走れ東商高!君臨せよ山の手高!

2018年11月09日

11月9日、北海道新聞朝刊1面「卓上四季」に、スポーツ連勝記録と全国高校バスケットボール選手権道大会女子で札幌東商業高校が札幌山の手高校の29連覇を阻止し優勝した記事が掲載された。

「卓上四季」に女子バスケットボールが取り上げられるのは、私のようなバスケットボールに少し関係した者として望外の喜びだ。

北海道における高校女子バスケットボール界では、山の手高と東商高は確かに双璧だ。 山の手高は、2010年には全国高校大会三冠を達成し、2011年にはウインターカップで優勝し2連覇を達成した。当時のメンバーの町田・長岡・本川・高田選手たちは社会人チームでも活躍し、全日本の主力だ。

東商は最高身長172cm、小型ながら「走るバスケット」で勝利をつかみ取るスピード豊かなチームだ。

山の手高の強さを築きあげてきたのは74歳の「上島正光氏」、東商高は51歳の「永野達矢氏」。北海道高校女子バスケットボール界は近年は本州の強豪校に押されている。これは、岐阜女子とか桜花学園とかの強豪が「留学生」と称する190cm台の黒人選手を導入していることと無縁ではない。バスケットボールほど身長差が成績に現れるスポーツはないからだ。

東商高は確かに「高校選手権」で山の手高の29連覇を阻止したが、山の手高の絶対的エース・174cmの東藤なな子選手が「18歳以下世界選手権」代表に選ばれ不在だったことも大きい。 ただ、この両校がしのぎを削って北海道のレベルを上げ、維持してくれないといけない。

私の母校、札幌旭丘高は4年前に東商高、山の手高と戦いトリプルスコアに近い差で敗れたものだ。 今年の6月には私は新川高のトレーナーとして「勝てば全道大会出場」という一戦で山の手高と戦ったが46-154というトリプルスコアオーバーで叩きのめされた。

新川高校女子バスケットボール部は6月のインターハイ札幌地区予選、及び全道大会に進出しその結果で「引退」となる。 新川高の実力は札幌地区でランク7位~9位、全道大会には札幌から8校出場だから、私は組み合わせを見て落ち込んだ。新川高の3年生は10名の選手と2名のマネージャーがいるが、選手にも先発組と控え組がいる。北海道一のチームを相手に「点を取れる選手も、まず難しい選手もいる」ことは確かなのだ。

154点の猛攻を受けるということは、ボクシングで言えば「ノックアウト寸前」!セコンドが「もう参りました」とタオルを投げ入れる寸前と言ってもおかしくはない。こういう状況の中で、3年生12名は「奇跡」を起こしたのだ。

10名の3年生が全員出場!しかも全員得点! 猛攻を受けながらまだ得点を挙げていない仲間のために「声を出し、名前を呼び、パスをつなぎ」最後はまだ得点を取っていない選手にシュートを打たせるのだ。勝ち負けを超越したスポーツの真髄「フレンドシップ」を彼女たちは実現させた! 私は彼女たちと共に戦えたことを誇りに思っている。

北海道新聞「卓上四季」を読んで、朝一番から体が熱くなった。感謝!

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