小林陵侑君、本当の勝負は来シーズンだね!

2019年03月27日

スキージャンプワールドカップ(WC)で未勝利の選手が、翌年WC総合優勝!年間13勝!年末年始ジャンプ週間4戦全勝などと、「まるで漫画のような」活躍をするなどと、誰が予想しただろうか!

本人の言葉を借りれば「1勝ぐらいは、できるかも」と思っていたとのこと!

先日、笠谷幸生さん、益子峰行さんとランチタイムをご一緒したとき、お二人は「ジャンパー」と「全日本コーチ」の立場で分析されていたが、私には70%は分かるものの「真髄まで」は分からない。

私のジャンプ歴は、高校生のころ、昔の大倉に出かけ滑降用のスキーで大倉のてっぺんから「クローチング姿勢」でスタートし、その姿勢のまま飛び出しスピード練習をしたこと。このときの飛距離は40mぐらいだが、ランディングバーンでのスピードは130khぐらいは出たものだ。

正式なジャンプ競技に出場したのは、1982年ノルウェー・オスロ世界選手権で12位が公式成績だ!全参加選手中、人気は断トツの1位!なぜなら、「笠谷幸生選手」の代役で出たのだが、ノルウェーの子どもたちは「私を笠谷幸生氏本人」と思い込み、しかもその偽笠谷選手が「世界選手権大会に敬意を表し」ブレザースーツにネクタイ、帽子無し、手袋無しの「正装」で飛んだからだ!ナイタージャンプで、気温マイナス13度、そこでの正装だ!ブレザーの下はYシャツ、その下は半そでシャツ、歯の根が合わないほどの寒さのなかで子どもたちは「笠谷幸生」のサイン欲しさで私を取り囲み、それをTVカメラが映しまくり、ノルウェー人が初めて見たであろう「マイナス13度での正装」を誉めたたえるのだ! ノルウェー人は、ジャンプ発祥の地ノルウェーでの世界選手権大会に敬意を表して私が正装で来たと思っているから、12位ながら人気は断トツなのだ!

このきっかけは笠谷さんの一言だった。「龍、日本選手団はオスロの日本大使館を表敬訪問なんだ。お前、俺の代わりに国際スキー連盟(FIS)のパーティに行ってくれないか」。「FISのパーティって、どんな格好で行けばいいの?」と聞けば、笠谷さんは少し迷ったうえで「うーん、それなりの格好でいんでないか」。

FISのパーティはジャンプ大会の表彰式を兼ねて確かにあったが、その前に世界選手権に参加した各国のOBによる「オールドパワージャンプ大会」が行われたのだ。何も知らされていない私が断ると、選手招集係を務めているノルウェーコーチが「笠谷からは、日本最高のジャンパーを派遣すると言われている。世界選手権なんだから、日本が出ないわけにはいかないだろ?」

昨日、益子峰行さんと話をした。益子さん、いわく「陵侑、来年が大変だ!イチローのように節制して、体脂肪率を維持し続けないとジャンプはすぐ狂う」。

ジャンプはいくら航空力学の法則に則っているにしても、ジャンパーは何の計器も持たず「勘」だけで飛んでいく。つまり、物差しがないながら「無色透明」の空間に飛び出していくのだ。高梨さんに代表される女子ジャンパーのように飛べなくなるのは「簡単」!

陵侑君、勝負は来年!私も「正装ジャンプのこつ」ぐらいなら、教えられるけどね!笑い!

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