ラーメンのみの客歓迎…そんなゴルフ場
2008年08月05日
▼グレート札幌のゲートに立つラーメンの幟。コースの看板も見える
やるもんだ。
ゴルフ場のゲートに「ラーメンあります」の幟(のぼり)とは…。
先日のこと。プレーのため、グレート札幌カントリー倶楽部(千歳市泉郷845、電話0123・29・2111)に入ろうとしたら、ゲートそばで真っ赤な幟が出迎えてくれた。
高さ1・5メートル余り、幅は約50センチ。赤地に「札幌の味 ラーメン」と白抜きで描かれている。
紛れはない。この店は、おいしいラーメンを食べさせます、という意思の表示だ。
ハハーン、と思いついた。
グレート札幌は先ごろ、経営がPGMに移った。PGMは、徹底した合理的経営が特徴である。
品格主義のカビくさい部分を廃し、実利に重点を置いてお客に一円でも多く金を使ってもらう。そんな戦略だと理解している。
戦略の風のなか、ラーメンの幟も立った、と想像された。
その日は事情があって、ラーメンは食べず、プレー後もただちにコースを離れた。
数日後にコースに電話を入れてみた。
「先日、そちらでプレーをさせてもらった苫小牧の川人と申します」と切り出した。
男性が対応してくれた。名乗ってはくれなかったが、明るく率直な受け答えだった。
接客業というよりは、営業畑が長そうな気配が伝わってきた。
「立派なラーメンの幟ですね。なんですか?」
「いやあ。ゴルフ場って敷居が高そうで、つい閉鎖的に見られます。それを打破したくて。どうぞクラブハウスのレストランに入ってきてラーメンを味わってください。そんな狙いの幟です。6月から立てています」
「ゴルフをしなくても、ラーメンだけでもOKなんですね」
「もちろん。食事を楽しんでもらい、それをきっかけにゴルフに興味を持ってもらい、将来プレーヤーとしても来てほしい。そいうう狙いもあります」
「ラーメンのお勧めメニューは?」
「担々麺が1100円。味噌・醤油ラーメンとチャーハンのセットが1180円。味には自信がありますよ」
集客への熱意が伝わってきた。
◇
このコースがある千歳市泉郷地区には、地味豊かな丘陵地が広がっている。
「誰もを写真家にする」という上川管内美瑛町の丘を思わせるようなすてきな景観だ。
そこに、いくつかの本格的なゴルフコースが広がっている。
私はここを車で走るたび、まるでメルヘン世界の片田舎を駆け抜けているような心持ちになる。
そこに「ラーメンあります」の幟である。
このミスマッチ。この落差。いいねえ。
どうぞ現地へ赴いて、体験してみてください。
▲コース内のフェアウエー。程良いアップダウンが魅力という
<口からシャンク>
「リンクスのコースとかけて」
「アメリカの大統領選挙と解きます。」
「その心は」
「ブッシュに入れなきゃよかった」
(浮世床さんの投稿)
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