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80%での勝負論

2012年06月30日

 高校野球支部予選がたけなわだ。
 2004年に全国制覇した、駒大苫小牧高が苫小牧東高に1-2で敗れ、全道大会への出場権を失った。
 北海道の高校野球のレベルは上がったのではなかったのか?
 駒大苫小牧高は、「マー君」がいたからだよ!
 いやいや、そうではありません。初優勝時には「マー君」は投げていないのだ。
 初優勝時は、本州からの留学生は確か一人で、投手は岩田・鈴木・松橋の3投手だった。
 確かに優勝監督の香田氏はいない。しかし、強化の絆はのこされたのではなかったか?
 この問題は北海道高野連全体が考えなければならないことだ。そうしなければ、あの優勝はなんだったのかと、歴史に疑問符がついてしまうだろう。
 ロンドン五輪まで1か月を切った。
 新聞、テレビ、ラジオにも五輪の文字が躍る!
 ナショナルトレーニングセンターが機能し始めてからの最初の五輪になる。
 トレーニング環境は改善された。さあ、日本チームの成績は?と追い込まれるが、私の師匠、笠谷幸生五輪金メダリストは言う。
 「五輪では、自分で自分に、80%の力を出してくれればいいよ、と語りかけている」
 「だって、120%の力なんてないし、100%の力は五輪では出ないものだ」
 「もちろん、大前提に80%の力で戦えるというレベルに到達していなければならない」
 五輪という超絶的大イベントに際し、OB,先輩、後輩、出身地、出身校などは「死ぬ気でいけ」(乾坤一擲」「恥をさらすな」などの大応援をするのだが、競技での成功の本質は「80%での勝負論」ということなのだ。
 するもの、みるもの、ともに肩の力を抜きましょう。

ショックで、書けない!

2012年06月25日

 北海道新聞夕刊スポーツコラムに、「いい汗いい話」を連載する話が持ち上がったころ、運動部長が担当者を紹介してくれた。
 なんと、その担当者は、私と小学校・中学校・高校で同級だった。彼が北海道新聞に入社したのは知らなかったのだ。
 同級生というのは、まったく遠慮がいらない。彼が言う。「リュウジ、タイトルはいい汗いい話でいいだろ」
 「なんだ、それ?それじゃ悪い?話は書けないじゃないか?」
 私はかなり抵抗したが、とにかく連載が始まった。最初から期限の話は出なかった。当然、駄目なら一発退場だからだ。
 悪い!?話は書けない、書かない。いい話を書くためには、応援者になろうと決めた。つまり、スポーツとスポーツマン、そして観客、ファン、サポーター、裏方の方々への応援歌を紙面で謳おうと決めたのだ。
 年の区切りでは、必ず連載の可否を問い合わせた。
 3年目に運動部長がこういってくれた。「社内にファンが増えているんですよ」
 担当者の同級生が言った。「普通、3年を越えることはないんだ。書くほうも、読むほうも飽きるんだ」
 連載は12年半続いた。打ち切ったのは、乳がんと戦った妻の死だった。8年半の闘病だった。私が下書き段階で意見を求める、パートナー編集者を失い、道に迷ったからだ。
 日本最大の娯楽スポーツであるプロ野球で、またしても「破廉恥大事件」が報道された。
 口止め料が1億円で、それは払われ警察への届け出はされなかったという。
 さらに、この報道は読売巨人軍、読売新聞社で起きた内部混乱事件の結果の延長上で出てきたとも言われている。
 巨人軍の原辰徳といえば、日本スポーツ界のブランドだ。
 巨人・大鵬・卵焼き、さらには王貞治・長嶋茂雄に匹敵するブランドだ。
 親子鷹、熱闘甲子園、大学野球の親子鷹、巨人の星、さわやか巨人の4番打者、、、、
 6月23日の北海道新聞。「横浜の夫婦孤立死。病で妻倒れ、夫餓死」
 61歳と57歳の夫婦だという。私の妻が亡くなったのが57歳、その時私は61歳だ。
 女性問題の口止め料が1億円。巷では、孤立死。比べるべきではないだろうが、私はショックで、書けない!

1-4の敗戦の意味

2012年06月19日

 サッカー女子、なでしこジャパンが、アメリカに1-4で負けました。
 この敗戦は、何を教えているのでしょうか?
 猛烈に鍛えた小型選手と、少し鍛えた大型選手では、大型選手が絶対的に有利です。
 もちろん、競技の性格、質というものもありますが、サッカーのようなスピードと高さが要求されるスポーツでは、尚更です。
 日本男子の香川のようなスピードスターは、なでしこにはいません。川澄がいるじゃないか、と言いたくなりますが、日本レベルでは速いのですが世界レベルでは普通です。
 アメリカはなでしこを研究しまくり、宮間と沢をつぶせば(密着マーク)パスが出ないことを知り、スピードあるサイド攻撃、それもドリブル突破が有効と知りました。もちろん、ドリブルをマークされたら中央へのパス攻撃です。言うならば平均身長で10cmの違いは、ヘディング攻撃では脅威の差です。
 ですから、今スウェーデンで行われている女子3か国対抗での、対アメリカ戦は完敗でしたが、実はこれで終わりではありません。
 なでしこは、今五輪代表の最終選考を行っているのです。
 ディフェンス最終ラインは、熊谷と岩清水がレギュラーですが、昨日は矢野・宇津木が先発。連携の不足から立ち上がりに2失点。
 この敗戦、しかも1-4という大敗は、なでしこジャパンのウィークポイントのあぶり出し。
 五輪前にどうしてもやらなければならない意識改革のためのゲームでした。

不良債権!

