平昌パラリンピック開幕と日本の課題

2018年03月09日

1998年長野五輪とその直後に行われた長野パラリンピック大会は大成功だったと記憶されている。ただ大会直前に今では考えられない「もめ事」があった!パラリンピック日本選手団は、五輪日本選手団と同じ「服装」は使えないということが判明したのだ!

原因は五輪選手団は当時の「文部省」管轄、パラリンピック選手団は当時の「厚生省」管轄だったからだ。当然、それはおかしいという声があがり、最終的には「同じ服装」が許可された。

現在は五輪もパラリンピックも「文部科学省」や「スポーツ庁」の管轄となり、日本も進歩したのは事実だ。但し、五輪選手が使用活用できる「味の素ナショナルトレーニングセンター」(NTC)はパラリンピック選手は使用できなかった。許可されず、障害者が使える仕様にはなっていなかったのだ。

この状況はパラリンピックが認識されるに従い、NTCばかりでなく全国各地の自治体の体育館などでも改善の動きが始まった。そして平昌パラリンピックでも日本は平昌パラリンピック日本選手団ハイパフォーマンスサポート・センターを平昌に設置した。そこではトレーニング施設、マッサージ施設、日本食施設が完備されている。五輪選手と同じ施設が整備されたことになる。

しかしながら、次の段階という事では韓国が画期的な取り組みを始めている。韓国では障害者専用のトレーニングセンターを2009年に完成させていて、そこでは選手の練習以外にも一般の障害者がスポーツに親しむプログラム作成、そのための指導者の育成、障害者に対しビッグデータを活用して最適なスポーツの紹介なども行っている。

そもそも、パラリンピックは戦争などで傷ついた軍人のリハビリを願い「障害者スポーツ大会」から始まったが、人間の可能性を追求し拡大させるとすれば「五輪もパラリンピックも」同じなのだ。

今夜、パラリンピックの開会式が始まる。

トラックバック

トラックバックURL: http://blog.hokkaido-np.co.jp/mt/mt-tb.cgi/9149

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

(公開されません)

(HTMLタグ(b,i,br/,p,strong,em,ul,ol,li,blockquote,pre)が使えます)