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身分証明書が届いた

2012年10月16日

「(公財)北海道盲導犬協会の所有犬であることを証明します」

ワタシの身分証明書が協会から届いた

運転免許証くらいの大きさだ

  リタイア犬飼育証明書
犬名      オパール
犬種      ラブラドール・レトリバー
生年月日   1996年8月18日
性別      メス
毛色      イエロー
飼育者     児玉芳明

これでワタシが元盲導犬であることがはっきりする

動物病院へ行くときもこれを持って行く

そうすると多分、親切に診てくれると思うよ

ワタシにも見せてくれたあと

ヨシは大切にお財布の中にしまった


町内一周散歩が出来た!!

2011年06月28日

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(フーン  これが新しいサプリ 効果があるといいな)


足が痛いせいか座ったり、立ったりがおっくう

部屋の中をうろうろ歩いている方が楽チン

横になる時は座ってから、よっこらしょ

掛け声をかけないと、だめになってきた

横になるのが大変なので、大好きなトイレの前で寝る時間が少ない

外に出るときはオシッコとウンチのときだけ

散歩なんて、ごめんなの

そんなワタシを見ていて、老犬ホームの辻さんに

ユウが相談した

  「足が痛いのかもしれませんね。新しいサプリメントが入ったので試してみますか」

  「痛みが薄らぐかもしれませんから」

  辻さんがそう言ってくれた

犬用の栄養補助食品

  グルコサミン、サメ軟骨抽出物、緑イ貝粉末、ヒアルロン酸

  アガロオリゴ糖、西洋ヤナギ、松樹皮エキス、トコトリエノール

  などなど

その中の西洋ヤナギは抗炎症、鎮痛作用が期待できるらしい

ヨシは盲導犬協会の評議員会に出席したついでに

老犬ホームの奥村さんから可愛い袋にいれてもらって

持ち帰った

27日夜から食事と一緒に食べている

翌28日朝食後の散歩では町内をぐるっと一周出来た

  「どこまで行ったの?」

  「あれれ 今日はよく歩いたね」

ユウが驚くほどの長距離散歩に成功

  「こんなに効果が出るなら明日は走れるかな」

  まさかね


 

人寄せオパール

2010年10月19日

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(展示コーナーの前でお客様のお相手 後ろは「カプラ」で遊ぶ人たち)

