知床五湖方面 冬季通行止め解除

2013年04月19日

 4月19日の11:00から知床国立公園線の冬季通行止めが解除され、知床五湖へ入ることができるようになった。天気は雪と霧で遊歩道の中もあまり視界がよくなかったが、湖面が結氷した二湖と一湖をみることができた。湖面が結氷しているのは、あと2週間から3週間ほど。知床にやってきたおそい春を実感できるだろう。

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「知床五湖・一湖 高架木道より」

春の嵐

2013年04月08日

 2013年4月7日から8日にかけて猛烈な嵐が通り過ぎた。7日のウトロの最大瞬間風速は41.6mとウトロに住んで10年になるが初めての経験だった。家屋の屋根が飛ばされてしまうなど甚大な被害が出ている。雨量も多かったため、場所によっては大きな土砂崩れが発生した。オシンコシンの滝周辺では、崩れた土砂で駐車帯が埋もれてしまっていた。復旧までにしばらく時間が必要だ。

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「オシンコシンの滝周辺の土砂崩れの様子」

春の兆し

2013年03月20日

 ここのところ、日中の気温がプラスになる日が続いている。雪解けも早いところでは、地面が見え始めエゾシカが枯草を食べている姿が目に付くようになった。流氷はというと、まだウトロ周辺では接岸しているものの、沖合の氷はどんどんと北の方に流れており、あと数日でなくなってしまうのではないだろうか。長い冬の終わり、春の兆しがいろいろな場所で感じられるようになってきた。


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「断崖沿いで枯草を食べるエゾシカ」

この時期に?

2013年03月08日

 今日は、珍しいことにエゾタヌキを見かけた。通常、エゾタヌキは、冬の間、穴の中で冬籠り(冬眠ではない)をしているが、暖かな陽気に誘われて出てきたのだろうか?そして、このタヌキは、疥癬とは断定できないが毛並みがボロボロで一部抜け落ちているところもあり、目が見えていないようだ。歩き方もヨロヨロと力がなく、体力が弱っているように見えた。無事に冬を乗り越えてくれることを祈りたい。


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「道路にうずくまるエゾタヌキ」

滑落

2013年02月23日

 フレペの滝の展望台から、海を眺めると、流氷上にたくさんのワシやカラスが集まっていた。双眼鏡でよく見ると、どうやらエゾシカのようだ。100mほどある断崖から落ちてしまったのだろう。そのシカをワシやカラスたちが集まって食べているのだ。一つの命の死が多くの命を支えている。

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「断崖から落ちたエゾシカとワシたち」

快晴

2013年02月13日

 ここ数日、天候に恵まれている。フレペの滝遊歩道を散策するとすばらしい景色が待っている。草原部は、真っ白い雪に覆われており、その先には知床連山が青空に美しく映えていた。今シーズンは、雪や曇りの日が多かったため、こんなにきれいに連山が見えたのは久しぶりのこと。一緒に散策していたお客様も、この景色に見入っていた。


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「フレペの滝遊歩道より知床連山」

霧氷

2013年01月24日

 ここのところ朝の冷え込みも緩んできたが、それでも-10℃前後まで冷え込んでいる。河川が近いところでは、大気中の水分が多いため周辺の樹に氷の結晶が付着する。日差しを受けてキラキラと輝く霧氷はとても美しい。この美しい霧氷も日差しを受けると、すぐ溶けてなくなってしまうので、朝だけの特別なものだ。

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「樹の枝についた霧氷」

流氷初日

2013年01月10日

 今日、ウトロ沖に流氷の白い帯が見えた。このままの風向きで進んでくれれば本日中に、知床半島のどこかに接岸するのではないだろうか。昨年より6日早い流氷初日。今年もびっしりとたくさんの氷がやってきてくれることに期待したい。

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「ウトロ沖の流氷帯」

雪の季節

2013年01月01日

 知床でも、例年より雪が少し多めの新年を迎えた。ウトロのアメダスでは積雪はおよそ70cmとなっている。この積もっている雪は、さらさらした雪というよりは、水分を含んだ重たい雪だ。おかげで、毎回の除雪が一苦労。足腰が痛くなるほどだ。年末は、風も強く建物が吹き飛ばされるのではないかという風が吹いた。その風の影響で、雪原には美しい模様が出来上がっている。今年の冬も、知床らしい美しい姿を期待したい。

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「雪原に刻まれた風紋」

嵐の後

2012年12月05日

 昨日から今朝にかけて、ものすごい嵐が通り過ぎて行った。ウトロのアメダスでは、最大瞬間風速が33.8mと猛烈で建物をグラグラ揺らすほどのすごい風と轟音だった。降水量も100mmを超え、重たい雪が約20cmほど積もっていた。今年、二度目の除雪だったが、すでに雪が山のようになっていてウトロの市街ではあちこちで除雪に追われている状態だった。午後からは、青空が広がり、うそのように穏やかな様相となり、この日差しで溶けてくれるといいのだが・・・。


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「嵐の後のウトロの様子」

プロフィール

プロフィール

藤川友敬
 1977年、山形県出身。2003年から2006年まで(財)知床財団にて自然解説員として勤務。2006年4月に知床財団から普及事業のメンバーと(株)知床ネイチャーオフィスを設立し、現在に至る。写真撮影も行っており、さまざまな自然関連書籍、パンフレットへの提供を行っている。
 2004年より北海道新聞社webサイト「生命の森で」―知床自然日記―を担当。NHKほくほくTV「知床季節の便り」で毎月、自然の話題を映像などで紹介している

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