東レアローズ、どん底からの栄冠!!

2017年03月20日

日本バレーボールリーグ、Vプレミアリーグ優勝は、東レアローズが豊田合成トレフェルサを18日に3-0、19日に3-1で破り、達成しました。

勝因は、効果的なサーブ力、鍛えぬいたサーブレシーブ力、セッターの力量向上からの多彩な攻撃力、特にミドルブロッカー二人のクイック攻撃力、そして外国人選手ジョルジェフの攻撃力とキャプテンシーです。

外国人選手同士の比較では、豊田合成のイゴールが33得点、東レのジョルジェフが31得点ですから互角、ところがミドルブロッカーを比較すると東レの富松11得点、李10得点に対し豊田合成の近3得点、傳田2得点なのです。 これはサーブレシーブがセッターに常に良いボールが返ることを意味します。

東レアローズは2009年以来8年ぶりの優勝です。2014年には所属選手の天皇杯全日本選手権中の窃盗事件で出場停止、活動禁止、部長・監督の活動停止処分を受け、処分が明けた2015年には下部リーグチームとの入れ替え戦にもまわるというどん底を経験もしたのです。

一度、地獄を見たチームは意識が一新されます。そういう面では、単なるクラブチームではなく、企業内チームであったことが幸いしたと思います。従業員数4万6千人が背後にいると思えば、意識改革は誰に言われるまでもなく選手・スタッフの脳にしみこむものです。

俺たちはあいつのせいで、こんな目にあっている、あいつさえいなければ、こんなことにはならないんだ、悪いのはあいつだ、俺は悪くはない、と責任転嫁をしている間は、チームとして前を向けないのです。常に後ろ向きの状態では前進にはなりません。

チームの首脳陣がこう檄を飛ばしたそうです。「サーブの効果率の低い選手は使わない」。具体的な指示です。選手が目の色を変えてサーブに取り組んだそうです。

ここに、東レアローズ復活の道筋がありました。

東レ男子バレーボールチームは私と同じ年齢です。1947年生まれの70歳!そして日本バレーボールリーグ誕生から今年で50周年!記念すべき年の優勝です。

ただ、協会に注文をひとつ。18日の入場者数4060人、19日は5870人ですが、この3分の一は両チーム応援団・関係者です。ということは、一般ファンが少なくなっているということではありませんか?2020年東京五輪まであとわずかに3年!全日本チームの必死の強化とバレーボールファン開拓の必死の努力が必要です!!

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