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行きたかった ワン  「テッラ・マードレ」へ

2009年10月30日

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 (八列とうもろこしなどを販売した北海道スローフードのテント)

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 (会場に現れた2匹のボストンテリア)    (ペトリーニ会長と)

10月21日から27日まで、ヨシはワタシを置いて
横浜、東京に行ってきた

横浜にいる97歳のビッグ・ママに会いがてら
横浜港周辺で開かれたテッラ・マードレ・ジャパン2009
に参加するのが目的だった

テッラ・マードレとはイタリア語で「母なる大地」
イタリアで生まれたスローフード運動の中心的な催し

横浜には日本中からフローフード・ジャパンの会員が
集まった。日本の食と農を考える催しや各地の
伝統食や作物も持ち込まれて

ヨシはスローフード・フレンズ帯広にかかわってながい
道内の仲間とともに、この催しにやってきた

イタリアからはスローフード・インターナショナル会長の
カルロ・ペトリーニさんも来浜して4年ぶりの再会

さまざまな問題を抱える世界の食糧をめぐって熱い議論と
そして国内の良質で伝統的な食材のマーケットも開かれた

北海道からは種の保存を目的に「味の箱舟」登録している
八列とうもろこし、札幌黄たまねぎ、まさかりかぼちゃ
襟裳の短角牛肉をマーケットに出品・販売した

どこでも北海道の食物は人気が高い
「あれっ こんなとうもろこしもあるんだ」
「まさかりでなければ割れないカボチャ?」

なんて声もあり、結構な売り上げ

ヨシの話だと、乳母車に乗ったボストンテリア2匹
もやってきて、短角牛のジャーキーに鼻を
ひくひくさせていたとか

「あのジャーキーは味が深くて美味しかった」
とは話だけで、お土産はなんと鎌倉名産の鳩サブレー
ジャーキーならよかったのに

ユウとワタシだけの、一週間もの置いてきぼりは初めて
どこへ行ったのかと変な気持ちになり
「挙動がおかしかった」とユウは帰札したヨシに報告していた


ワタシと二人の食卓

2009年10月26日

「オパール 食べる? これっ」
言われなくても 食べる食べる
リンゴは大好物 あわててユウの指も噛んでしまうことも

ワタシの朝食は7時過ぎ 
ヨシとユウの食事よりは朝晩とも早め
「あらっ もう食べたの」と言われるほどの早食い

そのあと、二人が食卓につくとワタシも、もちろん定位置に
ユウのイスの横にぴたりと寄り添う
二人の口元に焦点を合わせる

パンが小さくなったら、分け前がもらえる時
食後の果物をむいたら、必ずひとかけらはもらえる
待ち時間が長いと、カーペットの上によだれがタラ~リ

現役の盲導犬時代のワタシとは様変わり
すっかり甘ったれ犬になってしまった
「10年間、いろんなことを我慢してきたんだから許して」

「食卓に近寄らないで、ベッドで待っていなさい」
こう言われれば、きちんと待てる自信はある
「でも、そうやっておとなしくしていると~」

物足りないこともあるらしい
二人は、ちら、ちらとこちらを見て
「おとなしいのね」と声を掛けてくる

そうなれば、こちらのもの
すっと立って、定位置に
「来たの バイキ バイキ」と言いながら、デザートを

ユウは、ワタシが何が嫌いなのか
何を食べないかを、時々試す
食べないよと顔をそむけるのは、すっぱいものだけ

あとはなんでもOK
もっと、もっと試してほしい と思っている
いくらの醤油付けだって食べるんだから


老いをひしひしと~

2009年10月22日


窓から日差しが差し込んでくると
ついつい、うとうと~と   眠くて眠くて
ひまさえあれば、眠ってしまう

歳のせいかな

散歩のときも 、後ろ足をひきずることが多くなった
舗装された道を歩くとつめをこする音がする
自分でも気になる
 
  シャーシャー 

昨年9月、ヨシの家に来たときは、たまにこすることはあったが
「あれっつ 変な音を出すな なんだ?」
という程度だったのに

先日は、じゅうたんの上に一直線に
こすった跡がついていたらしい

