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女たちのボクシング

2009年11月30日

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 ボクシング界の「国民的ヒーロー」「国民の期待」内藤大助選手が敗れた。
 WBC世界フライ級王者として5度の防衛戦を越えて来たが、亀田興毅選手にタイトルを奪われた。
 スポーツ紙の見出しは、「顔面破壊」「顔潰れた」と書いたところもあったが、「流血顔面ボッコボコ」に至ってはボクシングの崇高性や世界タイトルマッチの意味、ファイティングスピリット以前のフェアプレー・フレンドシップ精神を理解していない文章だ。「ボッコボコ」とは、喧嘩での表現だ。
 豊浦町在住の母、道子さんは「負けたらやらなくていい。ホッとしている」と語り、妻、真弓さんは「判定には納得がいかないけど、お疲れさまと言いたい。悔しいから、またやってもらってもいいかな」と笑顔も見せたという。
 内藤大助選手の今後は分らないが、ボクシングであろうが他のスポーツであろうが、選手をつくり育てるのは「おんなたち」である。
 次の内藤大助を、私たちはゆっくりと待ちたい。

感謝 感激 紙吹雪!

2009年11月23日

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 写真は北海道新聞11月23日(月)27面に掲載された、諸橋弘平カメラマン撮影のものです。
 ほんとに まあ 紙吹雪だわ! 良く撮ってくれました大賞!です。
 「みんなで広い集め(清掃に)協力しましょう」という梨田監督の挨拶も良かったです。
 国民性が垣間見えたのは、大沢元監督との遭遇場面。
 梨田監督は、オープンカーの上から挨拶し、「あっぱれお願いします!」と声をかけました。前監督のヒルマンは、かって同じ場面で車から降りて駆け寄り両手で大沢元監督の手を握り締め、何度も何度もお辞儀を繰り返したものでした。これは、ヒルマン監督と梨田監督の社交性や誠実性の差を言うのではありません。
 ほんの少し前ですが、オバマ大統領が来日し天皇皇后両陛下を訪問した時、オバマ大統領はびっくりするような深いお辞儀をしました。アメリカ国内でも「やりすぎ」と論争になったほどのお辞儀でした。実際、私も新聞の写真を見てびっくりしたのです。
 ただ、その時、私は「この写真を見た日本人は物凄い数の人たちが、オバマ大統領のファンになるだろうな」と思ったのです。
 落語的に言えば、まくら、とか、つかみ、の極意のようなものかもしれません。
 首脳外交は威圧や恫喝ではなく、ユーモアとウイットだからでしょうね。
 ヒルマン人気はあの時のあの場面で不動のものになったと、私は思うからです。日本一を自分の手柄と誇るのではなく、前任監督への手厚い感謝表現を忘れない姿勢に北海道民ばかりではなく、日本人は感じ入るからです。
 最後に、感謝感激紙吹雪に加われなかった「超著名2軍選手」に 渇 を!
 プロ野球セ・パ両リーグ60周年記念 プロ選抜対大学選抜戦。
 北海道日本ハムファイターズの誇る「超著名2軍選手」中田翔選手は、東京ドーム4万人の観客の前で、2度の走塁ミスでブーイングを浴びました。この歴史的な試合に自分が、1軍で活躍する選手たちに混じって出場できるという意味が分らなかったのでしょう。
 中田君、今のままでは小谷野君は超えられない!
 なぜなら、小谷野君は君とは対極にいる「絶対努力」のプロ最高の3塁手だから。

