学校は「鉄」で出来ているの?!駅伝に思う事!

2018年12月21日

オリンピック(五輪)は「国威発揚!」 企業スポーツは「企業名・製品名のPR!」 学校スポーツは「学校名のアピールの場!」 と、これだけの考え方に偏れば「何をしても勝てばいい!」となり、「ドーピング」に繋がる危険性が極めて高くなる。

陸上種目の中の「駅伝競走」は、日本が考案した種目で永らく「マラソン強化の必須種目」のようにとらえられてきたが、近年では「駅伝優先」のあまりマラソンの成績が不振で駅伝の見直しも始まっていた。

先日も、社会人女子駅伝で「走行不能」に陥った選手がタスキを繋げなければと四つん這いで進み、骨折と外傷被害を受け「大会本部の処置」が問題となった。チームの監督は辞めさせると言ったが、このときは大会本部が「連絡ミス」で悲惨な状況を生み出した。

「タスキをつなぐ」「学校名の入ったタスキは学校の魂」「企業名の入ったタスキは、応援する社員の魂」と入学・入社と同時に刷り込まれるから、「わが身を捨てて、タスキを護る」的な前時代的な風潮がまかり通るのだ。

高校女子駅伝で日本陸連が2016~2018年の出場校計76校に対しアンケート調査したところ、「貧血治療名目での鉄剤注射」の危険性を警告した16年4月以降に実施したという回答が17校に及んだという。

医師は「本来は不要でまず食事改革からで、回復しない場合は経口鉄剤の服用」と注意を喚起している。鉄剤の注射は「内臓に蓄積され、体に悪影響がある」からだ。

にもかかわらず、一部強豪校は「成績重視」で辞めていなかった。学校を「鉄材」で頑丈に造るのは喜ばしいが、「鉄剤で学校を造る」指導者は「ドーピング発想者」につながるものだ。

日本陸連は来春をめどに「全年代の選手への鉄剤注射を原則禁止」にする。遅きに失した感もあるが、「全年代禁止」、特に実業団では「血液検査導入」を始めるともいうから、選手の健康は今後は護られるだろう。

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