歩き方も、後ろ足がおぼつかない
がっしりと、がに股で地面を押さえつける歩き方から
内股状に

おしとやかな足つきと言ったほうがよいかな
階段を急いで上がるようなことはしない
ゆっくり、ゆっくり

降りるとき、前足が、おとっと、となることがある

まあ、無理をしないか
歳をとれば、こうなるのも当たり前だけど

ヨシは、「足は使わないと余計に弱くなっちゃうよ」
とけっこうつらく当たる

後ろずさりは、後ろ足を丈夫にすると
わざとユーターンできない狭いところに入れて
「バック、バック」あるいは北海道方言で「バイキ、バイキ」

仕方がないから、付き合ってやっているが
終わったら、おやつと居眠りだ

そして得意のポーズで一眠り

大好きなトマトともサヨナラ

2009年10月19日

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雪虫が飛んで、冬はもうそこまで
家から見える三角山、荒井山、大倉山の紅葉も
今が盛り

庭の小さな小さな菜園もヨシが片付けてしまった
ワタシが好きだったミニトマトも、いくつかが青いまま
で終わった

わずかに熟れ残った赤い実一つをもいでくれた
「これが最後だよ」と言って
皮が割れていたが、本当の完熟

  甘い!

このあとナス、トマトなど全てが地面から
抜かれて菜園は真っ黒い土だけに
庭に出る楽しみが、なくなってしまった

これまでは、庭に出してもらったら
トマトの匂いをかぐのが大好きだった
元盲導犬だから、拾い食いは絶対しなかったけれど

その楽しみも消えてしまった
これからは冬へ急いで近づくんだね
口の中で最後の菜園ミニトマトを味わった


星守る犬

2009年10月15日

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「星守る犬」(村上たかし著、双葉社)
ヨシはだいぶ前から手にしている
犬に関する本はだいたい買う

そしてすぐに読んでしまう
ワタシにも内容を教えてくれる
いつもなら~

ところが、この本だけはなかなかページが進まない
漫画だから、すいすいと読めるはずなのに
どうしたのだろう

うーん、物語が切なくて
苦しくなって、ページを繰るのがつらいらしい
かわいい主人公、ハッピーの絵が表紙で出迎えてくれているのに

ある日、山の中に放置されていた車の中から
男性(お父さん)と犬(ハッピー)の遺体が見つかった
男性は死後1年~1年半、犬は死後3ヶ月と推定された

普通にまじめだったお父さんは家族から見放され、生活のあてもなく
拾い犬だった愛犬のハッピーと車で旅に出る
手持ちのお金は、やさしさをかけた少年にだまされて失う

残った手持ちの財産もハッピーの病気治療で消える
それでも、1人と1匹は互いに信じあい
旅を続ける

そして~
山の中で、お父さんは先に逝く
残されたハッピーはその後の一年近くをどう過ごしたのだろう

今、日本では自分で死に行く人が3万人を超えている
お父さんもその1人なのかもしれない
でも、いつもそばにハッピーがいた

表紙の帯に「限りある命を、犬とふたりで」とある
「かたわらに犬、二人は絶対に幸せだったと思います」
著者の村上さんはあとがきで、そう書いている

読み終えたら、感想をワタシに聞かせて欲しい
二人と一匹のオパールに

寒いよ 眠いよ

2009年10月10日


  (眠いんだけど 寒くて~)

冬が近づいてきているのかな
寒くなってきた

苦手なんだよ 寒いのは
体を丸めて寝ているのを見て

ユウがバスタオルをかけてくれた
頭からすっぽりかぶって、やっと安心

そうでないと、部屋の中をうろうろしてしまう
ユウのひざ掛けに頭を突っこんでしまうときもある

「コタツを出そうかねぇ」
ヨシは、早くもそんなことを言っている

「イヌは喜び、庭かけ回る」
「ネコはコタツで丸くなる」

ワタシはネコに近いのかな

2,3日前のこと、タオルを体にかけたまま
ベッドの上でぐるぐる回ったら、後足に巻きついて

横になれなくなってしまい、ヨシにほどいてもらった
自分でも情けなくなった
 
変なイヌって言われているワタシ

若いモンたち  がんばれよ

2009年10月06日

 

  (犬舎はにぎやかな若イヌであふれている)