頑張れ! スキー場

2009年11月16日

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 一週間のご無沙汰でございました! 
 中高年ならおなじみの、玉置節のような始まりでございます!
 きょうは演歌とは何の関係もない、スキー場のお話でございます。
 新聞によりますと、、、これも聞いたことのあるような入りですが、道内10スキー場がスキー人気復活を目指して提携するのです。
 今季からシーズン券を別のスキー場に持参すれば、1日券などを値引きする相互サービスを開始し、スタンプラリーや循環バス運行も検討するというのです。
 経営母体の違う10スキー場が異例のスクラムを組むというのです。
 各スキー場のシーズン券は3万~6万円程度で、それぞれが年間300~1000枚を販売していますが、例えば札幌国際スキー場の1日券(通常4600円)が2500円に、カムイスキーリンクス(旭川)の1日券(同3000円)が2000円になるなど20%~46%値引きされるのです。
 狙いは、さまざまなスキー場を知ってもらうことで、スキー人口の底辺拡大につなげたいからとのこと。
 提携スキー場は、札幌国際・ニセコグランヒラフ・小樽天狗山・カムイリンクス・ニセコビレッジ・ニセコアンヌプリ・スノークルーズオーンズ・朝里川温泉・キロロ・フッズスノーエリア札幌の10スキー場です。
 また、かっては「宿敵」の西武と東急が両社が持つ全国20箇所のスキー場運営で業務協力をすることになりました。西武と東急といえば、創業者世代が伊豆や箱根の開発で意地を張り合った50年来の宿敵同士。スキー人口の減少を受けて初めて手を携えるのだそうです。12月18日からは札幌市内の「ガスト」数店舗を含むすかいらーくグループのレストランで、リフト券やレンタルスキー、食事の割引が受けられる共通クーポン券も配布するそうです。
 極めつけは、ふらの観光協会と富良野スキー場!
 この冬、富良野市民は午後5時~8時半の北の峰第1高速リフト(1058メートル)の利用が無料で、二つのゲレンデが楽しめるのです!!
 富良野スキー場の昨シーズンの市民割引の利用者数は、人口の1割に満たない1700人で、住民がそっぽを向いていては観光客も来てくれないと観光協会がプリンスホテルから格安の年間30万円でナイターゲレンデを借り入れることにしたのだそうです。
 かって、北海道は雪と氷の超人の生産基地!
 超人でなくても、小学校ではスキー・スケート遠足、中学高校では冬の体育がスキー、スケート授業でした。だから、国民皆泳ならぬ道民皆滑だったのです。それが今では中学校のスキー授業の実施率は30%。危険だ、金がかかる、指導者がいない、という理由の数々を一概に否定はしませんが、取り組みの方法はまだまだあるはずです。
 今回のスキー場側からの方策もその一つです。
 極めて近い将来、本州のスキー場で標高2000m以下の所は存続が難しくなりそうなのです。温暖化は進行するからです。すでにヨーロッパがそうなっているのです。
 そうなれば、北海道の冬は長期間の厄介者ではなく、観光・温泉・食事と相まって世界的なウインターリゾートに発展するのです。だからこそ、北海道民は長い冬に冬眠してはいけないのです。世界を相手に活躍する子孫のために、スキー・スケートは北海道民の必修科目なのです。
 だからこそ、スキー場側ももっと思い切った方策を提案してもいいのです。
 富良野のように、市内スキー場ならば市民ファミリーや学校授業なら無料でもいいのではないですか?授業ならば、レンタルスキーセットも無料ではいかがですか?その時のレンタルセットは、広く市民からの提供を呼びかけてはいかがですか?指導者も、スキー連盟の協力を受けながら、市民内のスキー指導員ボランティアを募集してはいかがですか?
 いまこそ、輪を広げなければ北海道の強さや特徴を維持できなくなるのです。
 子どもにスキー・スケートを!
 子どもが親を連れて戻ってくることを、私たちは北海道日本ハムファイターズで学んだではありませんか!!
 まずは、頑張れ、スキー場、です。
 私も応援しますよ。出来ることは、「抱腹絶倒スキー談義と超簡単スキー術講習会」かな!?

予定に無かった、ファイターズ!

