礼に始まり礼に終われば、防げることはあると思う。

2017年12月22日

スポーツの世界や武道、格闘技でも、その種目が永遠性を持つかどうかは、フェアプレー・フレンドシップに裏付けられたファイティングスピリットで優劣・勝敗を競い、結果が出た後は再びフレンドシップに戻り親睦をはかることで決まる。

昨今のスポーツ・武道・格闘技の世界はなんという事だろうか! ロシアというスポーツ大国は国家ぐるみのドーピングで国としての平昌冬季五輪への参加は禁止された。近年の五輪メダリストたちもドーピングの発覚でメダル没収、五輪からの永久追放処分を受けた者も多数いる。

高校野球でも日本学生野球協会が不祥事の処分を12月19日に発表したが、その内容は選手の飲酒喫煙・部内暴力・部員の窃盗・いじめ・盗品授受・人権侵害行為、監督の部内暴力・部外暴力・などだ。毎年、処分が発表されるが、不祥事が減る傾向にはない。

日本の国技と言われる大相撲の世界も、暴力事件で大揺れだ。公益財団法人として税制も優遇措置を受けているし、神事に基づいた格技として国技を標榜するのなら、すべてを「礼に始まり礼に終わる」精神で統一すべきだろう。

学ぶべきは剣道界だ。剣は「肉を裂き、骨を断つ」力を持つ。故にすべてを「礼に始まり礼に終わる」精神で統一している。上位が木刀で下位が竹刀などということはない。大相撲の横綱が下位の力士相手に「張り手」「かちあげ」を多用しその地位を護るなどは、横綱が木刀、下位の力士が竹刀で戦うようなものだ。なぜなら、下位の力士が横綱相手に「張り手・かちあげ」などは「礼に反する」としてやってはならないからだ。

スポーツ界以外にも、製造業では製品の不正・検査の不正、建設業でも談合、運送業でも検査の不備など事件は多発している。企業のトップは若返りを図っているが、戦後の日本の復興などは経験しておらず、また優秀な技師・検査官などは定年という名のもとに企業を離れてもいる。技術の伝承面で後れをとってはいないか?

能力を持つ技術者・技師・検査官などは能力が衰えていないのであれば、企業や日本においても貴重な人材に違いない。今や65歳などは働き盛りだ。70歳でも若者を育てるために活動はできるのだ。

若い時には日本を代表しようとした。世界を相手に戦いもした。私は70歳だが、ふるさと札幌で16~17歳の高校女子バスケットボール選手たち20人の怪我を防ぐための活動はできる。年齢とともに世界は狭まるが、必死さは何ら変わりはしない。「礼に始まり礼に終わる」精神で活動できる幸運に感謝している。

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