スポーツ界は知って欲しい、ヒアス・ライトナーの教えを!

2018年09月01日

オーストリアのスキーがなぜ世界一か? 

オーストリアのスキーとは、アルペン・ノルディックという競技面での強さ! スキーリゾートを訪れる観光客とその金額! 国策産業としてのスキー用品の売り上げ! どれをとっても世界一ですが、今回は「競技面の強さの秘密」です!

1972年札幌冬季五輪時、日本はオーストリアから「特別コーチ」を招きました。ヒアス・ライトナー氏です。FISレース(後のワールドカップ)での優勝回数最多を誇った名スキーヤーです。彼によって日本のアルペンスキーは5年分の急速成長を果たしました。当時、私は日本チームのサービスマンとして行動を共にしていました。

2年後、全日本アルペンナショナルチームのコーチとしてオーストリアに遠征していた私は、スチューバイタールの氷河コースで練習スペースがなく途方に暮れていました。その時、地元チロル州のジュニアチームが「我々のコースを使いなさい」と申し出てくれたのです。そのジュニアチームのコーチがヒアス・ライトナー氏だったのです。「ミスター・イトさん、元気でしたか!どうぞ、このコースを使いなさい」。

ヒアス・ライトナー氏は全日本の特別コーチのあと、オーストリアのナショナルチームコーチ、そしてそのあとチロル州のジュニアコーチになっていたのです!これがオーストリアの強さの源なのです!!ナショナルチームのコーチが、次にジュニアチームのコーチなど日本では聞いたことがありません。

日本では、メダルの威光を輝かせて、ナショナルチームコーチのあとは「連盟強化部長」-「連盟強化本部長」! 「理事」-「常務理事」-「専務理事」-「副会長」-「会長」、なかには「名誉会長」という方もおられましたが、そういう方々を世間では「帝王」とか「女帝」とか言うようになります。ここが、日本と「世界のスポーツの本場」の違いなのです。

日本オリンピック委員会つまりJOCという組織は「70歳定年制」がありますが、各競技団体は「65歳定年制」もしくは「60歳定年制」を採用すべきです。60~65歳まで競技団体で「威光」を表せばもう十分なのです!後進に道を譲るのが「人の道」です。

70歳とか71歳とかになって、なぜ「過去の栄光」に頼り切って、「人生の晩節を汚すのか」!それは「人の道を考えた時に余りにも嘆かわしい」と思いませんか!?

70歳や71歳が二人そろって18歳を部屋に呼び入れ、「面談!?」することを世間では「パワハラ」と呼びます。

きょう、71歳の私は大勢の観客が見ている高校選手権初日の体育館で、故障している17歳・18歳の女子バスケットボール選手にアイシングとマッサージでした。それこそが、「ヒアス・ライトナーの教え」なのです!

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