2009年11月08日

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 まぁ、なんともイライラする、ストレス満載のゲームが、最終戦となってしまいました。
 勝敗に不思議なし。敗因は、繋がらなかった、その一言です。史上初の、毎回安打での完封負けという記録も打ち立てました。これでは勝てません。
 勝負に、たら、れば、は無しですが、ダルビッシュで2勝という目算がはずれたのですから、しょうがないと言えばそれまでです。
 ただ、次を見て言える事は、20代半ばの元気バリバリ型の選手の登場です。巨人の話題になった育成選手3人は、揃って25歳。レギュラーシーズンホールド王の山口鉄也投手・2番センターのレギュラーを掴んだ松本哲也選手・交流戦以後先発ローテーション入りして6勝のオビスポ投手の3人は、年俸240万円トリオだそうです。
 巨人は育成枠での成功が評価されていますが、逆に言えば2軍での育成が不調なのかも?もっともこれは全球団に言える事かもしれません。日ハムも、有名・著名な2軍選手が沢山いるではありませんか!
 稲葉選手はおそらく疲労困憊であったろうと思われます。WBCからの皆勤です。と、同時に巨人軍のデータ分析が日ハムを上回ったのだと思います。見逃し三振の多さが、それを証明しています。
 覇者、巨人はそれでもチーム構成は各球団からのFA・トレード・外国人が主体です。エースも3番・4番も抑え投手もです。
 いま、プロ野球界はまぎれもなく地方の時代へと進み、地域密着のもとで地域の活性化や一体化との同時性が問われることになりつつあるのです。
 だからこそ、日ハムの若手が成長しなければならないのです。あなた方は、北海道が期待する次代の活性化戦士なのです。チームや組織が強化されるのは、常にチーム内競争が起きている時なのです。あなた方は単にファイターズが選んだだけではなく、北海道に「選ばれた担い手」つまり「選手」なのです。
 北海道日本ハムファイターズ、お疲れ様でした。
 北海道とともに、次に進みましょう。

大丈夫!予定通りだ、ファイターズ!

2009年11月06日

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 海の向こうからは、ベースボールのビッグニュースが!
 ヤンキースがワールドシリーズ優勝! マツイヒデキがMVP!
 そりゃ、確かに凄いことなんだとは思いますがね、ただね、今ちょっと野球で忙しいんです、はい!
 戦前の私の予想通りです、何の心配もありません、はい。
 札幌ドームで1勝1敗、東京ドームで1勝2敗、再度札幌ドームで2勝するのです。
 これ以上、劇的な日本一もないでしょう。相手は球界の盟主ですよ。盟主がホームで2敗はしません。ですから予定通りなのです。
 それにしても、北海道民にも増えましたね、にわか野球評論家!銭湯談義や居酒屋談義では、日本シリーズ一色です。でもね、阪神ファンとは違って自分を納得させるための愚痴が多いんです、道民は!多少はぼやいても、けなさない、くさしたりしない、辺りが大人ですね。
 「あそこは藤井の続投やろが!あほんだら!」
 「久も、なんやね!何しにいったんや、試合こわしやないか、あれやったら」
「ありゃ、首やで!どあほが!」
 こういう、どつきがないんです。
 大丈夫、7日は打線が繋がり繋がり、8日は「一世一代野球」が再現されます。
 紙吹雪でも作りながら、応援しましょうか!

講演会 バンクーバーを楽しもう

2009年11月03日

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 札幌にも初雪が降りました。
 全道各地からは既に雪の便りも続々と伝わり、最低気温も氷点下の地域も増えてきました。いよいよ、冬季スポーツシーズンです。
 というわけで、きょうは講演会のお知らせです。
 「五輪いい汗いい話・バンクーバーを楽しもう」
  11月25日(水)午後2時30分~午後4時00分
  恵庭市民会館(恵庭市新町10)
  主催 道新千歳恵庭政経文化懇話会 「千歳・恵庭プラス1セミナー」
 懇話会会員以外で聴講ご希望の方は、郵便番号、住所、氏名、電話番号を記入して、11月18日(水)必着で道新情報研究所・千歳恵庭政経懇事務局
  060-8711 札幌市中央区大通西3
  ファックスは、011-241-2472  へお申し込みください。
 聴講券を送ります。応募多数時は抽選し、発送をもって発表に代えます。
 聴講料は、1000円で、当日現金払いです。
 お問い合わせ 千歳恵庭政経懇事務局 011-241-2471

