人に寄り添う気持ちこそ、人の基本であるはず、、

2018年07月11日

タイ洞窟に閉じ込められた地元サッカーチームのコーチ・選手13名は全員救出された。閉じ込められてから18日目、仲間の誕生日を祝うために購入したお菓子と飲み物は底をつき、電池も切れて真っ暗闇、岩壁から染み出る水を飲み死を免れたという。25歳の男性コーチは元僧侶で、少年たちに「瞑想」を指導し体力の消耗を防いだ。

救出作業開始から3日目での全員生還だったが、13人は体力が戻り次第「短期出家」を行うという。救出作業中に亡くなった元海軍特殊部隊員に報いるためだという。この犠牲者のためには国王主催で葬儀が行われる。今回の事件には日本を始め諸外国から洞窟作業や潜水の専門家が駆け付けた。人に寄り添う気持ちがそうさせたのだ。

日本では西日本豪雨で7月11日現在、死者157人・不明56人という平成史上最悪の豪雨災害となった。死者数は広島が58人、岡山が54人と突出しているが広島は平成26年8月豪雨で死者74人の被害があったから特に心配だった。対策は4年間では間に合わなかったのだろうか?

平成26年8月豪雨の直後、後片付けに追われる被災者たちのもとに泥だらけになりながら駆け付けた男がいた。被災者たちが男を見て驚き、声をかけた。「よくぞ、広島に帰ってきてくれましたね。広島でも大リーグでも頑張ってくれましたね!」 男は「いいえ、頑張っているのは皆さんです」と頭を下げたという。男の名は黒田博樹。大リーグの高額の申し入れを断り広島カープに戻った投手だった。人知れず高額な寄付も行ったが、まずは人に寄り添う気持ちが現場に立たせたのだ。

政治家とはなにか? と問われたなら、「人に寄り添うことを職業にした者」と私は思う。 平成26年豪雨の際には安部首相はゴルフに出かけ批判を浴びたが、今回は「赤坂自民亭」という「宴会出席」が問題となっている。

気象庁が「大雨特別警報」を発令したのは7月5日午後2時。特別警報とは「数十年に1度という重大な危険が差し迫っている」場合に出される警報だ。しかも気象庁は敢えて東京と大阪で会見を行った。異例中の異例だ。にもかかわらず、「赤坂自民亭」が行われたのは5日夜だ。安部総理、岸田政調会長、竹下総務会長、上川法相、西村官房副長官らが出席。さらに西村氏は写真2枚をSNSにアップ!タイトルは「いいなあ自民党」!

会の最後は「万歳三唱」、一夜明けて6日にはオウム事件「松本死刑囚と元幹部6人」の死刑が執行された。

被災地では天候が回復したにも関わらず、土石流の発生を原因とする河川の氾濫も起きている。水道が全滅で水がなく後片付けも進まない。それでも全国からボランティアが駆け付けている。ボランティアは自己責任、自己費用だ。私も経験があるが自己費用が尽きればやりたくても続行はできないのだ。

人に寄り添う気持ちは、人の基本。黒田博樹氏のように、寄り添ってその場に立てないものか、、、。

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