ヒメムヨウラン

2018年06月10日

 原生林を歩いていると珍しい植物を見つけた。褐色で10cmくらいの小さな植物で、ヒメムヨウランというラン科の植物だ。環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に分類されている。緑色をしていないのは通常の植物には葉緑素が内包されているが、ヒメムヨウランにはないためだ。栄養は菌類から得ているため菌従属栄養植物とも呼ばれる。菌というのは菌根菌類のことを指していて、ムヨウラン属はそのなかでベニタケ科の菌類に依存していることが多いようだ。知床の林床には多くのベニタケ科のキノコが秋になると発生する。ヒメムヨウランの存在は、知床の森の中で生きる菌根菌類の多様性を象徴している。

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「ヒメムヨウラン」

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コメント

よーく見ると地味だけど蘭ですね。
それぞれの生き方ですね。

10㎝を指でやってみると“小さい”って思いました。発見できるなんてすごいですね!そして、解説?も、知ることがいっぱいで凄く楽しです。失いたくない環境ですね!失ったものが何かは気づかないんですよね.....

なんか、とってもいい雰囲気ですね。
知床すごいな。

くみさん>ラン科にはちょっと変な奴が多い気がします。

藤田さん>知床の森は豊かですね。こういうのを見つけると改めて感じます。

みつさん>また探そう変な奴w

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