 写真は、9月20日、フッズで語ろう会で一緒になった五輪金メダリスト、船木和喜選手です。彼は第1次W杯遠征メンバーには選ばれませんでしたが、今なおバンクーバー五輪に向けて挑戦中です。最近は笑顔がますます素敵になってきました。
 私の講演会で一般の方々へご案内できるのは限られていますので、今回ご案内させてもらいました。
 全スポーツ選手のあこがれ!五輪大会をめぐる汗と涙の物語、時には抱腹絶倒!時には裏話に感動!指導者にとっても、選手にとっても、もちろん一般の方々にとっても
有意義で楽しい時間になることを、私が保証します。
 平日の日中ではありますが、どうぞお申し込みください。

一世一代、伝説になる一日

2009年11月02日

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 一世一代、いっせ・いちだい であって、いっせい・いちだい では、ありません。
 札幌に初雪の降った11月1日の札幌ドームでのダルビッシュの投球は、間違いなく伝説になるでしょう。なぜなら、今日一日、どれだけの人々が昨日の入魂の投球を語ったことか!
 一世一代とは
 1・引退を前にした役者が一生の納めとして得意の芸を演じること
 2・一生のうちただ一度しかない(ほどにみごとである)こと
 と、ありますから、正確に言えばダルビッシュ君には本来は当てはまりません。彼ならば、この先も幾度と無くやってくれそうだからです。
 私流の解釈が決定したのは、今朝の道新を見た時のことでした。
 「一世一代」とは、「棚から本マグロ」とも言うのです。
 寒空に咲く花、だとか、白星運んだ白い雪、だとかのレベルではないのです。棚からゆめぴりか、とか、棚から本ししゃも、棚から本たらば、でもなく、棚から本まぐろなんですねえ!
 一世一代投球のダルビッシュ君、紫綬褒章の中島みゆきさんレベルになると、言葉に含まれた心意気、ユーモアとウイットが、私たちの胸を打つのです。
 落ち込んだ時には、ダルビッシュ君、悲しい時には中島みゆきさんの言葉を思い出せば、救われます。
 それにしても、楽天岩隈投手に感謝です。
 あなたのあの志願の最終登板が無ければ、昨日のダルビッシュの一世一代登板は有り得ませんでした。野村監督の胴上げのあと、ダルビッシュが、八木投手が貴方のところに駆け寄りました。その時、貴方は敗者ではなく、幾多の投手が尊敬する勝者になっていたのです。あの時、貴方は教育者でした。そして、昨日のダルビッシュが生まれたのです。
 岩隈君、どうぞ体をいたわってください。そしてまた最強の相手として、戦いましょう。ダルビッシュが言ったパ・リーグを代表して戦うという言葉こそ、貴方の教えたものでした。1勝1敗、いい日本シリーズになりそうですね。 

一世一代という言葉への共感

2009年11月01日

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 道北、道東には積雪、道央、道南は氷雨が続き、夜半には雨が雪に変わるとも伝えられた日に、北海道のランドマークとも言うべき札幌ドームには4万人を越える人々が集まった。
 先発投手、ダルビッシュの粘りに粘った、魂を感じさせる投球は札幌ドームから全北海道、そして全国へ伝わるものだった。そしてダルビッシュが語った「一世一代の投球ができました」という言葉を聴いた私たちは、そういう投球をしようとした若者の心意気を感じて涙したのだ。
 そしてこの日本のプロ野球選手のなかで一番まじめに野球に取り組み続ける男、稲葉篤紀の打ったホームランこそ、私たちが願った心意気への感謝の気持ちを載せた一打だった。
 普段ならばもはや死語ともいうべき「一世一代」と言う言葉は、きょう、大いなる共感の言葉として語られるだろう。

プロフィール

プロフィール

伊藤 龍治
1947年札幌生まれ。札幌啓明中では夏は野球、冬はスキー。旭丘高では夏はバスケット、冬はスキー。「スポーツ二毛作」実施者。早稲田大でスキー。日本初のアルペンサービスマン、世界初のジャンプワックスマンは自称ながら事実。スキーで4年おきの「骨折五輪」に3度出場。全日本アルペンコーチ。北海道新聞に「いい汗いい話」を12年半執筆。テレビ、ラジオ、講演などスポーツジャーナリストとして活動中。

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