具志堅副会長の「これはあかんわ、、」を解説します!

2018年09月08日

フジテレビが独自に入手したという、体操の速見佑斗コーチの「暴力映像」が波紋を起こしています。 日本体操協会副会長の具志堅幸司氏は「初めて見ましたけど、これはあかんわ、、」と絶句! 現在の速見コーチに対する協会の処分については、「処分が変わることはない。処分は妥当」と断じました。ちなみに、速見コーチは具志堅氏が日体大監督時代の教え子です。

体操取材歴40年のテレ朝宮嶋康子氏は、速見コーチの暴力映像に「塚原バッシングをうのみにしていた方、目を覚ましませんか」と訴えました。このなかで、「今日、テレ朝スポーツ局の若手に、取材がしにくくなるので追及を辞めて欲しいと言われた」と告白。あきれてものが言えませんでしたといいました。宮嶋氏の論理は整然としていて、ある意味では正しいと思います。

私の感想は、「もしこの暴力行為が、ワールドカップ・世界選手権・五輪の会場であったなら、速見コーチは世界体操界(もちろん日本国内も含む)から即時永久追放です。宮川選手には事情聴取が行われますが、DVカップル症候群やストックホルム症候群が疑われるときには、心理カウンセラーの下での治療が世界体操界及び国際オリンピック委員会(IOC)から義務付けられます。」 なぜならIOC傘下の国際競技団体は「フェアプレーの定義の中に、ドーピング違反・すべての暴力行為」を含めているからです。

もう一つ感じたことは、「この映像にあるような暴力行為を、宮川選手の親御さんは見たことがあるのか? 見たうえでそれを許していたのか?」ということ。きついことを言うようですが「もし許していたならば、著しく問題です。」

今回の問題で見えてきたことは、これは体操だけではなく他のスポーツ団体でもあることですが、ファイティングスピリットへの無理解です。「暴力・威圧・」などのパワハラ指導は許されると考えている指導者のなんと多いことか!この中には「言葉の暴力」もあります。と、同時に「フェアプレー・フレンドシップ」の無理解もあります。この中では、ドーピング・連盟及び協会の強権的運営・パワハラ・セクハラ・選手選考の不透明・選手の引き抜き行為などは禁止なのです。フェアプレー・フレンドシップ違反者がスポーツ連盟・協会になぜもこう多いのか?それは「そうされて育ってきた人間が、有力な地位についているから」です。

2020東京オリ・パラまでに「体操具志堅副会長の言うように、膿を出し切り東京を迎える」ために、全連盟・協会は「60~65歳定年制」を設け、「外部の血を入れ、内部の活性化」が必要です。

過去に、部活で暴力指導・パワハラ指導で部員を自殺に追い込んだ指導者に対し、「大勢のその他の保護者などが、嘆願書に署名したり、部活指導を懇願したりする風潮が日本にはあります」が、これは絶対的に間違いです。保護者は「うちの子を強くしてくれる可能性」を願うのです。もし「うちの子が全然強くならず、試合にも出してもらえない」となれば、アンチにまわるものです。また、「暴力指導・体罰指導で実績を挙げた指導者は、環境が変わっても自分の成功体験は忘れない」のです。今、某大学の陸上指導者が告発されていますが、このケースです。

私の師匠、笠谷幸生氏は「自ら手を挙げてポストを望んだことは一度もありません」。1972年札幌五輪の金メダルは、スポーツ界・スキー界・国民の皆様から取らせていただいたものだから、「依頼されたり、指名されたりすると」断らずに「お受けして、全力を尽くし恩返しさせていただく」のです。そのうえで、全日本スキー連盟理事も国際スキー連盟審判委員もJOC理事も、他のスポーツ界の要職もきっぱりと70歳で自ら下りました。他人の悪口は一切言わず、従って師匠を悪く言う人はこの世に一人もおりません。

こういう人に私はなりたいのです。

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