クリスマスじゃないけどシュトーレン
2007年04月12日
すごい見舞客が来た。
それは、入院中のある日のことだった。
長く一緒に仕事をし、今も仲良くしてもらっている萬谷利久子さんと
中村百合子ちゃんの2人が、わざわざお見舞いに来てくれるというのだ。
私が入院しているのは、北の方の病院で、萬谷さんの家はずーーっと南に行ったところ。
時折リスさんが出るほど風光明媚なところなのだ。
えらい遠くだ。
その自然に抱かれた桃源郷で暮らしいる萬谷さんは、自然の恵みのせいなのか
それとも天性の資質なのか、天真爛漫で爆発的に明るい。
その上、落ち着きがない。
その日2時に来院すると連絡を受けていたが、一時半を過ぎた頃
百合ちゃんからメールが来た。
「そ、想定外です!なんと萬谷さんの車で行くことになってしまいました!」
そのメールには、これから起こるであろう事を予見してか、こう結ばれていた。
「気長に待っててね・・。」
気長に待っててね、ということは→道に迷う→到着が遅れる→もしくは着かない→きっと着かない→お見舞いがもらえない。
そうか、そういうことか。
案の定、待てど暮らせど2人は来ない。
全然来ない。さっぱり来ない。
諦めかけたその時、病室のドアが開いて2人が飛び込んで来た。
萬谷さんは、私を発見するやいなや
「いやぁーー、迷っちゃって!個室なんだぁ。骨折だから元気そうだね。、私、時間ないんだよね。これ出産祝いだから。で、お見舞い買うの忘れたから、これ自宅用に買ったどらやきだけど食べてね!」
と一気にしゃべった。
さすが、アナウンサー。口がなめらかだ。
私が子供を産んだのは去年の10月だけど、出産祝い有り難う。
おまけに、自分用に買ったどらやき4個もくれるなんて、なんていい人なんだろう。
病室に現れた時から落ち着きがなかった萬谷さんは
約束があるので、「ここを3時には出なければならないの」、と告白した。
2人が病室に着いたのが3時5分前だ。
・・・。
百合ちゃんは、萬谷さんのトークの合間をぬって、タイのお土産のバナナチップスと
深紅の薔薇の形をした石鹸をくれた。
萬谷さんは「また来るから、ゆっくり入院してて!」
と言い残して、百合ちゃんを連れ嵐のように去って行った。
萬谷さん、本当に変わってないね。
感動した!本当に嬉しいよ。
永遠に、萬谷さんは、萬谷さんで、固有の生き物なのだね。
さて、今日私が紹介するのは、入院中数々頂いたお見舞いのお菓子の中から
特にお気に入りの「ロイズのシュトーレン」です。
シュトーレンはドイツのクリスマスケーキです。
保存がきき、食べ応えがあって、ちょっと大人の味わいなんです。
ほんのり甘く、ドライフルーツが複雑な味わいを醸し出していて
パウンドケーキよりも固い食感が満足感を与えてくれます。
クリスマスじゃないのに、時々無性に食べたくなるのが、この「ロイズのシュトーレン」なんですよね!
いつもお店にあるわけではないけれど、一年中を通して買うことが出来ます。
