まずは見て!驚くだけでもいいんです、パラリンピックは!

2018年03月07日

3月1日、札幌市立新川高校の卒業式の後、教室を借りて女子バスケットボール部の卒業生を送る「お別れ会」が行われた。私もゲストで参加したが、部長・山野麗の言葉には泣かされた。「新人戦の前の日、膝の前十字靭帯断裂をして、、もうバスケができないと絶望して、、泣いて泣いて、、」

そのニュースを知ったころ、私は大学の親友・宮下健吉を癌で失い、喪失感で腹立たしい日々を過ごしていた。宮下夫人から「健吉が麗にとても期待していたこと。宮下家と山野家が親戚づきあい同然だったこと」を聞き、「弔い合戦として麗の復帰に力を貸そう」と思ったのだ。その結果、麗は断裂からジャスト6か月で復帰し最終戦は1ゲーム30分を戦い抜くことができた。

絶望は私も経験がある。スキーで左足首開放脱臼骨折で五輪への挑戦の夢がいきなり絶たれ病院のベッド上で拘禁状態のときだ。私は「3日間、精神統一すれば、走って勢いをつけ、窓を突き破り空中に飛び出せる」と真剣に思ったのだ。病室は4階と知っていたが「空を飛べる」と信じたのだ。のちに飛び降り自殺をする人はそう思うと知ったものだ。

パラリンピックが平昌で開催される。言えることは、参加選手に共通して言えることは「選手たちは、一度ならず二度・三度と絶望を経験した」人たちだということ。そしてみなそこから這い上がった人たちだということだ。

日本選手団旗手は村岡桃佳選手21歳、150cm・37kg・4歳の時に横断性脊髄炎で両足が動かなくなったのだ。チェアスキーアルペン代表選手で、早稲田大学スキー部所属、つまり私の後輩だ。早稲田大学スキー部始まって以来の障害者アスリートだ。厳密に言えば2種5級の障害者手帳を持つ私も障害者コーチだ。

見て欲しい。感動はそのあとのことだ。驚くだけでもいいと思う。びっくりしてほしい。それがパラリンピックだ!

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