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永遠の碑(いしぶみ)

2009年07月31日

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 友、ありて 遠方より来る。
 大学の同級生で、苫小牧出身ですから同じ道産子、さらに大修館書店発行の「体育科教育」にエッセイを書かせてくれた恩人の綾部君が、来札しました。
 北海道は4年振りとのことで、会議の前にどこに行きたいかを尋ねると、ジャンプ会場を見たいと言いました。
 さあ、待ってましたと、かってのジャンプワックスマンの私。
 最初は宮の森ノーマルヒルジャンプ場。

 まず、案内したのは会場内の「永遠の碑」。日の丸飛行隊がメダルを独占した証が刻まれています。
 そういえば、銅メダリストの青地清二さんが亡くなったのは昨年の8月14日でした。もうすぐ1年です。
 この碑を見て思い出すことがあります。
 2冠を目指した笠谷幸生さんが、大倉山の風に叩かれメダルを逃したあとのこと、私はこう言ったのです。「風っていやですよね。笠谷さんは叩かれ、フォルトナなんていう無名の選手を遠くに運んでいくんですから」と。
 そのときに言った笠谷さんの言葉は忘れることができません。
 いいや、実力だよ。フォルトナは伸び盛りだった。いいジャンプしていたよ。70M級だって、きちんと6位入賞してるんだよ」
 碑にはっきりとその証明が刻まれているのです。
 だからこそ、これは「永遠の碑」なのです。 

がんばれ メェーズ   

2009年07月29日

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 北海道新聞7月29日(水)朝刊 札幌圏版27面に、川村史子記者の記事が掲載されました。
 「札大など設立 総合型クラブ メェーズ」
 「障害児のスポーツ支援 チャレンジド・スポーツ教室」が始まったニュースです。
 正式には、札幌大学スポーツ・文化総合型クラブと言いますが、大学と学生、地域住民が一体となって、地域のスポーツや文化活動をもり立てようと設立されたのです。
 今年の3月の設立総会では、基調講演を私がやらせていただいたので特に関心を持っていたのです。
 「チャレンジド・スポーツ教室」 いい名前ですね。

 障害者のことを英語ではチャレンジドと表現するのです。
 障害者を、障がい者と表現したりもしますが、チャレンジドと言う響きと奥深さにはかないませんよね。
 「メェーズ」というのは、クラブの愛称です。
 「メェーズ」ではこの他にもたくさんの教室があります。興味をお持ちの方は、011-852-1181へお問い合わせください。
 時代が変わり(時代が進歩し)、たとえば大学でも企業でも「単体」でやっていけるわけではありません。その国で、その地方で、その地域でいかに融合できるかが問われる時代なのです。いわば、地域住民といかに仲良くできるか、どれだけ地域に貢献できるかが問われるのです。
 だから、札大がスポーツと文化をひとつにしたクラブを立ち上げたのは評価されるのです。大学には人材やノウハウがたくさんあるからです。その第一歩がチャレンジド・スポーツ教室です。
 そして、地域住民のなかにも「地域スーパースター」と呼ばれる隠れた指導者やボランティアがいるのです。力を結集すれば、事は成されるのです。だから、がんばれメェーズ!

貴重な、貴重な夏のひかり

2009年07月24日

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 裏庭にあじさいが咲いています。
 ほんの少しの夏のひかりでもいっぱいに受けようと、けなげに光に向かって咲いています。
 札幌大通公園のビヤガーデンがはじまり、暑い夏が来てもいいのにと思ってしまいます。
 北海道では登山での遭難死があり、山口県では土石流での災害死がありました。痛ましい事故ではありますが、雨は降り、風は吹き、冬は雪も降り大地も凍るのが自然現象であり地球活動のひとつなのです。だからこそ、自然災害の危険性がどこに潜んでいるのかを謙虚に見つめ学ぶ必要があるのだと思います。

 北海道の山は標高が2000Mでも、緯度の関係から本州の3000Mの山と同じ気象条件なのだそうです。そう考えれば、ピクニック、ハイキング、トレッキングという考え方は通用しないのです。真夏と言えども、標高2000Mでは日が暮れるといきなり気温が氷点下ということは普通なのです。となれば、軽登山などというものは通用せず、常に寒冷対策の中重登山が普通です。
 山に魔の山などはなく、人がそうしてしまうのです。
 かって、ミズノスキーチーム合宿や全日本スキー合宿で夏の富山県立山や冬は数え切れないほどの雪山に出かけました。選手に対しては、必須携行品リストを送り、集合地点ではそのチェックも行いました。忘れた者には取りに帰らせ、あるいは購入させているうちにやがて忘れる者はいなくなりました。
 コーチやリーダーの役目は、最初に安全、最後にも安全なのです。安全を確保してやらなければ、技術の上達もありません。
 不幸にして失われた命から、人は学ばなければなりません。
 不幸にして失われた命に、暖かな夏のひかりがさし続けますように。