10月15日から17日まで、札幌市のアクセスサッポロで

開かれた「いきいき福祉・健康フェア」に参加してきた

ヨシが関わっている北のユニバーサルデザイン協議会は

毎年、フェアの会場に展示コーナーを出している

今年は子ども、お年寄り、障がいのある人など、だれでもが

楽しめる遊び具、木の板(造形ブロック)「カプラ」を用意して

来場者にカタチ作りを楽しんでもらった

ワタシは展示コーナーの前にいて、人集めの役割

背中にリタイア盲導犬のユニフォームを付けている事もあって

みんながワタシに興味深々

「盲導犬だったんだ。ご苦労さんだったね。お疲れさま」

「触ってもいいですか。おとなしいね」

「名前はなんていうの。歳はいくつ」

周りを取り囲んで質問攻め。ワタシはじっとしているだけだったが

ヨシは答えるのに大忙し

ときどき、会場内を散歩を兼ねて歩いたが

介護用品、福祉器具などワタシにも必要なものがいっぱいあった

大勢の中で人間以外はワタシだけ

不思議がって、多くの人が近寄ってきて話しかける

「うちの犬は今、~歳。オパールは14歳なの、元気だね」

「頭の傷はいたそうね。そう、イボなの。治療は大変ね」

会話が途切れない

おかげで展示コーナーにも良い影響があり、「カプラ」は人気を集めた

3時間ほど勤務(?)して引き揚げた

たまに街中に出て大勢の人に出会うのは刺激になって心地よい

現役時代を思い出した。 でも疲れたなあ

家に帰って、オヤツをもらい、水をごくごく飲んだら

もうだめ、布団に倒れこんで爆睡

「キユイー キユイーって変ないびきをかいていたよ」

と、ヨシに言われてしまった

盲導犬の里「富士ハーネス」

2010年06月03日

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日大国際関係学部特認教授の北岡和義さんから

「静岡県富士宮市にある盲導犬の里・富士ハーネスに

行ってきたよ」とヨシにメールが入った

ヨシとは新聞記者時代からの古い友人で、最近は盲導犬をはじめ

介助犬など補助犬に関心を持っていて、ときどきメールをくれる

ワタシのブログも読んでくれているらしい

富士ハーネス訪問をきっかけに盲導犬のことを

静岡新聞のコラム「時評」(写真)に取り上げてくれた

富士ハーネスは(財)日本盲導犬協会の所属施設の一つ

日本盲導犬総合センターの愛称で平成18年に出来た

オーム真理教総本部の跡地に建てられている

北岡さんは市民の力でオーム真理教を追い出した記念の土地

に作られていることにも感心していた

朝霧高原の大自然の中にあり

富士宮市の景観賞をもらった施設

この中には引退犬棟がある。紹介文には

「引退した犬がゆったりと過ごしています。

引退犬と一緒にぼーっと過ごしてみませんか」

と案内されていて、写真で見る限り、陽射しが入って

心地よさそうだ
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(富士ハーネスの引退犬棟内部=日本盲導犬協会ホームページから)

北海道盲導犬協会の老犬ホームの方が大先輩だが

ほかの育成施設にリタイア犬がゆっくり過ごせる

場所が出来ているのはうれしい

日本盲導犬協会が島根県に作った「あさひ訓練センター」では

刑務所受刑者に社会復帰プログラムの一環として

盲導犬候補パピーの世話をしてもらうプロジェクトも行っている

先輩育成施設だけあっていろいろなことをしている

ワタシたちにとっては頼もしい存在なんだよ

犬にとっても使いやすいものの研究

2010年04月25日


  (M電機の福祉機器開発研究のスライドから)

だれにとっても使いやすいものづくり

生活しやすい環境づくりが大切なんだって

それをユニバーサルデザインというらしい

この間、ヨシが話してくれたんだけど

犬にとっても使いやすいものづくりが進んでいる、と


ヨシが関わっている北のユニバーサルデザイン協議会

で行われた勉強会で、スライドで説明を受けたと言っていた

家電や公共機器のユニバーサルデザインを研究している

M電機のデザイン研究所では介助犬や盲導犬が

体や目が不自由な人に変わってエレベーターなどに

案内しやすいタッチパネルの開発に取り組んでいるんだって


感激したなあ


こうした研究がもっともっと広がっていけば

ワタシたちも働きやすくなるよね


新国際線ビルには補助犬用トイレを作って欲しかった

2010年04月21日

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  (富士山・静岡空港にある盲導犬など補助犬用のトイレ)

新千歳空港に出来た新しい国際線旅客ターミナルビル

これまでよりも旅客スペースが5倍に広がったとか

ユウは先日、さっそくここから飛び立った

ワタシを置いて

このビルについては残念なことがあるの

盲導犬などの補助犬用トイレが出来るかと期待

していたけれど、ヨシが調べてくれたことによると

『補助犬用トイレはありません』(空港案内)

昨年、開港した富士山・静岡空港には

ちゃんと設置されているのに

『補助犬のトイレです。盲導犬、介助犬、聴導犬

どうぞご利用ください』と案内板も立っている

盲導犬などにとって、空港にトイレがないと本当に困る

いったんビルの中に入ってしまうとオシッコ場を見つけるのは

ターイヘン

どうして、そうしたことに気がついてくれないのかな

新国際線ターミナルビルは、だれもが使いやすい

ユニバーサルデザインに配慮したが売りもの

どこで、オシッコやウンチをさせたらいいか

いつも気にしている目が不自由なユーザーへの気持ちを

考えてくれたならとワタシは思う

4月1日、北海道障がい者条例が施行された

こともあり、出来れば新ビルにはワタシたちの

トイレを作って欲しかった

介助犬シンシア

2009年11月23日


 (ワタシのこともちらりと出ている「介助犬シンシア」)

身体障がい者を支える補助犬にはワタシのような盲導犬のほか介助犬
聴導犬がいるのは知っているよね

介助犬の役割をみんなに認めてもらう努力をしていた
宝塚市在住の木村佳友さんのパートナー、シンシアは先駆犬として有名

ヨシは介助犬に関心があって、シンシアの近況を
知りたくなり、「シンシアの掲示板」に、こう書き込んだ

「北海道盲導犬協会からリタイア盲導犬オパールを預かっています
オパールは13歳です。この一年間で、めっきり老化が進みました
シンシアは’93年12月生まれですから、まもなく16歳、元気ですか」
    
