「小よく大を制す」戦略にファンも寄り添ってほしい!

2017年09月20日

バレーボール・ワールドグランドチャンピオンズカップ(WGC)が閉幕し、全日本男子は5戦全敗、6チーム中最下位で終了した。奪ったセットは2、エースの石川祐希が腰、足首の不調で後半戦は出場できず、世界ランク上位の国との力量差が露呈した。

道新は9月19日の夕刊で「総括記事」を掲載し、上記の内容の他に「今年はワールドリーグ2部で2位、2大会ぶりとなる世界選手権出場権獲得、アジア選手権優勝、中垣内監督は及第点とそうでないところの間の点数。当初の目標はクリアしている」と語ったと報道。

課題は「強豪国相手のWGCでは、強いサーブをまともに返球できず、ミドルブロッカーの速攻や中央からのバックアタックを多用した攻撃を展開できなかった。攻撃が単調になり、高いブロックにつかまった」 「今後は背の高いアウトサイドの選手をいかに育てるか」と語った。

WGCは五輪の翌年に開催され、4大陸の代表4チームと開催国、推薦国(ワイルドカード)の6チームで戦われ、2016リオ五輪の金・銀・銅メダルのブラジル・イタリア・アメリカが参加するから、現在の正真正銘の世界のトップチームが参加する。現在、世界ランク12位の日本にとってはこれ以上ない強化の場だ。

長身者が絶対的に有利になるバレーボール・バスケットボールなどでは、民族的特徴として「2m越えの選手の運動能力の差」が激しい。ヨーロッパ・中南米の2m越えの選手たちは、日本人の190センチ代の選手を凌ぐ運動量と敏捷性がある。さらに体格差からくるパワーがあるのだ。

1964東京五輪~1972ミュンヘン五輪にかけては、日本選手で195センチクラスの選手に敏捷性トレーニングを徹底し、さらに「クイック攻撃、時間差攻撃、一人時間差攻撃」など独自の戦術を編み出し金メダル獲得につなげたが、これらの技術は特許の申請はできず各国がすぐにマスターすることになる。

日本スポーツは「小よく大を制す」ことが基本的な戦略となるが、スポーツを愛するファンならばその戦略に寄り添って楽しんで欲しい。

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