堀島行真19歳(中京大)アジア大会が生んだ世界一!

2017年03月11日

鮮烈なデビューとは、こういうことをいう!

スペイン・シェラネバダで行われたフリースタイル・スノーボード世界選手権大会の男子モーグルと男子デュアルモーグル両種目で世界チャンピオンになったのは、堀島行真(ほりしまいくま)という無名!?の若き日本人だ。

無名と言えば失礼にあたる。彼は札幌で行われた冬季アジア大会でもモーグルとデュアルモーグルで2個の金メダルを獲得している。ただ、大会前の選手紹介欄には、「堀島行真・19歳・170センチ・66キロ・中京大1年・岐阜県出身・2017年W杯代表」と書かれているだけの「無名選手」!?だと思ったものだ。

確かにアジア大会では2冠に輝いたが、アジア大会でのモーグル競技のレベルの問題もあり、そこから世界チャンピオンにステップアップするとは思いもよらなかった。

テレビで世界選手権制覇の映像を見て衝撃を受けた。過去に一度だけ同じような衝撃を受けたことを思い出した。山形県月山での月山スキー大会で前走を務めた中学生・海和俊宏君を見たときだ!「50年にひとりの逸材だ!」と思った。その後海和選手はW杯で上位に進出し、帝王ステンマルクに「急斜面では海和のほうが速い」と言わしめた。

堀島選手の滑りに同じような衝撃を受け、岐阜県出身と聞きもしやと思い調べてみた。岐阜県には流葉スキー場・すずらん高原スキー場など全日本A級のコースもある。昔、流葉選抜A級全日本大回転で私は4位になり、それが選抜大会での最高成績だ。堀島選手はやはり岐阜第一高の出身だった。そしてそこの監督は大場順二先生だ。実は私がミズノスキーチームの監督だったころ、大場選手はチームの一員だった。そうか、大場先生はついに世界チャンピオンを育てたのか!!

岐阜のスズラン高原でのスズランカップA級大会で私が地元TV局の解説で参加したときのこと、大場先生が私を見つけ「伊藤さん」と声をかけてくれた。私はあまりのなつかしさに「大場か?」と叫んだ!ところが周りにいた選手たちが凍り付いた!「大場か?」が「大馬鹿」にとられたのだ!その後私たちは抱き合って再会を喜んだから、すぐに誤解は解けたが、大笑いしたものだ。

堀島選手は自宅の岐阜・池田町から三重・桑名市にあるウオータージャンプ場に片道1時間以上をかけて父・行訓さんの運転で通いつめ、エアを習得した。「ダブルツイスト」「コーク1080」など最高難度のエアが武器だ。父は自宅の庭にトランポリンも設置。

冬のオリンピックで岐阜県出身の金メダリストはいないと思う。ただ、世界選手権ではモーグルが2種目あるが五輪ではデュアルはなくモーグル1種目だ。そこに集中して勝つしかない。これも至難の業だが世界チャンピオンならやってくれるだろう。

大場先生の喜ぶ顔が浮かんできた!

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