乳がん、愛の伝道師・小林麻央さんを悼む。

2017年06月24日

お疲れさまでした。ありがとうございました。それ以外はあえて言いません。

9年前、私も妻を乳がんで失いました。5年生存率50%を越えて8年半の闘病でした。妻は57歳での旅立ちでした。

麻央さんのブログから伝わってくる「進行情報」は、すべてが分かりました。私の妻と私が8年半で経験したものを、麻央さんは凝縮して経験されました。麻央さんのブログでどれだけ多くの女性が検診を受けたことか!同じく闘病中の方々がどれだけ多く励まされたことか!ですから、あなたは「愛の伝道師」でした。

昨日、私は新川高校女子バスケットボール部の練習に立ち会っていました。練習後に「大事な話をさせてください」と断って、麻央さんのことを話しました。あわせて、私の妻の話もしました。

ちょうど、先日の3年生の引退試合の記念写真をプレゼントする日でしたから、「君たちの命は女性の平均寿命から見ても、あと75年はある。私はあと10年だ。この写真に写っている爺ちゃんを見るたびに、そういえば検診を受けるんだぞと言っていたなあ、と思い出してくれればいい」と伝えました。あわせて、きょう帰ったら「お母さんが検診受けているかどうかを確認して、まだなら必ず受けるようにお願いして」と言いました。

がんで親族を失ったものの務めです。そして「検診、受けといてね」だけではなく、夫婦揃って、親子揃って「一緒に行こう」がいかに大事なことか!

「言えば、行くさ!」「言ったんだから、行かない方が悪いのよ」「行っておけよ」では、だめなのです!伝道師でなくても伝道士でもいいのです。夫婦で検診日を決め、「一緒に行こう」「大丈夫、一緒に行けば大丈夫」、「成人式とか、記念日を検診日にしようよ」でいいのです。

家庭や家族関係に「高をくくってはいけません」。ヘルスケア、メンタルケアを担当するトレーナーとしても「手入れ、しときなさい」では責任放棄!引き受ける以上は「高をくくらず、とことん相手の立場に立って」動くことです。

最後に、「一介の外科医・中山祐次朗」さんの「小林麻央さん逝去に、がん専門医が思うこと」もご覧ください。がん患者さんと、そのご家族へ、愛のメッセージが書かれています。

小林麻央さん、見事な人生でした。               合掌。

トラックバック

トラックバックURL: http://blog.hokkaido-np.co.jp/mt/mt-tb.cgi/8150

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

(公開されません)

(HTMLタグ(b,i,br/,p,strong,em,ul,ol,li,blockquote,pre)が使えます)