スポーツとフェアプレー・そして目指すところは!

2019年05月09日

行き過ぎた部活動を抑制する意味で、文部科学省・スポーツ庁が活動時間の抑制、定期的な休みをとるように指導してから、全国の中学校、及び公立の高校などでは指導を順守するようになった。

しかし、私立高校や、スポーツ強豪校では「全国制覇」を目指して、一層の部活動強化も行われている。

野球界では、プロ野球選手が「少年野球界の行き過ぎた活動」に対し苦言を呈し、改革の必要性を語るという「非常に建設的な」提言もあったり、甲子園大会での「サイン盗み」事件で監督が審判団の判断に不満を持ち、相手チームの控え室に立ち入り談判に押し掛けるという事件も起きた。

近年は、中学校3年間、高校3年間での強化ではいかにも足りないという発想から「中高一貫強化」として「6年間」を「同一指導者による強化期間」とする中高一貫校も増えだした。学校法人組織上、そうでない場合は「長期留学生」の導入による「超速成強化」に踏み切る高校も増えだした。例えば、バスケットボールでは全国大会の常連校には「長身の運動能力に優れた黒人選手」がいるという状況になった。黒人選手による審判への暴行事件も起き、日本バスケットボール協会は、「留学生受け入れルール」を制定せざるを得なくなった。

日本の各種スポーツの国際的レベルを向上させるには、学校での部活動はあくまでもベースで、今後は「地域的クラブ」の普及が不可欠だろう。また日本のスポーツを支えてきた「企業スポーツ」でも単独支援型ではなく、「地域的クラブ」のスポンサーとして支援企業の1社として位置するようになるだろう。

それでは、活動時間に制約がある「公立高校」は、何をモチベーションにすべきか? この10連休中、東京で「国立5高校野球リーグ」が始まった。

かって北海道私立高校校長会で講演させていただいた時、「豊平野球リーグ」「青函野球リーグ」を提案したことがある。豊平区内には、札幌第一・北海・北海学園高の3校が極めて近い距離にある。単なる練習試合ではなく、運営は生徒自らが行い、美術部がポスターを制作し、吹奏楽部が応援を担当し、近隣各企業の後援を得てもいい。この提案の後、東北では各地でリーグが発足し、その中から「花巻東」旋風が起きた。菊池雄星、大谷翔平らはそのリーグから誕生したのだ。

まずは、公立高校では「全員出場・全員得点・けが人ゼロ」を目標に、少しでも上を目指すことをモチベーションにしよう。

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