高校1年生が見せた「礼儀」に心が震えた!

2017年12月25日

札幌市立新川高校女子バスケットボール部の練習は、体育館の床拭きから始まる。マネージャーが16人の選手分の雑巾を洗い出しよく絞り準備する。その後は選手が体育館を拭き、今度はその都度選手が雑巾を洗い何度か往復するのだ。

その日、私は何とはなしに洗い場の前にいた。ジャージーを着た男子高校生が水を飲みに来た。そして蛇口を反対にひねってしまったのだ。水は勢いよく飛び出し床を濡らした。隣にはバスケ部の1年生のマネージャーが雑巾を洗いだしていた。水はマネージャーにかかりはしなかったが、マネージャーは悲鳴を上げた。その瞬間だった。「すみません!大丈夫ですか?」男子高校生はすぐに謝った。

ほう、「あっ、ごめん」とか「わるい、わるい」ではないんだ!私は「すみません!大丈夫ですか?」という基本的な謝り方をする男子高校生に興味を持った。さらに驚いたのは、その男子高校生はすぐに近くにあった雑巾を手に取り床を拭きだしたことだ。バスケ部の1年生の女子マネもすぐに手伝い一緒に拭いている。いい光景だなと思った。

男子高校生が吹き終わり「失礼しました」と去ったあと、私は女子マネに聞いた。「今の子は何部なの?」女子マネは言った「さすがハンドボール部!」

高校に男女のハンドボール部があるのは珍しいだろう。経験のある指導者がいてくれたおかげだろう。練習の前後の待ち時間に女子ハンドボール部の選手たちに聞いたことがある。「中学校でハンドボールをしたことがあるの?」と。「いえ、みんな高校に来てからです。男子もです。男子はみな1年生です。」

ということは、あの男子高校生は1年生だったのか!改めて驚き感心した。ハンドボール部は指導者の先生の注意に対して姿勢を正し、了解すると返事をしながら一礼する。それが自然で見事なのだ。だからあの男子高校生の礼儀対応になったのだろう。

わが女子バスケットボール部も、大会時の「テーブルオフィシャル」と言われる運営役員を務めると、各校の先生方から絶賛される。礼儀作法、動きの速さ、丁寧さなどが際立っているからだ。観客席から見ていると、いやいややっている姿はすぐ分かる。部活は「勝つこと」も重要だが、勝利を目指しながら「礼儀」を身につけることも大切なのだと思っている。

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