屈辱の「五輪の球拾い」から全日本王者へ!

2017年01月24日

リオ五輪の日本卓球チームは大健闘し、男女ともにメダルを獲得した。メダリストはマスコミに取り上げられ、帰国後はパレードも行われた。

チームスポーツの五輪代表などは、現地で練習相手チームを探しておいて練習試合をしたりもするが、個人スポーツなどでは日本から練習相手を連れて行くことが多い。柔道などではこういう練習相手を「投げられ役」といい、卓球では「壁役」だとか「球拾い」とも言われる。

16歳9か月という史上最年少で卓球全日本優勝者となった平野美宇は、リオ五輪では「球拾い」だった。卓球の球拾いは、虫捕りの網で床に散らばった球を拾い集めるのだ。年長者に依頼すれば「ふざけるな」と一喝されるだろう。球拾いの映像も見たが、平野も不機嫌そうな表情で虫捕り網を手に球を拾い続けていた。

福原、石川、伊藤という仲間には頑張ってほしい、でも悔しい、絶対に2020年東京では私がメダリスト、それも金メダルを取ってやると心に誓ったのだろう。

リオ五輪後の10月、フィラデルフィアで行われたW杯で中国勢以外で初、かつ大会史上最年少となる16歳で優勝、そして2017年1月の全日本卓球選手権で石川を破り優勝。

平野の言葉がいい!JOCエリートアカデミーの仲間たちからも、おめでとうと祝福されたが、「仲間でもライバルでもあるから、心からおめでとうとは言っていないと思う」「スポーツ選手なので好感度を気にしても仕方がない。嫌われてもいいから、勝ちたかった」。これらの言葉は、正に「勝負師」の言葉だ!

いま、スキージャンプの高梨沙羅には平野美宇のような「勝負師魂」が必要だ。平野は3歳から卓球を始め、母親がコーチで負けては泣き、失敗しては泣きで第2の「愛ちゃん」と言われていた。高梨も札幌荒井山のちびっこジャンプ台で「うまく飛べない」とよく泣いていたものだ。それが今や世界のW杯総合チャンピオンとなり、TVコマーシャルへの出演も多くなり、好むと好まざるとにかかわらず「好感度」が期待されるスポーツ選手を意識せざるを得なくなってはいまいか!

もしそうならば、「勝負師」に戻れと言いたい。16歳という年下ながら、平野に学べと言いたい。

申しわけない、という言葉はコマーシャル依頼企業にとってはいいかもしれないが、多くの一般ファンにとっては「違和感」でしかない。

平野のいう「スポーツ選手なので好感度を気にしても仕方ない」は真実だ。すべては、成績についてくるものだから、、、!

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加油!2020年が楽しみです。

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