄いということでもありますがね。
 日本アイスホッケー連盟様、国際アイスホッケー連盟に提案してください。
 競技に使う「パック」を、一回り大きくすること。
 「パック」の色を黒ではなく、蛍光色とか目立つ色にすること。
 なぜなら、TVで見ていると、パックのスピードが速くしかも小さすぎで見えません。TV画面は「引き」でなければ動きが分からないし、「引き」ではパックが見えないのです。このままでは「TV向き」ではありませんよ。TV向きでないものは、IOCに嫌われますよ!
 今や、「現場はリンクサイドだけではなく、家庭のTVの前でもある」のですからね。
 高須先生、スポンサー効果あったじゃないですか!
 単なる声援ですが、高須クリニックを応援しますから、さらに強化費をお願いいたします。

何故か、涙が!

2013年02月10日

 これは、年寄りが見ちゃいかん!と、思いました。
 それでなくても、涙もろくなっているのに、どこを応援というわけではなく、じっと見ているだけなのに選手からも応援する人たちからも「真剣さ」が伝わってくるのです。
 おそらくスポーツという範囲のなかでは、もっとも過酷な競技のひとつでしょう。
 札幌にしては暖かなほうとはいっても、じっと立っているだけで底冷えがしてきます。もし、目の前で繰り広げられている「連帯リレー」というスポーツ無しでは、女子優勝タイム48分50秒7、男子優勝タイム1時間49分33秒0という時間を立ち続けることは不可能でしょう。
 女子優勝は秋田県花輪高校・男子優勝は新潟県十日町高校です。
 女子26校中26位は、南北海道代表、札幌稲雲高校。1位とのタイム差は43分13秒2です。25位は京都府同志社高校、24位は大阪府大阪女学院です。
 技術的な優劣は見ればすぐに分ります。でも、それらを超越して札幌白旗山の難コースに挑み、希望のタッチをしたいのです。タッチが繋がれば、そこに自分たちの存在価値が刻まれることを彼女たち、彼らたちは知っているのです。応援する仲間たち、指導者たち、運営する役員たちも同じです。
 すべて希望のタッチで繋がっているのです。
 遥か遠くに仲間を見つけたのでしょう。私の横で二人が名前を叫びだしました。名前の連呼が、ゴールが近づくにつれ「あと少し」「ラスト・ラスト」と声量が上がります。最後のカーブに差しかかった時、選手が大声で叫んだのです。横にいた二人が、「ああ、涙出てきた、なんで?」と言ったのです。その瞬間、私の視界も涙でふさがれました。
 札幌で、全国高等学校スキー大会が行われるのは、いつ以来でしょうか?
 運営力は全国屈指です。
 情熱やおもてなしは伝わったでしょうか?
 希望のタッチはできたでしょうか?
 白旗山の駐車場からカーブを抜けて、直線道路に入りかけたとき、そこで交通整理をしていた札幌スキー連盟の役員の方が、手を振りお辞儀をして見送ってくれました。
 希望のタッチはすべての参加者に繋がったことでしょう。

ライバル出現!

2013年02月08日

 かなり、昔のことだが、当麻町の道の駅に、小さな木彫りの「えぞももんが」が売られていた。
 かわいらしさが半端ではなく、おみやげによく買ったものだ。
 一度、札幌五輪ジャンプ金メダリストの笠谷幸生さんにプレゼントしたことがある。
 「最強のライバルです」と。
 笠谷さんは、しげしげと見て「これだも、かなわないな」と、笑った。
 ライバルは森だと思っていたら、なんと海にもいた。
 「いかは、空を飛ぶのだ!」
 世界で初めて「空飛ぶいか」の連続撮影に北大大学院水産化学研究院の研究グループが成功!
 飛行時間3秒以上、毎秒8~11メートルの速さで、海面から2~3メートルの高さを滑空し、移動距離は30メートルに達したという。
 天敵のまぐろに追われ、絶体絶命の時に飛行能力が得られたのではという。
 そうか、スキージャンパーは助走時に天敵に追われていると思わせればいいのか!
 天敵?まさか、まぐろじゃないし、奥さん?
 天敵を探すのがややこしいね!
 いかは海水を噴出して加速するのか?やるもんだな!
 ももんがには絶対勝てないけrてど、いかには負けてなるものか!!?

国際的スポーツ文化の観点を!