心に沁みるもの

2009年07月22日

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 東京から戻ったのが13日で、16日には我が初孫、別名「微笑みのツインエンジェル」またの名を「怪獣フタゴマン」が、遂に北海道に上陸したのです。
 主たる目的は、96歳9ヶ月のひいおばあちゃんとの対面です。いやあ!完璧でしたね!
 96歳9ヶ月対1歳6ヶ月のご対面は、両者満面の笑み。これを見れただけでもう満足です、はい!
 私はツインエンジェルの運転手兼ツアーガイド。なにせ、北海道札幌生まれの寒冷地仕様ですから、ツインエンジェル様に寒い思いなどは絶対にさせません。プロのツアーガイドなのです。車の中には、タオルケット、大判のバスタオル、タオルも7~8枚、ウインドブレーカーも完備です。
 ところが、運転手としては過去に経験が無いほどの、慎重運転になるのです。急ブレーキなどは厳禁、急発進、急転回など首に負担がかかることは絶対にできないのです。その結果、過去には無いほどの超安全運転でした。ツアーが終わったあとは、もうへとへと。さすが偉大なりし、ツインエンジェルなのでした。

 19日の日曜日、笠谷さんから電話。「あのう、ジャンプ大会やっているんだけれど?」
 「双子姫、来てまして、今日空港に送って行くもんですから、、、」「あっ!それは、はい、はい、はい」
 宮の森にも大倉山にも姿を見せない私を不審?に思ってか、気遣ってか?電話をくれたのです。
 そして今日22日、「今日ならもういいか?」と笠谷さんが電話をくれて、いつもの店で昼食をご馳走になりました。
 これ、荷物になるけれど、と渡されたのは、日本オリンピック委員会公式写真集を始めとする、私にとってはお宝の山!それがなんと重いのです。それを笠谷さんは自分で持って駅前から時計台裏まで歩いてきたのです。
 私は笠谷さんの年下、後輩なのです。「荷物、重いから車で寄ってくれや」で良いだけなのです。ところが笠谷さんという人は、そう言わないのです。相手が先輩だろうが後輩だろうが、人に対して偉そうにはまったくしない人なのです。
 女房が亡くなった時、「生まれ変わりの双子の初孫ができました」と報告したとき、「しばらくは、その子らが頼りだ」と笠谷さんがつぶやきました。
 今日、食事とコーヒーをご馳走になった後、じゃあな!と立ち去る笠谷さんの背中を見ながら、私は時計台を仰ぎ見ておりました。

七夕にプレゼント

2009年07月07日

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 大学の同級生、綾部健三は苫小牧東高から早稲田に進んだ、私とは同じ道産子の友人だ。
 早稲田大学教育学部教育学科体育学専修はD1~D4と4クラス構成だったが、綾部とはD1クラスで一緒だった。
 今、私は大修館書店が発行する「体育科教育」で巻末エッセイを担当しているが、それは大修館書店に勤務していた綾部の尽力があったからだ。その綾部が今回取り組んで完成させた本が送られてきた。タイトルは「野球選手なら知っておきたいからだのこと」投球・送球編と打撃編だ。
 肩甲骨、股関節、骨盤、膝関節の動きと仕組みを知れば、怪我無く効率的な野球が完成されるという教科書だ。

 七夕にプレゼントで、それがこの本というのは嬉しいことだ。
 仲間が良い仕事をしていることが、本当に嬉しく誇らしい。
 お礼の電話をしながら、明日の昼食を約束した。還暦を過ぎた同級生が一年ぶりに会うのも、これも七夕効果と言えるのかもしれない。

お江戸入谷朝顔市

2009年07月06日

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 きょうから三日間、お江戸は大賑わい。
 入谷では朝顔市、合羽橋本通りでは下町七夕まつり(4日~10日)。
 毎年、初日の朝一番に、亡妻が指定の「30番」の朝顔屋に行き、妻の母親に朝顔を送るのだが、いやあ参ったねえ、歳だねえ!
 大阪の妻の姉に送り、母のところに運んでもらうのだがね、なんと、住所だけ書いて宛名を忘れて帰ってきたもんだ!
 30分後に気が付いて、あわくって運送会社に連絡して、発送番号を言って事なきを得たものの、最近は確実にこんなことが多くなってるねえ。歳を感じた朝顔市かあ!

プロフィール

プロフィール

伊藤 龍治
1947年札幌生まれ。札幌啓明中では夏は野球、冬はスキー。旭丘高では夏はバスケット、冬はスキー。「スポーツ二毛作」実施者。早稲田大でスキー。日本初のアルペンサービスマン、世界初のジャンプワックスマンは自称ながら事実。スキーで4年おきの「骨折五輪」に3度出場。全日本アルペンコーチ。北海道新聞に「いい汗いい話」を12年半執筆。テレビ、ラジオ、講演などスポーツジャーナリストとして活動中。

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