この書き込みに、木村さんから返信があった

「シンシアは、2005年に引退し、我が家の愛犬として2代目エルモと
ともに、引退後の生活を楽しく送っていました。しかし、2006年
脾臓のガンが見つかり、手術をして一時は元気になっていたのですが
肝臓へ転移してしまい、2006年3月14日に亡くなりました」

12歳での死 
ワタシにとっても優秀な補助犬仲間を失って本当に残念

先日はJR東日本で介助犬の乗車拒否があった
シンシアは生前、頑張ってJRへの乗車の権利を勝ち取ったのに

木村さんの著書「介助犬シンシア」(毎日新聞社刊)にはワタシの
元ご主人、藤田芳雄さんと盲導犬(ワタシのこと)のことも出ているよ
読んでみてね

悲しい知らせ 佐々木会長死去

2009年09月15日

出先からヨシと一緒に帰ってきたら
ファックスに悲しい知らせが
「北海道盲導犬協会の佐々木紀夫会長が亡くなった」と

68歳 まだまだ若かった。これからだったのに
春の評議員会や理事会では議長を努めていた
でも、8月の研修会など協会の主要行事には欠席が続いていた

「会長のいない、イベントや記念撮影の写真を見て、どうしたのかな」
とヨシはもらしていたのをワタシは思い出した
最近は痩せていたし、やっぱり病気だったのだ

北海道盲導犬ユーザーの会の会長だった佐々木さんは1996年から
会長を引き受け、13年を超えた

協会で会計処理のずさんさが表面化し、責任をとった北沢前会長
から、困難なときにバトンを受け継いだ

それからの活躍は見事のひとこと
立派に協会を立ち直らせ、さらに大きく発展させた

パピー時代、訓練時代、そして盲導犬になった時、さらにリタイア
時  佐々木会長に見守ってもらったワタシ

ヨシも道新の出版局長時代、ユーザーの会の20周年を記念して
出版した「ありがとう盲導犬 ユーザー20年の軌跡」(写真)
の編集などを通して会長とは親交があった

目が不自由なのに会議の司会、進行などは水際立っていた
講演も多数をこなし、資金集めの先頭に立った
日本で最高レベルの育成施設に育てた功績は本当に大きい

そして「質の高い盲導犬の育成が私のつとめ」といつも言い
国内外との交流も積極的に進めてきた
もっともっとやりたかったことがあったかも知れない

「ありがとう盲導犬」の巻頭文に佐々木さんはこう歌を書いている

愛犬のきざむワルツにハーネスかるし

  佐々木会長  ありがとう さようなら

看板犬 そして お客寄せ犬

2009年09月05日

「人にやさしい、安心して暮らせる明日を目指して」をテーマに
最新の福祉機器やサービス、情報などを紹介する、いきいき福祉2009
が5日から札幌市白石区のアクセスサッポロで始まった