2012年06月15日

 阪急阪神ホールディングスの株主総会で、城島選手と小林投手が名指しで「不良債権」と批判され、経営者が謝罪したという。
 北海道人はびっくりするでしょうね!
 しかしね、舞台は関西、人は関西人でっせ!こんなこと、当たり前やがな!
 年俸6億と2億でっせ!その高給取りが2軍にいて、1軍の戦力にならないなんて、とんでもおまへんがな! 
 と、いうことなのです。
 昔、サラリーマンで大阪にいたころ、阪神が負けた翌日、「虎キチ」と評判の部下が朝礼のあと、私の所へ来て「次長、わし、きょうはあかん、仕事する気あらへん」、「なんでや?」と聞くと「あかんて、あそこはバントやがな、吉田のアホ、調子こいて強攻してダブルプレーや」
 ものすごいのです!
 阪神ファンとは、誰でもが監督で、誰でもが解説者なのです!!
 そう考えると、北海道日本ハムファイターズは、よかったね、株主総会でそういわれるような選手はいませんよね。
 道内の他のプロチームを見ても、、、うん?いませんよね、、、
 株主が言う気持ちも分るのですが、スポーツにおける故障の厳しさもあるのです。私なんかは骨折3回でっせ!!不良債権の見本!故障の代名詞
 まあ、言えることは「時には厳しく、時には優しく」と。

スポーツマンの鑑(かがみ)

2012年06月06日

 男子バレーボール世界最終予選が、行われている。
 会場の東京体育館は、日本戦に限れば超満員だ。
 これは、協会と放送TV局との「仕掛け」の成功なのだが、節度とスポーツマンシップが守られているのならば、いけないということはない。
 CSテレビでは、日本戦以外の中継も行われているが、こちらは画面上ではガラガラだ。しかし、そういう時でも、全国のバレーボール関係者は見学すべきだろう。百聞は一見にしかず、これはスポーツの鉄則だ。
 今回の日本代表12名は、実に教育的なチームだ。
 異色の2選手が含まれている。越谷章、33歳、8年ぶりの全日本復帰だ。185cm76kg、あまり知られてはいないが大変な読書家だ。とにかく自分の強みは「どんな場面でもプレーできる」こと。
 守備能力は抜群で、チームが揺れだしたときには越谷の出番だ。
 昨年の黒鷲旗大会優勝時に、所属の東レでただ一人涙を流した姿は忘れられない。このシーズン、先発出場したのは、Vプレミアリーグの初戦とシーズン最終戦の黒鷲旗決勝戦の2試合だ。獅子奮迅の活躍だった。
 33歳になっても衰えず、8年ぶりでも全日本に復帰した。見事だ。
 
 近藤茂。30歳のセッターだ。所属の東レでは長く控えセッターだった。正セッターは全日本常連の阿部がいるからだ。その近藤が初の全日本入りした。宇佐美が先発するが、ピンチや戦局打開の時にはお呼びがかかる。30にして立つ。自分の強みを「打たれ強い」という。
 多くの選手たちの手本だ。
 こういう選手たちのことを「スポーツマンの鑑」という。
 アジア1位で五輪に出るためには、中国と豪州を破らなければならない。越谷と近藤の出番が増える。二人を見ることでバレーボールの面白さが増えるだろう。

逆走マラソン

2012年06月04日

 NHK午後2時のニュースで知りました。
 福島県猪苗代市で、スキー場を逆走するマラソン大会が行われたそうです。
 福島県は、海側が浜通り、中央が中通り、山側が会津と呼ばれますが、会津猪苗代スキー場でもスキー客は激減。そこではじめられたのがこの「逆走マラソン」です。
 市街地一周のあと871mのスキー場山頂を目指して逆走開始。
 871mといえば、札幌藻岩山の倍ですよ!
 しかも最大斜度37度。さすがにそこにはロープが張られていました。
 逆境に負けない「逆走マラソン」、福島がんばれ!
 しかし、私は、呼ばれても、いかないぞ!!(笑い)

プロフィール

プロフィール

伊藤 龍治
1947年札幌生まれ。札幌啓明中では夏は野球、冬はスキー。旭丘高では夏はバスケット、冬はスキー。「スポーツ二毛作」実施者。早稲田大でスキー。日本初のアルペンサービスマン、世界初のジャンプワックスマンは自称ながら事実。スキーで4年おきの「骨折五輪」に3度出場。全日本アルペンコーチ。北海道新聞に「いい汗いい話」を12年半執筆。テレビ、ラジオ、講演などスポーツジャーナリストとして活動中。

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