 「若さが、いっぱいあふれていたよ」
 「お前にも、あんな時代があったんだよねぇ」
 ヨシが帰ってきてそう言った

 5日、北海道盲導犬協会の会議があって出かけた
  連れたいってもらえそうだったけれど
 結局は、ユウとお留守番

 この日の会議では、先に急逝した佐々木紀夫会長の
 後任に志田恭司副会長を選んだ
 長い間、佐々木会長をサポートしてきた志田さんだから最高

  ワタシたちも安心だ
 元小学校の校長先生で、とても柔和な感じの方
 オパールのことも覚えてくれているし

 この会議の空き時間を利用してヨシは犬舎を見てきた
 広い犬舎に今、若い犬がいっぱいだったらしい
  パピーウォーカー宅から引き上げてきたばかりの若イヌ

 
  (美味しそうなエサがずらり)

  今年は70頭のパピーが帰ってくる
  一度では対応できないので、その内の35頭がまず一陣で
  犬舎の中に入ると、とてもにぎやか

  隣の老犬ホームとは雰囲気が全く違う
  一年間、仲良しだったお父さんやお母さんたちが
  迎えに来てくれたのかな

  そんな顔を柵の間から突き出す
  毛のつやもぴっかぴっか
  動きが敏しょうで、甘え声をしきりに

  これから盲導犬としての適正があるかどうかの検査が始まる
  さらに、厳しいテスト、テスト、訓練を受けて20~30頭ていどが
  合格し、晴れて目の見えない人のパートナーとなる

  ワタシも高い競争を経て、10年間働いてきたんだよ
 「エライ、エライ ご苦労さんだったよね」
 「今は、甘えているけれども、許してあげる」

  エサの準備室には、老犬用なのかな
  名前をつけた、それぞれ固有のエサが置かれていた
  オパールという名前はなかったけれど

  老犬ホームの辻さんがシニア向けのドッグフードを
  プレゼントしてくれた
  明日からエサの量を増やしてくれるかな

   ともかく若者よ がんばれ!

 

災害に巻き込まれた仲間たち

2009年10月02日


    (台風ケッツァーナ被害への救援を呼びかけるコンサート・チラシ)

インドネシア・スマトラ島の地震・津波
それにサマワの地震
フィリピンの台風被害も甚大です

現地では救難活動が進んでいるようだけれど
ペットの犬や猫、その他の動物はどうなっているのだろう
かわいそうに犠牲になった仲間たちも多いに違いない

ワタシが生まれる一年前の1995年1月17日
阪神・淡路大地震が起きている
兵庫県によると犬4300匹、猫5000匹が被災(死亡?)した

ペットとして飼われていた3分の1が飼い主とはぐれてしまった
人間の死者が6,400余人も出たのだから当然だろうが
悲しい出来事があちこちで

しかし、三田動物救護センターがいち早く開設され
全国からペットフードや支援金が贈られてきた
動物と人間のきずなの深さが証明されてもいる

別れ別れになっていたペットと飼い主の再会は
飼い主の苦しみ、悲しみを癒す大きな力となった
それ以降、災害と動物の関係が見直されてきている

スマトラ島、サマワ諸島、フィリピンではどうなのだろう
心配でたまらない
エサはあるのだろうか、飼い主とはぐれていないか

ヨシの友人で札幌在住のフィリピン女性、Eさんが
台風被災者を救援するチャリティー・コンサートを
4日、北大で行い、売り上げ金を現地に送る

フィリピンの台風ケッツァーナ被害は日本ではあまり報道されていないが
政府当局の最新の発表では死者246人、家を失った人は
数十万人にのぼるという

ワタシたちの仲間を助けるためにもみんなで支援して欲しい

プロフィール

プロフィール

オパール
 日本初(?)のブロガー犬。16歳、雌。新潟県長岡市で10年間、盲導犬として働き、2008年夏、引退。生まれ故郷の札幌に戻り、リタイア犬委託ボランティアのヨシ、ユウと暮らす。

ヨシ(児玉芳明)
 2008年夏、プロサッカー運営会社を退職。いくつかのボランティアをしている。パピーウォ―カーとして5頭の盲導犬候補犬を育てた経験を持つ。元新聞記者。

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