今年もワタシは看板犬として参加してきた

ヨシが関わっている北のユニバーサルデザイン協議会
が、このイベントにブースを出している
活動内容の紹介やユニバーサルデザインの商品も展示している

ワタシはブースの前に座って、客寄せが役割
「盲導犬ですか」「かわいい!」
「さわってもいいですか」

通りがかった人はニコニコしながら話しかけてくれる
そこをすかさず「こんな活動をしています」
「10月8日には視覚障がいの勉強会をひらきます」

と、パンフレットを渡したりパネルへと案内する
人集めにはとっても確率がいい
隣の「いのちの電話」のブースへも誘導して喜ばれたりして

訪れる人は高齢者、障がいを持つ人や連れの子供たち
それだけに「リタイア盲導犬です」とヨシが話すと
「ご苦労さんだったね」「長生きしてね」と語りかけてくれる

ワタシのそばから離れるのがイヤだと泣き出す幼児
中には「この犬、ほんもの?」
じっと、おとなしくしているせいか、そんなことを訊く子も

時には会場内をデモンストーレーションで一周
見つめる人たちの顔に笑顔が浮かぶ
昨年に続いての参加だけに顔見知りの人もいてすっかり人気ものでした


チベットの犬のお守りをもらっちゃった

2009年08月21日

道立近代美術館で開かれている「聖地チベット」
~ポタラ宮と天空の至宝~
ヨシが観に行ってお守りを買ってきてくれた

底が5センチ、高さ3センチ強のちっちゃな犬
緑色の体に花模様の宝石ようのものがついている
耳が垂れて目がぱっちりして、かわいらしいところはワタシに似ている

中国語なまりの日本語を話す係りの人は
「緑は健康をもたらす色ですよ」
ほかに紫など2色があったが、迷わず緑にしたと

その間、家で4時間近くも1人(1匹)で待たされて
「ごめんごめん 待たせて」
「でも、いいものを買ってきてあげたからね」

と言いながら鼻先に置いて見せてくれた
「ほら、いいだろう。健康の守り神だよ」
本当かな その後は健康のためと散歩に連れ出されてしまった

この日は札幌高等盲学校の生徒さんも美術館に
見学に来ていた
チベット展のほかさわれる彫刻「ふれるかたち」を体験したという

北のユニバーサルデザイン協議会に関わっている
ヨシは生徒さんがどうやって見学するのかにも
関心があって、そばから見てきたと言っている

生徒さんたちは目が不自由であっても
マニ車を回したり、ホルンのような楽器の音を
レシーバーで聞いたり楽しそうだったらしい

さわれる彫刻では美術館ボランティアの解説
をたよりに、佐藤忠良の「演劇生」など9点の
触感を

 
(建物のデザインがわかる模型を持つ係員) (作品解説文には全てに点字が)

ヨシは数年前にフィンランドのヘルシンキにある
キアスマ現代美術館を見ている
ここでは作品全部に点字の説明があった

また目が不自由な人のために、手に持てば美術館全体
のデザインがわかるアルミ製の軽い模型が用意してあって
さすがユニバーサルデザインの国と思ったという

障がい者、高齢者、外国人などだれにとっても楽しめる
気配り、心配りが美術館や博物館などにも
もっともっと広がっていけばいいね

元盲導犬のワタシもそう思う


介助犬、聴導犬   仲間が増えてほしい

2009年07月23日

「道内での補助犬(介助犬、聴導犬)の養成に向けて検討したい」
高橋はるみ道知事が6月22日の道議会でこう答弁したのを
覚えていますか


(補助犬のマーク)

民主党・道民連合の北口雄幸道議(上川管内)の
質問に答えたものです。身障者を支える仕事をしてきた
元盲導犬のワタシとしては、大いに期待しています

1972年、財団法人、札幌盲導犬協会が生まれ、その後
85年には北海道盲導犬協会となり、全国的にも
レベルの高い、道民が誇れる育成施設となりました

70年、「北の大地で盲導犬を」と北海道にやってきた
井内憲次さんと香月洋一さん二人の夢が実り
今の協会になりました

北海道は盲導犬育成では40年近い歴史を持つ
先進地なのです。最近ではワタシ・オパールが新潟に
行ったように東北でも道産子盲導犬が活躍しています

でも、盲導犬以外の身障者補助犬(介助犬、聴導犬)
の育成施設はありません
道内で働く介助犬はたった1頭、聴導犬はいないと思います

07年の厚労省の調べでは全国で活躍する盲導犬は965頭
介助犬40頭、聴導犬13頭となっているのに、道内には
盲導犬を除くと介助犬1頭きりとは淋しいですね

訓練(養成)施設でみても、盲導犬は9施設、介助犬は
25施設、聴導犬23施設ですから北海道に介助犬、聴導犬
施設があれば、との知事の気持ちはわかります

道内の介助犬ペアは士別市内の三上昌代さんとジルバ
スタンダードプードルのジルバは2年前から車イスダンサー
三上さんの生活を様々な面で支えています。

三上さんはジルバを伴い、道庁を訪ね、記者会見もしています
知事も三上さん宅を訪問しているので、介助犬
の必要性を実感したのではと思います

介助犬、聴導犬がいれば自立した生活が
出来るのにと思っている障がい者は道内にも
大勢いるのではないでしょうか

海外では歴史と実績を持つ盲導犬育成施設が
介助犬や聴導犬育成のお手伝いをしている
ところがあります

北海道盲導犬協会の会合で高橋知事の答弁が
ちらっと話題になりました。難しい問題はあると思いますが
知事の答弁が実現して欲しいワン


プロフィール

プロフィール

オパール
 日本初(?)のブロガー犬。16歳、雌。新潟県長岡市で10年間、盲導犬として働き、2008年夏、引退。生まれ故郷の札幌に戻り、リタイア犬委託ボランティアのヨシ、ユウと暮らす。

ヨシ(児玉芳明)
 2008年夏、プロサッカー運営会社を退職。いくつかのボランティアをしている。パピーウォ―カーとして5頭の盲導犬候補犬を育てた経験を持つ。元新聞記者。

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