「国技」って、何ですか?!

2019年01月18日

稀勢の里の引退会見で、非常に驚き、かつ感心した言葉があった。 「朝青龍関を始めモンゴル出身の力士の方々に稽古をつけてもらった。感謝している。」

日本人力士にとってモンゴル出身力士は目の上のたんこぶで、彼らがいなければ自分の地位も当然上がるわけだから「憎きモンゴル勢」と思いきや、稀勢の里からは感謝の言葉が出た。

これもフェアプレー・フレンドシップと思うのだが他方相撲界での暴力事件は後を絶たない。基本的な礼儀作法も乱れている。心のこもった「礼」ができる力士はほんの一部だ。昔、私の小学生時代は学校に土俵があり、神社には必ず土俵がありお祭りのたびに「相撲大会」が行われていた。国技と言うためには「相撲の普及」は不可欠だろう。相撲協会は日本スポーツ協会、スポーツ庁、日本広告業協会などの知恵も入れ込みながら「国技」を謳うための方策を考えて欲しい。

現代の「国技」とは何か? 五輪でメダルを獲得できる競技か?それならば、柔道か?五輪種目ではないが剣道? 日本発祥で五輪種目になった空手か? 成長著しいバドミントンか、卓球か? 体操も男女とも可能性はあるだろう。 バレーボールも男女ともに過去には金メダルの実績がある。冬季ではスピードスケート、フィギュアスケート、スキージャンプ、複合では金メダルの実績は十分だ!

別の角度から見れば、日本は少子化、老年化が進み、人口も減り続け「国の成長が停滞」すると言われている。反面、地球規模での人口は増え続け、食料問題は危機的状況を迎えるとも言われている。五輪大会自体も永続性が問われている。

不正がなく、クリーンという状況のもと、フェアプレー・フレンドシップに基づいたファイティングスピリットで人類の持つ凶暴性を抑え込みながら、未来を築くフューチャーマインドにたどり着くためには、稀勢の里が語った「モンゴルへの感謝」を忘れてはならないだろう。

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