2013年02月07日

柔道告発問題は園田監督に続いて、吉村和郎強化担当理事、徳野和彦コーチが辞任となり全日本柔道連盟は体制見直し、体質改善に第一歩を踏み出さざるを得ない状況となりました。
 問題が大きくなるに従い、告発した15人の選手が匿名のままでよいのかという議論もあり、告発選手側の代理人の弁護士も選手側が不利益にならない状況が確保されたら氏名の公表もあり得ると発表しました。
 JOCにも動きがあり、理事であり自民党参議院議員でもある橋本聖子氏は「選手のプライバシー擁護の観点から、選手が表に出てこない状況をどう判断するか」と、問題提起しました。
 JOCの女性スポーツ専門部会長の山口香氏は、「選手の悩みや意見を吸い上げるシステムを迅速に構築する必要性がある」と訴えたうえで、「選手名の公表は時期尚早」と発言。
 私が不思議に思うのは、JOCには橋本氏や山口氏のような女性理事がいるのに、15人の柔道選手がJOCに対して告発したときには何故迅速な対応ができずに、全柔連に差し戻し的な「後ろ向き対応」しかできなかったのか?ということ。
 JOCは、個別の連盟人事には介入しないという不文律?にこだわったのでしょうね。
 でも、訴えは連盟人事以前に「指導における暴力、パワハラの訴え」でした。そこを理解できなかったことで、JOCは国民の支持を失ったのかもしれません。少なくとも、国際的な信用は失ったのではないでしょうか?
 いま、求められているのは「国際レベルの常識」なのです。
 国際柔道連盟(IJF)は、いち早く全日本柔道連盟に対し非難声明を出しました。なぜなら、JUDOは危機をむかえているのです、このままでは、五輪種目から外れるのではという危機感です。
 国際オリンピック委員会(IOC)に多大な影響を与えるのは、巨額な放映権を支払うTV局です。そのTV局からすると、試合の大半が組手争いに終始する試合はあまりにTV向きではないのです。この観点から見れば、IJFがルール改正してきた内容はすべてTV映りの良い内容への変更なのです。
 ロンドン五輪では、日本の男子監督が試合場側のコーチ席での「大声での叱咤激励」をとがめられ、退場になりました。IJFが五輪に残るためにいまもっとも気を使っていることは、ドーピング・暴力・セクハラ・パワハラ・八百長なのです。となれば、IJFが柔道の本家である日本に対しても非難声明を出すことは当然なのです。
 日本で通用することは、国際的にも通用するのか?
 ここを考えなければ、日本のスポーツは「国際スポーツ文化」にはなりません。当然、IOCは日本のスポーツ文化の定着度を見ているのです。
 五輪代表選手の当落TV中継も、欧米ではありえない暴挙です。仕掛けたTV局も、許した全柔連幹部も「国際スポーツ文化」という観点を持ち合わせてはいなかったのです。あるいは、「当落両選手は抱き合って涙を流し、私の分も頑張ってと手を取り合いました」という「お涙頂戴物語」を期待したのかもしれません。
 次回の五輪では、ラグビーが採用されます。しかし7人制のラグビーで試合時間は10分ハーフです。これなら一日何試合もでき、決勝まで3日もあればできてしまうのです。これがTVマネーを背景にした現代五輪の姿なのです。

明日は明日の風だって!

2013年02月02日

 きょうの札幌は気温がプラス7・6度!!
 気温はまあいいんだけれど、風には勝てないのがスキージャンプです。
 10時、試技開始。11時一本目開始の予定が、吹き飛びました。
 宮の森の風は、巻き風です。
 いかにジャンプが、向かい風、追い風の運、不運をなくすために、ウインドファクターを取り入れたといっても、悲しいかな大ジャンプは向かい風の時で追い風や巻き風では飛距離が出ないのです。
 きょうのジャパンチームは高梨沙羅選手を含め、風に負けました。
 いいさ、きょうのようなこともあるのが、ジャンプ!
 明日は明日の風が吹く!
 明日は気温の予想がマイナス4度。
 札幌では初めての女子ジャンプワールドカップです。
 きょうの観客数は、私の目算では1万5千人!!
 明日もがんばるべ、オールジャパン。選手も観客も役員も!

尊敬心を集める女子ジャンプ

2013年02月01日

日本女子ジャンプの草分け、山田いずみさんはNHK女子ジャンプの解説者だ。
 顔には似合わぬ、ややハスキーな声での優しさあふれる解説はとてもいい。
 きょうの宮の森ジャンプ場にはかわいい息子をつれて現れた。それを見た各国のベテランジャンパーたちが駆け寄って旧交を温めた。
 また、今日は海外のコーチたちが女子ジャンプをどう見ているのか、面白い話も聞けた。
 アメリカのサラ・ヘンドリクソン選手は、女子ジャンプの教科書だという。子供にジャンプを教えるのには、サラの映像を繰り返し見せるのが一番だという。
 日本の沙羅、高梨沙羅選手のジャンプは「クレージー」だという。この場合の「クレージー」とは、尊敬心のある驚きという表現だ。理由は、誰も真似のできないジャンプだという。教えたくても教えられない驚異のジャンプだという。
 教科書とクレージー!明日・明後日、宮の森ジャンプ場でご覧あれ!
 32歳の世界最年長女子ジャンパー、葛西賀子選手も頑張ります。先ほどNHKでも詳しく紹介されました。あの長野五輪奇跡の大逆転優勝のジャンプ団体を陰で支えたテストジャンパーでした。また、大けがもしてジャンプの怖さも知っています。山田いずみさんと葛西賀子選手がいなければ、今日の女子ジャンプは無かったのです。
 がんばれ、日本女子ジャンプ!!
 そう、きょう気が付いたのですが、女子ジャンプ選手たちはコーチや役員の方々から、尊敬されています。連帯感もあります。
 レディスジャンパーファーストです。
 体罰も、いじめもなく、強制もなく、こういうのが女子スポーツの本質ですね。
 なぜそうか?だって、「じゃあ、飛んでみて」と、言われたらおしまいですから、はい!

プロフィール

プロフィール

伊藤 龍治
1947年札幌生まれ。札幌啓明中では夏は野球、冬はスキー。旭丘高では夏はバスケット、冬はスキー。「スポーツ二毛作」実施者。早稲田大でスキー。日本初のアルペンサービスマン、世界初のジャンプワックスマンは自称ながら事実。スキーで4年おきの「骨折五輪」に3度出場。全日本アルペンコーチ。北海道新聞に「いい汗いい話」を12年半執筆。テレビ、ラジオ、講演などスポーツジャーナリストとして活動中。

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